第6話「姉妹デート編④」
*
6月2日日曜日、姉妹デート最終日は、サクヤ姉ちゃん、セイラ、カナン姉ちゃん、リン、マイカ姉ちゃん、ナナカ姉ちゃんの六人と、“ワールドフラワレス”にある大分県中津シティの“にゃんにゃん王国”へとやって来た。
中津シティは、駅周辺はそれなりに栄えてはいるものの、辺境の方は山に畑に田んぼという和な田舎の風景の広がる町だ。
“にゃんにゃん王国”があるのは都心部から離れた田舎町の方で、その近くには八面山という中津を代表する山がある。
ちなみに、何故“ワールドフラワレス”なのかというと、この“にゃんにゃん王国”というのが、この世界にしかなく(“ワールドアクア”の同じ場所には“わんわんはなみち園”という似たような施設がある)、猫好きのサクヤ姉ちゃんとセイラがどうしてもここに来たがったのだ。
「おおっ…、これは…っ!!」
「見渡す限り猫ちゃん尽くしねー♪」
園内は、看板から建物の至るところに猫の意匠の入ったデザインがされており、また、猫のグッズや猫用のおもちゃや餌などが売られる売店などがあった。
それらに興奮するセイラとサクヤ姉ちゃん。
そんなセイラの服装は、麦わら帽子に、左胸にコウモリの羽のような形の赤いリボンが付いた黒のワンピース姿で、年相応の幼さがありながらも、どこか怪しい色気を感じさせる。
対してサクヤ姉ちゃんは、白を基調に赤い薔薇のデザインの入った和服姿で、こちらは大人の和美人という大人の色気をこれでもかと振り撒いていた。
一方、園内を歩き回っていた黒と白のぶち柄の猫(どうやら放し飼いのようにされている猫達が園内の至るところにいるようだ)を捕まえて、何か話をしているのはリンだ。
「ふむふむ、ここに住んでると人間達からエサももらえるし、体もキレイにしてもらえるから、ここから離れたくない、だって」
「そう言えばリンちゃんは猫の言葉が分かるのね?
“妖猫”の子は皆そうなの?」
「んー、他の人は分からないけど、リンはなんとなくネコちゃん達の言ってることが分かる気がするんだにゃ。
あ、この子がねーねーのこと、すっごく美人さんだって褒めてるのにゃ!自分が人間だったら、交尾したいって!」
「そ、そう、ありがとね…」
「にゃーん♪」
そんなリンの隣にいるのはカナン姉ちゃん。
二人は“ワールドフラワレス”で流行っているという『○○を舐める猫』シリーズ、通称“なめネコ”シリーズのキャラクターが描かれた半袖シャツを着ており、リンのは“ペロペロキャンディーを舐める猫”のイラストが、カナン姉ちゃんのは“猫じゃらしを舐める猫”のイラストが描かれている。
カナン姉ちゃんは、その上からピンク色のカーディガンを羽織り、リンは水色のカーディガンの袖部分を結んで腰に巻き付け、頭には猫耳帽子を被っている。
二人のボトムスは黒のミニスカートで、かわいらしさの中に健康的な色気が漂うファッションだ。
ちなみにリンの尻尾は、腰に巻いたカーディガンで上手いこと隠している。
「放し飼いの猫とは別に、触れ合いコーナーや、世界の珍しい猫が見られる展示コーナーがあるのね」
「触れ合いコーナーでは、生まれたばかりの仔猫などにも触れるそうですよ、楽しみですね!」
園の入口で配られていたパンフレットを見ながらそう言うのはマイカ姉ちゃんとナナカ姉ちゃんだ。
マイカ姉ちゃんは、普段から度入りのメガネをかけているが、今日のメガネはフレームに猫の耳のようなデザインが入ったファッションメガネだ。
ただ服装に関しては、いつもの白衣(常に着ていないと落ち着かないらしい)に、無地の白シャツに赤いネクタイ、黒のロングパンツという、出来る女医さん風ファッションといった出で立ちで、ある意味で目立っている。
一方のナナカ姉ちゃんは、普段着ているオーソドックスなメイド服とは違い、水色のゴスロリメイド服(しかも胸元が際どく開いている)という、これまたある意味で目立ちまくっているファッションで、本人曰く「お出かけ用のメイド服です」とのこと。
結果的に、和服に白衣にメイド服を着た美少女集団という和な田舎町にやや相応しくないド派手な集団となっていた。
そして、毎回この美少女集団の中で一人、平凡な男が混じって、周囲から奇異の目で見られていた俺だったが、今日ばかりは少し違う。
「いやしかし、今日のお兄ちゃまは一段と決まっておるではないか、いや、今はお姉ちゃまと呼ぶべきか?」
「相変わらずとんでもない美人さんよね、イッ君、じゃなかったハルヒちゃん♪」
「そんなことはないと思うけど…」
そう、今の俺は藤原陽一ではなく、藤原陽一となっている。
呪術『女体化』を使って、再びハルヒとなった俺は、ごくシンプルな青のTシャツに紺色のロングパンツに、福岡を本拠地とするプロ野球チームのレプリカキャップを被っただけの、地味なコーデだ。
「というか、もっと可愛らしい服にすれば良かったのに」
「そうよ、勿体ない…」
マイカ姉ちゃんとカナン姉ちゃんがそんなことを言うが、周りに女子しかいなかった女子高でならまだしも、男もいる場所で女の子の格好をするのはさすがに抵抗があった。
