人食い
「私たち⋯⋯」
鐘楼は言いたくなかった。彼でさえ、当時の出来事が人類の禁忌に反していることを知っていた。
しかし、真言魔法の影響下では、隠し続けるのは難しかった。二つの感情が彼の頭の中で戦い、制御が難しかった。
エドラは彼の体を蹴った。破れたスカートの裾から彼女の白い小さな足が露わになり、その美しい曲線に一瞬、鐘楼は目を奪われた。
「早く言いなさい、無駄なもの。」
「はい、女王。」鐘楼は奇妙な声を発した。
「隠さないで。こんなに長い間誰にも言わなかったその秘密、きっと苦しかったでしょう。言ってしまいなさい。」
「私たち⋯⋯私たちはみんな幻霊魔法師の死体を食べた。」
エドラは深いため息をついた。「なぜそんなことをしたの?」
「私の意思じゃないんだ。バスティア王国からの者が言ったんだ。『來客』らの物語には、幻霊魔法師の死体を食べてその力を得た者がいると。あなたもご旦那の処刑時の映像を見たでしょう。それを言い出したのは彼らで、その場で死体を分解したんだ。」
「当時の魔法映像は見ていないわ。」
「あなたのご旦那たちがそう言ったので、私たちは信じた。食べた後、力を得るどころか病気になった。」
「バスティア王国はその後、他の幻霊魔法師の死体も送ってきたんでしょう。どこに保管しているの?」
「知らない。」
「ふざけないで、知っているはずよ。」
「推測はできるが、正確な場所は本当に知らない。先輩たちの様子を見て、もう二度と触れようとは思わなかった。」
「そんなに幻霊魔法師を恐れているのに、なぜピノの中に幻霊魔法があるかどうかに執着するの?」
「死んだ幻霊魔法師は恐ろしいが、もし彼女にその潜在力があるなら、彼女から病気を治す処方や『彼ら』を本当に殺す方法を見つけられるかもしれない。」
「待って⋯⋯本当に殺すって、幻霊魔法師の死体に何か特別なことがあるの?」
「知らないのか?私たちも後になって気付いたが、彼らの死体は完全には死なない。粉々にされても、形がなくなっても、生物的な反応を示すんだ。」




