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期間限定クエスト







          【エンドレスファンタジー~期間限定クエスト~】






 翌日、何時連絡が来るか解らない儂はとりあえずもう少しでレベルが上がりそうなので街の直ぐ近くで角ウサギを狩り続けていた。

 50匹狩った時点で漸くレベルが7に上がる。

 レベルの上がりが遅い様な感じがするが、仕方のない事かと苦笑を洩らした。

 何故ならば通常この周辺で狩りをするのはある程度慣れるまでで、実際レベル6に上がる前に此処から離れる者達がほとんどだ。

 少し行った先にある森の中に入るとムーマッシュと言う動く80センチ程の大きさの茸のモンスターやウルフと呼ばれる狼のモンスター、ビックスパイダーと呼ばれる60センチ程の蜘蛛のモンスターがいる。

 ムーマッシュはこの中で一番弱いモンスターだ。

 自分から襲いかかる事も無く、リンクする事も無い。

 それでいて防御力自体がかなり低いのでダメージが通りやすく動きも鈍い。

 攻撃力自体もそれほど高いと言う訳ではない、少しHPが多い程度で苦戦するようなモンスターじゃないのだ。

 こいつで経験値が50程とスキル経験値が30程貰える。

 ビックスパイダーは動き自体は鈍いが、毒攻撃と糸による動きを止める攻撃をしてくるので厄介なモンスターだ。

 こいつの事を考えてからなず行く前に毒消しの薬かポーション(緑)を持っていかなければいけない。

 ポーション(緑)は店で売られている回復アイテムで、HPの回復と同時に毒の除去をしてくれる効果もあるアイテムだ。

 値段が1個300L高く、これを持っていくレベルの低い者は少ない。

 毒消しが1個50Lと言う事を考えると、どうしても金の少ない最初はこちらを用意する事がほとんどだ。

 それだけあってか経験値が70、スキル経験値が70と高い。

 そしてこの森の中で一番厄介なウルフ。

 こいつは基本的に素早い動きと高い攻撃力を持っている。

 初期装備のままで行けば一撃でダメージが30から50は食らう。

 ポーション(赤)が必須なのと、最低限の防具が必要だ。

 もしくはそれ相応の動きを身に着けていれば問題なく倒せる。

 ただし素早く攻撃力が高いだけでも厄介だと言うのに、こいつ等はリンクする。

 余り数自体が多く無いのがせめてもの救いだが、3匹以上に囲まれると真面に動けない低レベルの者であれば即死する可能性もある。

 その分経験値も高く一匹で150もの経験値がもらえ、スキル経験値も120も貰える。

 今現在角ウサギの一匹の経験値が共に3である事を考えると天と地ほどの差がある。

 だからこそ、ある程度レベルの高い者がいたり、身体の動かし方に自信があれば直ぐにでも森に行く。

 もしくはある程度クエストを受け、金を貯めて防具や武器を揃えたら直ぐに森に行くのだ。

 店売りで買える最低限度の防具を揃えるだけでもウルフから受けるダメージが一気に減り、10から20程度しか食らわなくなるからだ。

 儂はとにかく金稼ぎと舞の動きに慣れる事を先に考えていたので此処で狩り続けたのだ。

 何せクエストで森のモンスター達の物を受けられるようになるのが実際ランクCからだからだ。

 一刻も早く金を貯めたいのであれば経験値を犠牲にしてでも此処で狩った方が断然良い。

 昨日の二人を森に行かせなかったのは防具も揃えていなければ、動き自体にもまだ慣れていないようだったからだ。

 昨日レベルを1つ上げるだけ戦い続けた事もあってか、最低限動け、剣を振れるようにだけはなったので今日行く筈の洞窟でも何とか戦えるだろう。

 と言っても危険な事には変わりが無い。

 通常この位のレベルであれば6人位のPTで挑むのが普通だ。

 と言うのも大概このレベルくらいであれば真面に動きに慣れている者が少ないからでもある。

 動きに慣れてしまえば、実際レベルが儂達くらい低くても3人で潜る事くらい問題は無い。

 慣れていればだけどな。

 お世辞には何とか最低限動けるだけの二人と儂だけではどうしてもギリギリより少し余裕があるかどうか位だろう。

 その為のポーション(赤)の大量購入だったのだ。

 とりあえず上がったレベル分のサービスポイントを割り振っていく。

 今回もやはり割り振ったのはAGIに3だ。

 結果AGIだけはかなり良い感じで成長して行っている。



 名  前:サヤ

 種  族:獣人(鳥族)