「でも、服装がシンプルだからこそ、元のハルヒちゃんの美少女っぷりが目立っているともいえますね」
「にゃ~、ハルヒねーねの美少女オーラは隠しきれてないにゃ。
さっきからずっと周りの視線がハルヒねーねに集まってるのを感じるにゃ」
ナナカ姉ちゃんとリンにそんな風に言うが、むしろ視線を集めてるのは皆の方だろう。
そう反論したのだが、皆に「分かってないな~」という顔をされてしまった。
ちなみに、何故わざわざ『女体化』しているかというと、たまたま今週がレディースウィークとやらで、女性ならタダで入園出来たからだ。
まぁ、男一人分の入園費くらいどうということはないのだが、節約できるなら節約した方がいいし、その浮いた分のお金を姉妹達へのお土産に出来るからという理由で、俺以外の皆の総意で決まった。
「決っっっっっして、ハルヒちゃんと女の子デートを楽しみたかったとか、そういうのじゃないからね?」
まぁ、そういうことにしておきますよ…
俺としては、俺が『女体化』することで、皆が楽しんでくれるなら、それでいい。
「ね、ね!それで何処から行く?私としてはこのまま園内を散策して放し飼い猫ちゃんと遊ぶのもやぶさかではないんだけど!」
いつの間にか三毛猫を抱っこしてあやしているサクヤ姉ちゃんがそんなことを言った。
というか、見ればサクヤ姉ちゃん以外の皆もそれぞれに一匹ずつ猫を抱えていた。
リンに至っては肩や頭にも猫が乗っていて、メチャメチャ懐かれていた。
「皆いつの間にそんな猫を…」
「何言ってるにゃ、ハルヒねーねの足元にもさっきからたくさんのネコちゃん達が集まってるのにゃ」
「何っ!?」
リンに言われて足元を見れば、確かに数匹の色んな柄の猫達が集まってきていた。
「うおっ、いつの間に!?」
「ここの猫達は人懐っこくてカワイイのぅ…♪」
「あ、この子私の腕の中で眠り始めたよ!」
「カワイイですね、マイカ姉さん♪」
猫好きのサクヤ姉ちゃんやセイラだけでなく、マイカ姉ちゃんとナナカ姉ちゃん、そしてカナン姉ちゃんも、人懐っこい猫達にメロメロになっていた。
いや、確かにこれだけカワイイ猫達に懐かれれば、メロメロになっても仕方がないだろう。
「というか、ここに集まってきた猫達って皆、雄なのよね?」
「そうみたいだにゃ、皆ねーねー達の魅力にメロメロにされた男の子達ばかりだにゃ」
雄猫をも魅了する我が自慢の姉妹達、恐るべし…!
「…ん?ということは、俺の足元にいるこいつらも?」
俺は腰を落として、足元に集まってきた猫達の内の、真っ白い猫を一匹抱き上げた。
「ハルヒねーねの所にいる子達の中には女の子も混ざってるにゃ」
「え?」
リンに言われて、抱き上げた白猫の股間を見れば、確かにこの子は雌猫のようだった。
「つまり、ハルヒちゃんは男の子も女の子も惑わす魔性の美少女、ってことね♪」
「それは勘弁して欲しい…」
女子に好かれるのは男として嬉しいことだが、男子にそういう目で見られるのは…
カワイイ弟とかならまぁ、悪くは無い気もするけど…
「いや、それはあくまで人間の話で、猫に好かれる分は雄も雌も関係ないか」
「にゃーん♪」
俺はすり寄ってきた猫達を気のすむまで撫でて可愛がってあげるのだった。
*
それからしばらく皆で放し飼い猫達と遊んだ後、園内にある比較的大きな建物へと向かった。
そこは展示施設となっており、世界でも珍しい猫達を飼育して展示しているらしい。
「いや~ん、このスナネコちゃんきゃわい過ぎる~♪」
「なんとっ!このスナドリネコというのは、前足に水かきが付いていて、泳ぎが得意じゃそうじゃぞ!?」
「一般的に水が苦手とされる猫の中では確かに珍しいですね」
ここでは、触ることが出来ないため、透明なガラスケース越しで眺めることになるのだが、それでもサクヤ姉ちゃんとセイラのテンションはいつもの三倍増しで高く、普段はクールな印象のナナカ姉ちゃんも心なしかかなりはしゃいでいるようだった。
とはいえ、これだけカワイイ猫達に囲まれて普段通りのテンションを維持しろというのは無理な話だろう。
「おおっ!こっちには世界最小っていうクロアシネコなんてのがいるぞ!!確かにちっちゃカワイイ!!」
「ハルヒねーねのテンションがいつもの三倍増しだにゃ」
「猫もハルヒちゃんもどっちもカワイ過ぎて、目が足りないわ…
せめて写真に残したいけど、この建物内は撮影禁止だし…!」
マイカ姉ちゃんがカメラを持って悔しそうにしているのが見えた。
「にしても、ここは本当に天国ね。
この猫に囲まれた空間にいるだけで癒されちゃう…♪」
カナン姉ちゃんもすっかり、ここの雰囲気が気に入ったようだ。
「そうね~…
もうずっとここにいたいくらい…♪」
「次来る時は姉妹全員で来たいにゃ!」
「そうね、今度は皆で来ようね♪」
リンの頭をなでなでするマイカ姉ちゃんの顔も蕩けているが、それは猫のかわいさからなのか、はたまたリンのかわいさからか…、いや、考えるまでもなくどっちも原因だろうな!
