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真珠星  作者: 夢乃マ男
14/50

ライブかデート

通学中エンタメニュースを見ていて気づいた。

私、流星風流のことを全然知らないと、思っていたよりグループに人数が多いのだ。


曲も数曲知ってるくらいでライブに行って楽しめるのか、不安になった。


その疑問をそのまま馴れ馴れしく誘ってきた柴田くんに伝えるとアルバムを貸してくれた。


「そう言うかもって思って、持ってきといた!メンバーまで覚える必要ないけど、好きな曲ひとつでもあったら、ライブ楽しくなると思うから」


アイドルのライブとはそうゆうものなのかと疑念を抱いたが、


「実際生で見てお気に入りのコ決めた方がいいんじゃない?たぶんそっちのが自分の好みで楽しめるよー。あとさ、これ姉貴のCDだから綺麗にしててね」


私は今後もアイドル好きになる事が決まったようだ。柴田くんのお姉さん、確か学年がひとつ上で何度か校内で見かけたことがある。

上品そうな綺麗な人だ。あんな人でもダウンロードせず、CDを買うくらいにアイドルが好きになったりするんだな、とアイドル文化の凄さを知った。


柴田くんの言う通り私は何も調べることなく、ライブの日を迎える事にした。

通学のお供は変わらずネットニュース。その日慌てて押入れから引っ張りだしたCDウォークマンで流星風流がBGMとして流れるようになったのだが。


何曲か好みの曲が見つかっていくのと同時に、ライブが近づくに連れ柴田くんの態度がどこかおかしくなっているように感じた。


そわそわわくわくと緊張しているのだろうか?

ライブか?デートか?

どちらかに。

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