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真珠星  作者: 夢乃マ男
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僕とアイドル

僕の朝は少し変わっていると言われる。

起きてまずは朝食。

おにぎりとホットコーヒー。


だいたいこの話をすると


え?顔洗う前に?とか

歯磨く前に?


その辺の感想を耳にする。聞き飽きているから最近ではその辺の話になると、世間一般的な朝の日常を答えるようにしている。


朝食を終えた後に、顔を冷たい水で洗い、その勢いのまま同級生と比べたらだいぶ長い前髪まで手のひらに水を残したまま滑らせる。


そして歯を磨きながら、徐々に目を覚ましていく。

意識を定かにしていく。


これが僕の年中無休で無意識に過ぎていく朝なのだ。

そして、学生服に着替え自分を作っていく。



今日はそのルーティンがままならなかった。

なぜならそのルーティンの最中、リビングから聞こえてきたテレビから流れるニュースが僕の意識を覚醒させたのだから。


内容は流星風流と言うアイドルグループのメンバーが卒業と言う名の脱退宣言をしたからなのだ。


そう僕はアイドルオタクなのだ。

そして流星風流は僕が愛してやまないアイドルグループ。そして大人数アイドルグループブームの第一線で活躍しているグループ。


いくらか市民権を得た〇〇オタク。オタク文化。


わざわざ公言こそしてないが、僕は流星風流の大ファンなのだ。クラスメイトの誰もが僕=流星風流オタクと認識しているだろう。


発足当初からグループを支えてきたメンバーの卒業。卒業しても、芸能活動は続けて行くらしいのだが、唐突に飛び込んできたそのニュースは小さくも大きく僕の日常を壊した。

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