一通り珍しい猫達を見て回った俺達だったが、展示施設にはまだ続きがあるらしく、奥へと続く通路があった。
「あら、この先にもまだ何かいるみたいね?」
それに気付いたサクヤ姉ちゃんが、「早く先へ行きたい」とうずうずしていた。
「えーっと、この先は『世界のネコ科動物“一部”大集合』と書いてありますね」
通路入口の上の壁に貼られていた、手書きのPOP文字を指差しながらナナカ姉ちゃんが言った。
「ネコ科動物と言うと、ライオンとかトラのような感じかの?」
「『“一部”大集合』って書き方が面白いわね、それに手書きなのもオシャレというか、遊びがあっていいわ」
「何でもいいわ!早く行きましょ!」
セイラとカナン姉ちゃんがPOPの感想を述べている間にも、待ちきれないのかさっさと通路へと入っていくサクヤ姉ちゃん。
「サクヤ姉さんにもあんなカワイらしい一面があったのね」
「サクヤお姉ちゃまは本当に猫に目が無いのぅ、まぁ、妾も他人のことは言えんが」
サクヤ姉ちゃんに続いてマイカ姉ちゃんとセイラが通路を進んでいく。
「わたし達も行きましょうか」
「にゃ!」
「どんな猫科の子達がいるのか、楽しみですね♪」
そして、カナン姉ちゃん、リン、ナナカ姉ちゃんと続いて、殿を俺がつとめることとなった。
通路の先には、先程よりかなり広めの空間が広がっていて、大方の予想通り、そこにはライオンやトラといった大型猫の仔や、カラカルなどといった色んな種類の猫科の動物達がいた。
「はぁ~…、ライオンの赤ちゃんカワイイ~…♪」
「トラも小さい時はまんま猫なんじゃのぅ…、カワイイのぅ、カワイイのぅ…♪」
サクヤ姉ちゃんとセイラが、ライオンとトラの仔の愛らしさにすっかり蕩けていた。
「むっ…!?皆さん、あちらにもっと珍しい子がいますよ!?」
ナナカ姉ちゃんが指差した先には、上顎から生えた犬歯がサーベル状になっているトラのような見た目の生物、属に“サーベルタイガー”と呼ばれる種の仔がいた!
「にゃにゃにゃっ!?さっ、サーベルタイガー!?」
「え、嘘でしょ!?」
「サーベルタイガーって、確か絶滅してるんじゃなかったかしら…?」
リンとカナン姉ちゃんとマイカ姉ちゃんが驚くのも無理は無いだろう。
というか、俺も驚いてる…
パラレルワールドによっては、ごく稀に絶滅した生物が絶滅してなかったり、その逆のパターンもあったりはするが、確かサーベルタイガーに関してはここ“ワールドフラワレス”でも絶滅種だったハズなのだが…
ライオンとトラの仔に癒されていたサクヤ姉ちゃん達もやって来て、サーベルタイガーの仔の入っている檻の前に書かれた説明書きを読み始めた。
「…ふむふむ、どうやら、偶然発見された氷付けのサーベルタイガーから採取された遺伝子を元に生み出された、って書いてあるわ」
「そういえば、この世界では遺伝子に関する研究がとんでもなく進んでおるのじゃったか?」
“ワールドフラワレス”は、とある魔人によってかけられた、大規模な魔術的呪いの影響によって、男子の出生率が極端に低くなってしまった。
そのために、兄妹や姉弟同士でも問題なく子供が作れるような遺伝子の調整を行ったり、女性同士でも子供が作れたり、というように遺伝子関係の研究が“ワールドアクア”に比べてかなり進んでいる。
また、そのために遺伝子に関係する倫理観なども“ワールドアクア”とは異なっているために、こうした絶滅種の再生研究も行われているとのこと。
とはいえ、これらの生物は完全に人間の監視下のみで飼育されることが義務付けられており、野生に返すというようなことはしてはならないとされている(さすがに現在の生態系を破壊することはNGということだ)。
「にゃ~…、科学の進歩ってスゴいんだにゃ~…」
「こうした技術を応用すれば、人間のせいで絶滅してしまった、あるいは絶滅の危機に瀕している生物達を救うことも出来るのかもしれませんね」
「確かにナナちゃんの言う通りかもしれないけど、人間の都合で絶滅させたり復活させたりするのは、かなり傲慢な気もするわね」
「生き死にを思い通りに出来るなんて、それこそ神にでもなったつもりなのか、って話じゃのぅ。
まぁ、不死身に近い妾が言うのはどうかという話かもしれんが…」
「サクヤ姉さんやセイラちゃんの言うことも分かるけど、そうした技術をどう扱うか次第だと思うわ」
「結局はそこなんだよな。
人のためになると思って開発した技術も、使い方次第で悪魔の兵器となる場合もあるわけだし…」
かのノーベル氏が発明したダイナマイトだったり、俺が前世で発見した“バイオヴァリアブルメタル”もそうだ。
いかに優れた技術であっても、結局はそれを使う人間の性根次第というわけだ。
「リンには難しいことはよく分からないのにゃ!