 専用武器:扇

 所属C :無し

 所属PT:無し

 所属大陸:無し

 レベル :7

 EXP :0

 H  P:220

 M  P:110

 S  P:140

 STR :7

 VIT :7

 AGI :54

 DEX :36

 INT :7

 LUK :7

 所持L :220L

 重  量:280/2000



 AGIが50を超えた事によって多少動きが実感できるレベルで早くなった。

 と言っても少しだけなんだが。

 それでもその少しがかなり重要で、危険になれば成程その少しが役に立つ。

 儂はそんな事を感じながら改めてその感覚に慣れる為に角ウサギを倒し続ける。

 森に行きたいところだが、あそこまで行くと戻るのに時間がかかるのでいけない。

 このクエストが終わってから行くとしよう。

 それから角ウサギを更に30匹程倒し終えた時点で二人からPT会話が飛んできた。



  『おはようございます! 今どちらにいますか?』



 その質問に今街の直ぐ傍で角ウサギを倒していると返し、直ぐに戻ると伝えるとそれならと言う事でギルドで待ち合わせになった。

 都合が良いのでそうする事にして、ギルドへ向かう。

 街の西門の直ぐ近くだった為先についた儂は、角ウサギから手に入れた耳を渡してクエストを達成する。

 全部渡し終えた頃タイミング良く二人が来た。



  「すいません、遅くなりました!」



 と二人が言ってきたので「儂も今クエスト達成していた処だから丁度良かった」と答えた。

 それから各自持っているアイテムなどを確認して、案の定二人がポーションを余り持っていなかったので一人に10個ずつ手渡す。

 最初断っていた二人だったが、危ない時儂が間にあわない可能性もあり、その時倒れてしまうとこちらまで危険になるからと言った感じに説得して受け取ってもらった。

 それから防具は儂は何も初期から変えていないが、二人は盾とレザーアーマーを身に着けていたので、洞窟のモンスターから受けるダメージもかなり軽減できる事を確認して3人で洞窟へ向かう。

 街の東門から出て20分ほど歩いた先にその洞窟があった。

 山を登る道から少し外れた場所にある洞窟には沢山のPTを組んだ者達がいた。



  「何回目?」


  「今日3回目だよ、な~かなか目当ての片手剣落としてくれなくてさ」


  「本気(まじ)で? 頑張るねぇ、俺は運良く1回で目当ての剣が出たからもう帰る所だよ」


  「何だと! 畜生リアルラックの差が恨めしい!」


  「あっはっは、せめてクエストが終わるまでに手に入ると良いな」


  「人事だと思って、絶対手に入れてやるからな」



 みたいな会話があちこちでささやかれている。

 その会話を聞いていて儂は「剣も何種類か出るのか?」と二人に尋ねた。

 それに頷くと何と10種類もの片手剣が出るらしい。

 ドロップ率は全て変わらないらしいので目当ての片手剣が出るかどうかは本当に運次第らしい。

 基本的に二人にとってどんな片手剣であっても今装備している一番レベルが低い物より全然良い物になるのでこだわりが無いと言った。

 一人1個ずつ手に入れるとして2回。

 まぁ大丈夫か、一度潜ればそれだけで少なくともレベルの1つや2つは上がるだろうしな。

 この洞窟には吸血蝙蝠しかモンスターは存在しない。

 ただしその数が可笑しい。

 その上アクティブモンスターなので向こうから襲いかかってくる。

 上からの攻撃なのでリーチの短い儂の扇や、多少扇より距離があっても所詮剣の二人では余り相性の良い相手とは言いづらい。

 それでも襲いかかって来た所を見逃さず攻撃すれば問題なく倒せるので、襲われても慌てて攻撃出来ないとかのパニックに陥らなければそれほど問題も無い。

 因みにこの吸血蝙蝠一匹経験値が100にスキル経験値が120とかなり高い。

 儂であれば一撃で倒せるが、二人なら恐らく2回か3階は攻撃しないと倒せないだろうから、二人で一匹を相手してもらい、その間に残りを儂が片づけると言った感じになりそうだ。

