表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王ト俺ガ、要らない世界  作者: 津軽 毅然
1/5

僕は……

0.1  僕は……

危ないっ………!

っっっっ!

腹部に激痛が走る……と、思ったがなぜか痛みはない。

だが、その感覚とは裏腹に腹部を抑えた手には大量の鮮血が流れていた。

紅く、赤い血。僕の血だ。

体に力が入らない。瞼を動かし、苦しく呼吸をするのがやっとだ。

誰かが僕にすがって泣いているのが見える。

そうか、僕は…この人を庇ったんだ。

この一人の女性の、彼女ために……僕を、好きと言ってくれた。彼女を。

意識が……朦朧とする。

もう……思考を回す…余裕も、ない。

瞼が……自然と…閉じてしまう。体が……自分のものでは、なくなっていく……。

僕は死ぬ……の…か…………。


僕の意識は、ここで途切れた。


さて、

突然ながら僕の話をしよう。

そこ、「うわ、こいつ何言ってんの」とか思わないように。

真面目にこれからの展開上で理解しておいてほしいことでもある。

僕は幸せ者のリア充・大学生である。相思相愛の彼女と絶賛同棲中。そんでもって婚約まで結んでいる。

そんな感じの絵に描いたような、将来を約束された最強リア充………だった。

七咲紫音。僕の愛する人。

「ずっと二人一緒にいよう」。

そんな大切な約束を僕は、無意識に破ってしまった。

「生は死、あってこそ」の言葉の下。死は余り恐怖として考えていなかった。

だが今は死んでしまった恐怖よりも、紫音と一緒にいられなくなったことがとてつもなく怖くて、寂しくてしょうがない。

嫌だ。嫌だ嫌だ。

イヤダイヤダイヤダイヤダイヤダ!!!!!!!!!!


……ごめんな。紫音

                0.1ー終わりー

まだ、魔王出てきてないよ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