今はデートの時間なんだから、楽しまなきゃ損なのにゃ!」
「ふふ、確かに、リンちゃんの言う通りね!」
「じゃな、今は目の前のこのカワイらしいサーベルタイガーの仔を愛でようではないか」
「ですね」
リンの一言で、ちょっと暗くなりかけた雰囲気が一気に明るくなった。
俺達は、『世界のネコ科動物“一部”大集合』コーナーを一周し、とても癒されたところでその場を後にした。
*
その後は、触れ合いコーナーで、たくさんの猫達と触れ合ったり(何故か俺のところに放し飼い猫含めて園内の半数近くの猫達が集まってきて大変だった)、園内にある猫カフェで食事をしながら猫と触れ合ったり(ここでも俺が一番人気だった。普段の俺にはここまで寄って来ないから、ハルヒの姿が猫に特別人気があるのか?)して、すっかり癒された俺達は、“ワールドフラワレス”のイツキの屋敷へと戻ってきた。
イツキの屋敷には、陽子以外の姉妹達全員と、俺の母さんが揃っていた。
俺の姿を初めて見る、母さんを含めた姉妹達の内の数人が、鼻血を吹き出して気絶するというハプニングがあり(中でもアキホの錯乱状態がヤバかった。ハルヒの見た目は好みドストライクだが中身が俺なので「なんでお前なんだよぉおおおっ!!」と血の涙を流しながら俺に襲いかかって来た時は冗談抜きで死を覚悟した。幸い、ヒカリとショウに取り抑えられて事なきを得たが…)、皆が落ち着いたところで、本題へと入った。
「さて、では全員揃ったところで、約束通り皆さんの進学希望を聞きたいと思います」
そう、今日はイツキ達が何処の世界の高校に通うかを決める日でもあった。
ちなみに、イツキはすでに“ワールドフラワレス”で高校卒業資格を得ているため、高校に通う必要は無いのだが、俺達と一緒に高校に通いたいということで、俺とカズヒ、そして陽子の通う“ワールドアクア”の小倉にある、公立の愛宕高等学校への編入を決めていた。
「では、他に愛宕高校に編入したいという子は手をあげてください。
ちなみに、進学校ですので、編入試験もかなり難しく、入ってからも授業についていくのはかなり厳しいですよ?」
母さんにそう脅されて、成績が不安なハルカとヒナが自信なさげながらも手をあげた。
続いてツキヒ姉ちゃん、レイヤ、ヒカリ、ユエ、ユナ、最後にセイラが手をあげた。
「セイラちゃんは成績的には問題なさそうだけど、愛宕高校には飛び級制度が無いのだけど、大丈夫?」
「問題ないのじゃ」
母さんの質問に、セイラが指をパチンと鳴らすと、その姿はたちまちグラマラスな少し大人の美少女へと変化した。
「『成人化』を使えばこの通り問題なかろう?」
「…話には聞いてましたけど、本当に見事なものね……
確かに、これなら問題なさそうね」
続いて、“ワールドシルヴァネア”のマイカ姉ちゃん達の通うキュウシュウ国立第1軍学校高等部に通うのは、マコトとモトカの二人だ。
「二人の編入に関しては、そちらの世界のアスカ・イェーガさんにお任せすることになるでしょう。
その際、特に入学試験なども必要なさそうですので、マコトちゃんでも問題なく編入出来ると思います」
「あ、あはは…、母さんには全てお見通しか~…」
成績にやや不安のあるマコトではあるが、聞けばミライ達も特に試験など無く編入出来た、というか編入させられたそうなので、不安要素の一つが解消されたことをまずは喜ぼう。
「とはいえ、マコト姉さま?
ボク達の学校の実力試験が近いから、これから皆と一緒に勉強しないといけないよ?」
「そ、そうなの!?」
「うん、頑張ろうね…、マコト」
「大丈夫だよ~、留年しても姉ちゃんは姉ちゃんだから~」
「ちょっとモトカ!留年確定みたいに言わないでよ!?」
「ちなみに、実力試験だから…、留年とかは、関係ない…」
「あ、な、なーんだ、なら安心、」
「でも、年下のムツキ君やメイコちゃんより成績が悪いなんてなると、恥ずかしいかもよ?」
「うぐ…っ!?」
そんな風にミライとモモコ、モトカにからかわれるマコト。
四人は遺伝子上の四つ子というだけあり、見た目が本当にそっくりで、仲もかなりいい。
そして、彼女ら四人と遺伝子上の六つ子の関係となるアキラとアカリの二人は、
「ボク達は“ワールドアイラン”の妖獣高校に通うよ!」
「がんばり、ます!」
と元気一杯に答えた。
そして、この二人と同様、“ワールドアイラン”の妖獣高校(正式名称は、国立妖獣大学付属北九州女子高等学校)に通うのは、キョウカと、リン、ノゾミ、ショウ、アキホだ。
「妖獣高校の編入試験には、筆記試験の他に、実技試験、そしてキョウカちゃんとリンちゃんは飛び級扱いとなるので別途妖力測定がありますが、まぁ、皆なら問題ないでしょう。
唯一心配なのは、アキラちゃんの筆記試験くらいでしょうか?」
「そこは、まぁ、なんとか…?」
「大丈夫です、アキラの勉強はしっかりと私がみますので」
「では、任せました、ノゾミちゃん」
「はい!」
「お、お手柔らかに…」
ノゾミは前世の頃から要領もよく、色々な場面で頼りになったので、アキラだけでなく、キョウカやリン達の勉強に関しても任して問題はないだろう。
そして、残りのサクヤ姉ちゃんとカナン姉ちゃんはすでに高校を卒業している年齢というのもあって、学校には通わずに、“ワールドアイラン”の“喫茶妖獣メイド”で、メイドのレイさんと一緒にアルバイトをするそうだ。
「あら、バイトなんてしなくても、お小遣いならお父さんが稼いでくれるのに」
「さ、さすがにそこまで頼ると…」
「お父さん過労死しちゃいますよ?」
「大丈夫よ、あの人殺してもそう簡単には死なないから」
「ま、まぁ、その話はともかく…
お小遣い稼ぎというよりは、どちらかというと社会勉強をしたい、っていう方が大きいかしら?」
「社会勉強?」