 儂達は改めてそう打ち合わせをして洞窟の中に入った。

 洞窟の中は暗いのだが、やはりゲームの世界だからなのか何故かハッキリと洞窟の中が見て取れる。

 まぁ確かに儂自身がゲームをやっていた時に洞窟に入っても見えないほど暗いって事が無かったからな。

 儂達は時折他のPTとすれ違いながら洞窟を進んで行く。



  「っ!来るぞ!」



 バサっと羽のはばたく音が聞こえた瞬間儂はそう叫び二人の前に出ていた。

 儂が声を上げると同時にバサバサと大量の羽の音が聞こえ、天井から吸血コウモリたちが襲いかかって来た。

 数は6。

 まだ少ない方だ。

 儂はなるべく後ろの二人にモンスターが行かないように先にその6匹に攻撃を仕掛ける。

 その甲斐もあり、4匹が儂に向かい、残り2匹が二人の方へ飛んで行った。

 基本的に儂の舞による戦闘は多数対一に向いている。

 舞うたびに使う身体も足も、手も頭も全てが無駄なく、少しでも隙があれば攻撃を仕掛ける事が出来るからだ。

 4匹が一斉に襲い掛かってくる中儂は静かに足を滑らせる。

 噛みついてこようとする前の2匹の一匹を鉄扇で流し、もう一匹をその動きのまま躱す。

 左右から襲いかかって来た一匹が流したコウモリと辺りもたもたとし、もう一匹を儂は流した動きから狩る良遠心力を付けた開店から鉄扇で叩き吹き飛ばす。

 それと同時に一匹が光の粒に変わる。

 そのまま躱したコウモリに動きを止める事無く鉄扇を当て、光の粒に変えた。

 一匹目を叩いた時、勢いを殺さずそのまま振り続けて2匹目を倒したのだ。

 もたついていた2匹も体制を整えもう一度儂に襲いかかってくるが4匹の動きを余裕を以て捌き躱せたのだ。

 それより少ない2匹の攻撃を捌けない理由が無い。

 儂は未だ動きが止まっていないまま、襲いかかってくるコウモリ達の攻撃を躱し、躱した瞬間背後から鉄扇を振り2匹同時に光の粒に変えた。

 この一連の動きで掛かった時間は1分程度。

 倒し終えてから動きを止め、二人の方を確認すると丁度一匹目を倒し終え、2匹目に挑んでいる所だった。

 儂は危なくなったら手を出すつもりで控えていたが、そのまま危なげなくその一匹を倒してしまった。

 終わったのを見計らって儂は二人に「大丈夫だったか?」と声を掛けた。



  「はい、多少ダメージを食らっちゃいましたけど全然問題ないです」


  「それより凄いですね!一瞬で4匹も倒しちゃうなんて!」



 攻撃事態は2度ほどかまれた程度でダメージ自体は少ないみたいだった。

 それより儂の動きや敵を一撃で倒せる事の方に酷く驚いて色々と聞かれた。

 洞窟を進みながら二人に儂が扇を専用武器に使っている事を伝えると「やっぱり扇だったんですか」とまたも驚くように言われた。



  「色々掲示板とかで情報探したんですけど奥義使ってる人って物凄く少ないって聞いてました」


  「うん。それに最初の頃だと真面に使えないから絶対それなら短剣や片手剣を装備していた方がダメージが大きいし、何より扇自体が店で売って無いから最初から使っている奴は殆どいないって聞いてたので驚いちゃいました」


  「扇って実際掲示板で書かれてたりするより全然強いんですね!」



 と二人が凄い凄い言いながら儂の事を褒めてくる。

 少しくすぐったくなりながらその誤解を解いておいた。

 掲示板の情報自体間違いでは無く、儂の場合は以前のキャラが扇を使っていたからこうして最初から扱えているだけであり、普通は難しいと。

 扇自体も店売りでは無く露店で運良く見つける事が出いた物だと言う事を伝え、何より一撃で倒せた理由が強化したからだと伝えておいた。

 扇を使わない二人にダメージが1.5倍になっている事まで話さなくても問題は無いだろう。

 と言うよりも、効いても意味が無いとだろう。

 儂がそう言うと「そうだったんですか」と素直に納得していた。

 それから何度も吸血コウモリに襲われたが無事に洞窟の一番奥まで来る事が出きた。

 これまでに儂はポーション(赤)を2個、金髪の少女が8個、藍色の髪のの少女が10個使っている。

 念の為二人に改めて10個ずつポーション(赤)を渡す。

 遠慮しようとしたが、今までの戦闘の事を考えると持っていないと逆に迷惑になる可能性が高い事が解ったのだろう、申し訳なさそうに「ありがとうございます」と言って受け取ってくれた。