「うん、わたしもサクヤ姉さんも、結構特殊な形で現代に来たから、この時代のこととかもまだよく分からないことがあるし」
「そういう意味でも、アルバイトをしてみるのがいいかな、って思ったの」
「なるほど、分かりました。
“喫茶妖獣メイド”なら、ダイダロさんのお店ですから安心ですし、二人のアルバイトを認めましょう」
「「やった!」」
これにて、とりあえずの皆の今後の進路が決まった。
しかし、当然ながらすぐに編入出来るというわけでは当然なく、学校に編入するには、一週間後、つまり6月10日の月曜日に編入試験があり、それに合格出来れば、最短で17日の月曜日から学校に通うことが出来るとのこと(日程がそれぞれの学校で全く同じなのは偶然だそうだ)。
「あ、ちなみにマコトちゃんとモトカちゃんに関しては、アスカ・イェーガさんが、明日の朝クルセイド研究所の方に顔を出すそうですので、その時に詳しい話を聞いてください」
「分かりました!」
「ちなみに、実力試験は19日の水曜日だそうですから、
この一週間、皆と一緒にみっちり勉強して下さいね」
「わ、分かりました…」
というわけで、翌日3日の月曜日から、皆の編入試験のための勉強週間となった。
ちなみに、俺とカズヒはリハビリ期間で、17日からの復学となるようなので、俺は皆の先生として姉妹達に勉強を教えることになるだろう。
「いや~、これから皆勉強で大変そうだね~」
「えらく余裕そうですが、カズヒちゃんは勉強しなくていいのですか?」
そんな中、一人自分は関係ないという顔をしていたカズヒに母さんが声をかけた。
「愛宕高校でも、20日に実力試験があることを忘れてませんか?」
「え゛っ!?」
進学校である俺達の高校でも、中間試験と期末試験とは別に、その間の時期に実力試験が行われる。
そして、この実力試験は成績にこそ関係はないが、次学期のクラス分けに関わるという割と重要な試験なのだ。
「え?アニぃ達の学校って学期ごとにクラス分けがあるの!?」
「そういやハルカ達には話してなかったな。
俺達の高校は、実力試験の成績順にクラス分けがされるんだよ。
大雑把に言えば、1位から20位が1組、21位から40位が2組って感じでな」
「そんなの聞いてないんだけど!?」
「その場合、わたくし達編入組はどうなりますの?」
「イツキ達はとりあえず編入試験の成績で仮クラスとして1組とか他のクラスに振り分けられるんじゃないかな?
その後の実力試験で、改めて2学期以降の正式クラスとしての組分けがされるんだと思う」
「ちなみに、ヨウ君とカズヒちゃん、それと陽子ちゃんは何組なん?」
「俺と陽子は1組、カズヒは10組だな」
ちなみに一学年は200人前後で、1クラス20人前後の全10クラスの組分けとなる。
「つまりカズヒの成績は下の方ってわけね…」
「むー!!でも10組では一番成績いいもん!!」
「数学だけは常に満点だからな」
「そーいうこと!」
「それはそれである意味スゴいですわね…」
「なるほどね…、なら、陽子ちゃんとの対決は、その実力試験でやることになりそうやね…!」
イツキやハルカがカズヒの成績に驚く一方で、ツキヒ姉ちゃんは陽子との対決のことで燃えていた。
そういえば、この二人は陽子の“シスターズアルカディア”入りをかけて試験で対決するとかなんとか言ってたな…
「最近色々ありすぎて実力試験のことすっかり忘れてたよ…」
「では、カズヒさんもわたくし達と一緒にこの一週間勉強頑張りましょうね♪」
「はい……」
さて、皆の進路が一段落したところで、俺とサクヤ姉ちゃん、カナン姉ちゃん、マイカ姉ちゃん、ナナカ姉ちゃん、リン、そしてセイラの七人は、“ワールドアクア”の俺達の実家へと戻ることにした。
今日のデートは、まだ終わっていないからだ。
*
“ワールドアクア”の実家へ戻ってきた俺はこれまで通り一人で風呂に入り、その間に姉妹の皆が夕食の準備をしてくれた。
今夜の夕食も大変美味で、姉妹の愛情というスパイスには、高級料理店で一皿うん千とかうん万円するような料理でも敵わないなと改めて実感した。
まあ、そんな高級料理なんか食べたことないんだけど。
そして夕食が終わり、俺は一人自室のベッドでしばらく待っていると、風呂上がりのサクヤ姉ちゃん達(リンとセイラは年齢的に今夜は不参加だ)が、上下に別れたビキニのようなメイド服姿で現れた。
いや、よく見ればただのメイド服ではなく、乳首や股間の部分がシースルーのかなりエッチなメイド服だった。
「ふふふ、それじゃあ今夜は、」
「わたし達がヨウちゃんに、」
「ご奉仕してあげるからね♪」
そう言いながら、サクヤ姉ちゃんとカナン姉ちゃん、そしてマイカ姉ちゃんが俺のズボンとを脱がし、さらにその下のテントをはったトランクスも脱がして、俺のイチモツを丁寧に取り出した。
「あらあら、私達のエッチな姿を見て、こんなになっちゃったのね♪」
サクヤ姉ちゃんが俺のイチモツに、上から下にかけてゆっくりと指を沿わせた。
その感触に電流が走ったような痺れが全身に走る。
「ね、イッ君はどうして欲しい?」
わざと焦らすように指だけで俺のイチモツを刺激するサクヤ姉ちゃんに、俺は素直にこう言った。
「お、おっぱいでして欲しいです!!」
「うふふ、よく言えました♪」
「やっぱりヨウちゃんはおっぱいが好きなんだね♪」
「いいわよ、お姉ちゃん達のおっぱいで、ヨウ君のココ、気持ちよくしてあ、げ、る♪」
そう言うと、サクヤ姉ちゃんが俺の右側から、カナン姉ちゃんが左側、そして俺の正面からマイカ姉ちゃんが、ビキニメイド服のブラ部分をたくしあげて、丸出しになったおっぱいで俺のイチモツを優しく包み込んだ。
「うぐっ…!?こっ、これは…っ!?」
三つのバスト90オーバーのおっぱいに挟まれた感触は、まさに言葉に表せない程の天国だった!!
「うふふ♪気持ちいい?イッ君?」
「う、うん、最高だよ…!」
「ひゃんっ♪ち、乳首同士がこすれて…っ!」
「あん…っ♪これ、私達も…、気持ちいい…♪」
だが、天国は下半身だけではなかった。
「ヨウイチ君、私のことも忘れないでね♪」
そう言いながら、ナナカ姉ちゃんが俺の左隣に座ると、両手で俺の頭を優しく抱え込むと、そのまま自身のおっぱいで俺の顔を抱き締めた。
「むぎゅっ!?」
「どう、ヨウイチ君?私のおっぱい、気持ちいい?」
「ふぁ、ふぁい…!」
上も下も姉のおっぱい天国!
この状況に俺の息子は到底耐えきれることが出来ず、早くも欲望の第一陣が発射されてしまった。
「「「きゃっ!?」」」
発射された欲望は、サクヤ姉ちゃんとカナン姉ちゃんとマイカ姉ちゃんの顔やおっぱいを白く染めた。
「あらあら、もう射精ちゃった…♪」
「んん…っ、ヨウちゃんのが、いっぱい…♪」
「んちゅ、んちゅ…、こくん…
ぷはぁ…っ、これがヨウ君の味…♪」
姉ちゃん達が俺の精液を飲んでくれてる様子は、控え目に言ってエロい…!
「あ、姉さん達だけズルいです!
私もヨウイチ君の精液、いただきたいです!」
一方、俺の顔をおっぱいで挟んで愛撫してくれているナナカ姉ちゃんは少し不満そうだ。
「あ、ごめんね、ナナカちゃん、わたし達だけ先にいただいちゃって。
…ちょっと待ってね♪」
すると、カナン姉ちゃんはサクヤ姉ちゃんとマイカ姉ちゃんのおっぱいに舌をはわせ、おっぱいにかかった俺の精液を口の中に含んだ。
そしてナナカ姉ちゃんに近付き、口付けをした。
「ん…っ♪んん…っ♪」
「んちゅ、んちゅ…っ♪
ぷはっ、どう?わたし達の体液とヨウちゃんの精液の味は?」
「んん…っ、こくん…
はい、とても、おいしいです…♪」
姉妹同士のキスだけでも興奮するのに、俺の精液と姉ちゃん達の体液を口移しで飲ませるなんて、めちゃくちゃ興奮する…!
「あらあら、イッ君ってば、もう元気になったみたいね♪」
「わたし達のキスを見て興奮しちゃったのね♪」
「そ、そりゃ、あんなの見せられて興奮するなってのが無理でしょ…!」
「ま、それもそうよね♪
じゃあ、早速、本番といきましょうか♪
まずは、マイちゃんからどうぞ♪」
「え、わ、私からでいいの?」
「それは当然でしょ、この中ではマイちゃんとナナちゃんがまだイッ君に初めてを捧げてないんだから」
「あ、じゃ、じゃあ、ナナカちゃんからでも、」
「お気持ちはありがたいですが、ここはやはりマイカ姉さんからお願いします」
「う…、わ、分かったわ…!」
皆が一度俺から離れると、マイカ姉ちゃんが、俺のイチモツの上に自身の秘所を近付けてきた。
所謂、騎乗位の体勢だが、メイド服のスカート越しに見える花園からは、甘い蜜がしとどに溢れているのが見えた。
マイカ姉ちゃんの身体は準備万端のようだが、心の方がまだ出来ていないようだった。
「すー、はー…、うん、大丈夫…、私はお姉ちゃんなんだから…!」
「ま、マイカ姉ちゃん、大丈夫?」
「だっ、だだだ、大丈夫よっ!大丈夫っ!」
かなり不安だ…
「ち、知識としてはちゃんとあるのよ、うん!
いつかヨウ君とこんなこともあるかも、って常にイメージトレーニングだけはしてたし!」
「う、うん…」
「だ、だけど、いざ本番ってなると…」
「大丈夫よ、マイちゃん♪」
「そうそう、女は度胸!
痛いのは最初だけだから、後はヨウちゃんが気持ちよくしてくれるわ♪」
「サクヤ姉さん、カナンちゃん…
うん、分かった、私、覚悟決めたわ!!」
サクヤ姉ちゃんとカナン姉ちゃんに励まされたマイカ姉ちゃんは、右手で俺のイチモツを優しく握ると、自身の入口に合わせ、そのままゆっくりと腰を下ろしていった。
「ふぅ…っ、あ…、ん…、挿入って…、くる…♪」
そして、俺の先端がマイカ姉ちゃんが初めてであることの証である膜に触れた。
「マイカ姉ちゃん…」
「う、うん、いよいよ、よね…!