 そしてとうとうクエストの大詰めである洞窟最深部の中BOSSとの戦闘だ。

 と言っても、吸血コウモリを一回り大きくして全体的な能力が少し上がった程度のモンスターなのでそれほど強い訳でも無い。

 ただし、際限無く仲間を呼ぶので早く倒さなければ回りの普通の吸血コウモリに倒される可能性がある。

 とりあえず、儂が最初に飛び込み注意をひきつけ、その隙に中BOSSに二人が近付き集中攻撃で倒すと言う事になった。

 二人に良いか確認を取って、一つ深呼吸をしてから部屋の中に飛び込んだ。

 幸い他のPTはいない様なので取り合いになる必要は無い。

 儂はバサバサと襲いかかる12匹の吸血蝙蝠の攻撃を何とかギリギリで捌き躱していく。

 勿論それだけの数を全て捌けいたり躱したり出来る訳も無く、少しずつかすり傷を負っていく。

 受けるダメージは小さな物だが、数が多ければそれだけで結構きつい。

 儂は2匹倒した時点でかなり危ないと頭の中でアラームが鳴った。

 HPが恐らく3分の1を割ったのだろう。

 急いでポーション(赤)を使う。

 他の者にアイテムを使う場合は一度具現化させなければいけないが、自分自身に使う場合は頭の中で使うと考えれば良いだけだ。

 ポーション(赤)の効果で少しずつHPが回復する。

 と言ってもその間も攻撃を受け続けているので本当に少しずつだ。

 辛うじてポーション(赤)での回復力が勝っているので死ぬ心配は無い。

 儂に攻撃が集中している間に打ち合わせ通り二人が中BOSSモンスターに攻撃を仕掛けた。

 その瞬間2匹程度そちらに行こうとしたので、多少無茶な動きをしてそいつらを仕留める。

 急いでポーション(赤)を再度使う。

 今ので2度ほど真面にダメージを食らった。

 ポーションで回復をしているにも関わらずHPが半分以上回復しない。

 多少危ない戦いをしている内に気付いたことだったが、HPがどれくらいかを確認したいと思えば頭の中で現在のHPが解るようになっていた。

 どんどん追加されるコウモリ達を儂が15匹程度倒した時点で漸く二人が中BOSSを倒してくれた。

 その瞬間コウモリ達はばらばらに逃げ出し戦闘が終了。

 基本的にBOSSにつき従うモンスターは、BOSSが倒されると逃げるようになっている。

 とりあえず一息ついてから、流石に初期装備だと攻撃力が低い吸血蝙蝠の攻撃でも痛いなと考えていた。

 そんな事を考えていると二人がこちらに近づいてきて「やりました!」と言って嬉しそうに新しく手に入れた片手剣を見せてくれた。

 その片手剣はブラッドソードと呼ばれる物で特殊効果で相手に与えたダメージの1%を自分のHPに変える事が出来ると言う物だった。

 かなり良い武器だ。



  「おお、おめでとう。結構良い感じの武器じゃ無いか。他にどんなのがあるか解らないけど、接近職なら攻撃と同時に回復できる類の武器は便利だよ」



 儂がそう言うと「そうですよね! やったぁ!」と嬉しそうに喜んでいた。

 金髪の少女がはしゃいでいると藍色の髪の少女が微笑ましい者を見るようにその姿を見ている。

 何となく姉と妹と言った印象を受けた。



  「さてそれじゃあ、一度出てもう一度来るとするか」



 儂がそう言うと「えっ?」と言った感じで二人が見てきた。

 何か可笑しな事を言ったのかと思い「もう一つ必要だろう?」と言うと「まだ付き合ってくれるんですか!」と言われた。

 儂がそれほど白状にみえたのかな?

 儂は苦笑を洩らしつつ「勿論」と答えると「ありがとうございます!」とがばっと頭を下げてきた。

 そんなやり取りをしつつ一度洞窟の外に出る。

 何故一度出るかと言うと、一度BOSSや中BOSSを倒してしまうとその洞窟等の場所から外に出ないともう一度戦う事が出来ないからだ。

 だからこそ時間で湧くBOSSの場所にずっとい続け湧いたと同時に倒し続けると言った事は余り出来ない。

 取りえず此処の中BOSSは10分感覚で湧くので一度戻ってまた行けば問題無くいる筈だ。

 ただし倒されていなければだけど。

 時々タイミングが重なれば幾つかのPTと勝ちあう為待っていないといけない時もある。

 今回のこういった期間限定のクエストであれば、さっき見たいにすんなり待たずにいけた方が珍しい位だ。

 とりあえず儂達はもう一度洞窟の中に潜り、やはり一番奥の部屋で30分ほど待たされてから漸くもう一度倒す事が出来た。

 こうして無事二つ目的の武器を手に入れた儂達は街に戻ってきて酒場で「お疲れ様!」と乾杯をしていた。

 儂はビールだが、二人はジュースだった。

 ゲームの中なんだからビールでも良いんじゃないかと言ったら「未成年だからやっぱり駄目です!」と言われた。

 儂と違って実際本当に飲む訳でもないのに律儀だと思った。

 乾杯し、運ばれてくる料理を食べながら二人が改めて礼を言ってきた。



  「昨日も今日も本当にありがとうございました!」


  「私達だけなら全然無理だったと思います、PT探すのに時間かかったりして結局出来なかったかもしれませんでした。本当に助かりましたありがとうございます!」



 改めて礼を言われるとまた何か少し照れくさい物がある。

 儂は笑いながら手を振った。

 それから少しの間飲み食いし、話しを終えて解散となった。



  「また何処かでお会いしたらよろしくお願いします!」



 二人はそう言って街の中へ歩いて行った。

 儂はとりあえず久しぶりのPT戦に満足しながら今日はもう宿に帰ろうと決め、酒場を出た。

 今日は楽しかった。

 明日もまた楽しければ良いな。

 そんな事を考えながら宿の中に入っていった。

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