ヨウ君、ごめんね?私のペースでやらせてもらって…、ヨウ君はもどかしいよね?」
「いや、そんなことはないよ。
俺の方はもういい加減慣れてるし、マイカ姉ちゃんが苦しむ方が嫌だから」
「そうよね、ヨウ君はもう姉妹皆とエッチしちゃってるんだもんね…
なんだか、その余裕がムカつくな~」
「ええっ!?い、いや、それは…!
な、なんというか、ごめん…?」
「ふふ、ごめん、冗談よ♪
ちょっとヨウ君をからかってみたくなっただけ♪」
「…そんなこと言ってると、俺の方からマイカ姉ちゃんの初めて奪っちゃうよ?」
「そんなこと言って、ヨウ君はお姉ちゃんの本当に嫌がることはしないでしょ?」
「う…、ま、まぁ、それは…」
「ふふ♪
…ふぅ、さて、いい加減先に進まなきゃね。
このままだと、またヨウ君が我慢出来なくなって、私より先にイッちゃいそうだから」
「それは、否定出来ないかも…
正直、もうそろそろ限界が近いです…!」
「分かったわ…、じゃあ、いくわね…!」
そう言うと、マイカ姉ちゃんはさらに腰を落とし、繊維の破けるような音と共に、マイカ姉ちゃんの初めてが俺に捧げられた。
「くぅ…っ!か、覚悟はしてたけど、これ、本当に痛いのね…っ!」
「だ、大丈夫、マイカ姉ちゃん?」
「今はだいじょばない、けど…、少しこのままでいさせて…」
「うん、分かったよ」
「じゃあ、マイちゃんが気持ちよくなれるように、」
「わたし達がお手伝いしてあげるね♪」
すると、マイカ姉ちゃんの左側の乳首をサクヤ姉ちゃんが、右側の乳首をカナン姉ちゃんが、それぞれ甘噛みした。
「ひゃぁんっ♪そ、それ…っ、乳首いやぁんっ♪」
「んっ…、ちゅっ…♪ふふ、マイちゃんの乳首、カワイイわ♪」
「んちゅ…っ、ちゅぱ…っ♪あ、マイカ姉さんの乳首、甘くておいしい…♪」
ほぼ半裸に近いメイド服姿の三人の美少女が、目の前でエッチな行為をしている、それだけで堪らないシチュエーションなのだが、それに加えて乳首を弄られて感じるマイカ姉ちゃんの膣が、感じる度に咥えた俺のイチモツを刺激してくるせいで、もう我慢の限界だった。
「くぅ…っ、ま、マイカ姉ちゃん、ゴメン…!
う、動くからね…!」
「あ、う、うん…、い、いいよ…、私ももう平気だからっ、ひゃうんっ♪」
俺はマイカ姉ちゃんの腰を両手で掴んで、下から何度も何度も腰を突き上げた。
その間も、サクヤ姉ちゃんとカナン姉ちゃんによるマイカ姉ちゃんへの愛撫は続いているため、マイカ姉ちゃんは軽い絶頂を何度か迎え、そのせいで溢れ出る愛液が潤滑油となり、俺の動きもさらにスムースになっていく。
「あっ、あっ、あっ、ダメダメダメっ!!もうムリムリムリっ!!
死んじゃう、私、イき死んじゃうよぉおおおおっ!!」
その瞬間、俺のイチモツを締め付ける力が最高潮となり、俺の方も我慢の限界を突破した。
「マイカ姉ちゃん、射精すよっ!!」
「うん、来てっ!!ヨウ君の精液、いっぱい射精してぇええええっ!!」
俺の欲望がマイカ姉ちゃんの膣内に発射されたのと同時に、マイカ姉ちゃんの股間からも盛大な潮が吹き出した。
「あ…っ、あ…、気持ち…いい、のぉ…♪」
そのままマイカ姉ちゃんは気絶してしまった。
「あらあら、マイちゃんってば、よっぽど気持ち良かったのね♪」
「とりあえず、マイカ姉さんを隣のベッドに寝かせましょ、サクヤ姉さん」
「ええ、そうね」
そんなマイカ姉ちゃんを優しく支えながら、隣のベッドへと移すサクヤ姉ちゃんとカナン姉ちゃん。
「じゃあ、お次はナナちゃんね」
「は、はい!」
サクヤ姉ちゃんに呼ばれて、少し緊張しながら俺の前に座るナナカ姉ちゃん。
「あの、ヨウイチ君、お願いがあるんですが…」
「うん、どうしたの?」
「私とのエッチは、その、正常位でお願いしてもいいかしら?」
「なんだ、そんなことか、それくらいなら構わないよ」
「うん、ありがと♪」
そして、ナナカ姉ちゃんがベッドに仰向けになり、ゆっくりと脚を開いてみせた。
ナナカ姉ちゃんのそこも、他の姉妹同様に無毛で、溢れ出た愛液で閉じた貝の口が輝いていた。
「ナナカ姉ちゃんのここ、とてもキレイだ…」
「ん…、あんまり、じっくり見られると、さすがに恥ずかしいですね…」
俺は自身のイチモツを、ゆっくりとナナカ姉ちゃんの入口へと近付けていき、先端を挿入した。
「ひぅ…っ♪」
「ナナカ姉ちゃん、行くよ…?」
「は、はい…!出来れば、一思いに、一気にお願い…!」
「うん、分かった…!」
なるべく、ナナカ姉ちゃんの痛みが一瞬で済むように、俺は一気に腰を突き入れ、ナナカ姉ちゃんの初めての証をいただいた。
「はぅ…っ!?」
「全部挿入ったよ、ナナカ姉ちゃん…!」
「う、うん、分かるわ…、ヨウイチ君が、私の、膣内に…っ♪
初めてだけど…、初めてなのに、すごく、気持ちいい…♪」
ナナカ姉ちゃんのうっとりしたような顔が、俺の情欲をかきたて、今すぐ欲望に身を任せたい衝動にかられるが、ぐっとこらえる。
「えっと、ナナカ姉ちゃん、痛くはない?」
「痛み…、そう、ね…、元々私はアンドロイド型サイボーグなので、ほとんど痛みを感じることは無いんだけど…、でも、今はちょっとだけ痛い、かな…?」
「そっか、分かった。じゃあ、もうしばらくこのままで、」
ナナカ姉ちゃんの痛みがひくまで待とう、と言おうとしたら、突然俺の隣からサクヤ姉ちゃんが現れ、俺の頭を両手で掴むと、そのままサクヤ姉ちゃんのおっぱいに俺の顔が押し付けられた。
「むぎゅっ!?」
「ごめんね、イッ君♪
私もちょっと我慢出来そうになかったから、せめておっぱいだけでもいっぱい舐めて愛撫して欲しいな♪」
「ふぁっ、ふぁかったから…!くっ、くるひぃ…っ!!」
バスト95のおっぱいに挟まれ、天国のような地獄の息苦しさ、いや、地獄のような天国の気持ち良さを味わっていると、今度は下の方からナナカ姉ちゃんのあえぎ声が聞こえてきた。
「あぁんっ♪か、カナン姉さん!?ち、乳首舐めちゃっ…、ひゃあぁんっ♪」
「ナナカちゃんの発情乳首、とても甘くておいしいよ♪」
「そっ、そんなこと…っ、ひゃうぅっ♪
あ…、だ、ダメ…っ!?うん…っ!?」
その瞬間、ぷしゅっ!と、俺の股間にナナカ姉ちゃんの愛液が勢よく噴射された。
カナン姉ちゃんに乳首を攻められて軽くイッたようだが、そのせいで、ナナカ姉ちゃんの締め付けが強くなり、俺のイチモツが刺激されてフルチャージ状態になった。
「ふぁ…っ!?な、膣内で…、ヨウイチ君のが、大きく…っ♪」
「あらあら、イッ君も気持ち良くなってきてるのね♪
ズルいわよ、私のおっぱいも気持ち良くして…♪」
「ん…っ、わ、分かったよ…!」
そしてサクヤ姉ちゃんが俺を抱き締める力を緩めると、赤ん坊に母乳をあげるかのごとく、俺の後頭部を手で支えながら、自身の左乳房の目の前へ俺の顔を持ってきた。
「はい、どうぞ♪」
「あ…、えっと…、い、いただきます」
俺は遠慮がちにサクヤ姉ちゃんの左乳房の先端へと口を近付け、そのピンク色の突起を口に含んだ。
そして、母乳を搾り出すように吸い上げた。
当然、母乳などは出てこないが、そこは甘くて、どこか懐かしいような、優しい味がした。
「あん…っ♪イッ君に、おっぱい吸われて…っ、うぅん…っ♪き、気持ちいいよぉ…っ♪」
「ちゅっ…、ちゅぱちゅぱ…、サクヤ姉ちゃんのおっぱい…、甘くて、すごくおいしいよ…!」
「あぁん…っ♪もっと…、もっと吸ってぇえええええっ♪」
「ヨウ君、サクヤ姉さんだけじゃなくて、ちゃんとナナカちゃんのことも気持ちよくしてあげなきゃ♪」
「あ、か、カナン姉さん!?ま、待って、今はまだ…、」
カナン姉ちゃんに右の乳首を吸われながら同時に左の乳房を愛撫されているナナカ姉ちゃんの膣内は、もうすでに洪水状態であり、俺の方のダムも決壊目前だったため、俺はカナン姉ちゃんに言われるがまま、ナナカ姉ちゃんの股間へ勢いよく腰を前後させ始めた。
「ひゃうぅっんっ!?こ、これ…っ!ダメダメダメ、ダメなのぉっ!!乳首とおマ◯コっ、同時にっ…!!イクっ!!イッちゃうっ!!もうイッちゃうのぉおおあおっ♪」
「ちゅぱちゅぱ…っ!俺も、もう、限界っ!!ナナカ姉ちゃんのっ、膣内に…っ!!」
「あはぁんっ♪イッ君に乳首吸われて…っ、私ももうダメぇえええええっ!!」
俺の欲望がナナカ姉ちゃんの膣内に放出されると同時に、ナナカ姉ちゃんとサクヤ姉ちゃんの股間からも、盛大な潮が噴出された。
「あ…っ、はぁ、はぁ…、これが、SEX…、こんなに…、気持ちがいい、なんて…♪」
「うふふ、ナナカちゃん、すっかり蕩けきっちゃってるわね…♪」
「ナナカちゃんもサクヤ姉さんも気持ち良さそう…♪
じゃあ、次はわたしが気持ちよくしてもらう番だね♪」
そう言いながらカナン姉ちゃんが、俺の顔に自身のおっぱいを押し付けながら跨がってきた。
「さ、ヨウ君まだまだいけるよね?
本番はここからだよ!」
「うふふ、カナンちゃんの次は私の番だからね♪」
「わ、私もまだまだ、気持ちよくなりたいわ…♪」
「私だって、まだまだやれるわよ!」
いつの間にか目覚めていたマイカ姉ちゃんまでが加わり、再び俺は上半身も下半身もおっぱい天国の洗礼にあうのだった…




