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シスターズアルカディア~転生姉妹とハーレム冒険奇譚~  作者: 藤本零二
第4章~ワールドブラディ~
49/103

第10話「ハルヒちゃん再び」

*


 5月20日月曜日、ここ“ワールドブラディ”であたし達が過ごす最後の日。

 あたしことカズヒは、お兄ちゃんと談話室でぼんやりとテレビを見ながら、何となく思い付いたことを口にしていた。



「ねぇ、セイラちゃんが呪術『成人化』で大人の身体になれるなら、

 お兄ちゃんも呪術『女体化』みたいなので女の子の身体になれないの?」


「なぜそこで『小児こども化』で子供の身体になれないのか、という発想ではなく、『女体化』なのか甚だ疑問ではあるが、なれなくはないぞ」


「ふーん、やっぱ無…、って今なんち(何て言った)!?」


「『女体化』自体は呪術の一つだから、俺にも使えると言ったんだ」



 お兄ちゃんの話によると、呪術には大きく分けて二種類あるという。


 一つは『影移動』や『成人化』などの、種族に関係なく使える呪術。

 だが、これにも厳密には種族ごとに適正があったりして、例えば“吸血鬼ヴァンパイア”であれば自分一人だけの移動なら無詠唱で『影移動』が使えたりする、など。


 もう一つは、その種族だけが使える呪術。

 所謂、系統呪術などとも呼ばれていて、“吸血鬼ヴァンパイア”の炎の呪術や、“鬼人デーモン”の雷の呪術、などだ。



 呪術『女体化』は一つ目のパターンになる呪術で、見た目だけでなく、体型や内臓なども全て女性のそれに代わるみたいで、



「それってつまりお兄ちゃんがお姉ちゃんになってあたしとお姉ちゃんで姉妹百合百合エッチが出来ると!?」


「姉妹百合百合エッチはともかく、まぁ、そういうことだな」


「ひゃっはー!!それじゃお兄ちゃん、今すぐお姉ちゃんになってよ!!」


「何でそうなるんだよ!!」


「あら、何の話をされてるんですの?」



 と、そこへイツキちゃんがやって来た。



「実はね、かくかくしかじかで、」


「なるほど、つまりまるまるうしうしということですね?」


「いや、本当に分かってるのか…?」


「というわけでお兄様、今すぐわたくしのお姉様になっていただけますか?」


「だからなんでそうなるんだ…」


「だってお兄様がお姉様になった姿、見たいと思うのは妹として当然じゃありませんか?

 それに、お姉様と女の子同士のエッチならギリギリノーカウントだと思うんです」


「何がギリギリノーカウントだ。

 それに、俺の女装姿なら見ただろが」



 お兄ちゃんが言ってるのは、キョウカちゃん達の世界の“喫茶妖獣メイド”でアルバイトしてた時に、お兄ちゃんがネコ耳メイド服の“ハルヒ”ちゃんに女装してた時のことだろう。



「お兄ちゃん、女装と女体化は全然違うよ?」


「そうですわよ、女装はあくまで男性が女の子の格好をしているだけで、それはそれで良い点もありますが、

 男性が女の子の身体になって、いつもあったモノが無くなって、逆に無かったモノが増えて…、ああ、お兄様のおっぱいがどんな触り心地でどんな味なのか気になって気になって仕方ありませんわっ!!」



 イツキちゃんが興奮し過ぎて説明途中から願望の垂れ流しになってる!

 

 と、そこへ他の姉妹達も続々と談話室へと集まってきた。



ハルカちゃん「何だか騒がしいけど何の話をしてるの?」


リンちゃん「リンにはおっぱいがどうのって聞こえたにゃ」


マコト君「おおおっ、おっぱいって!?兄さん達何の話をしてるんですか!?」


モトカちゃん「姉ちゃん、相変わらずそういう話題に弱いね~」


あたし「えっと、実はね、かくかくしかじかで、」


キョウカちゃん「なるほど!つまりまるまるうしうしってことなんだな!!」


ハルカちゃん「いや、今ので本当に分かったの!?」


サクヤお姉ちゃん「イッ君が女の子の身体に、ね~♪」


カナンお姉ちゃん「へー、呪術ってそんなことも出来るんだ」


セイラちゃん「まぁ、可能じゃな。ちなみにわらわも『男体なんたい化』を使えるぞ?」


サクヤお姉ちゃん「その話詳しくっ!!」


セイラちゃん「ぬわっ!?サクヤお姉ちゃま、か、顔がっ、顔が近いのじゃっ!?」


あたし「『男体なんたい化』って、まさかセイラちゃんがショタっ子になるってこと!?

    それとも、大人バージョンのセイラちゃんでイケメン男子にもなれるのかな!?かな!?」


セイラちゃん「どわぁああああっ!?カズヒお姉ちゃまも落ち着くのじゃああああっ!!」



 姉妹全員揃ったことで、ますます賑やかにカオスになってきたところで、一度場を整えるためにイツキちゃんがパンパン!と両手を叩いた。



「皆さん、とりあえず一旦落ち着いて下さいませ」



 その一言に、皆静かになる。

 やはりこういう時に姉妹達を仕切る役目がイツキちゃんには合ってる。



「セイラさんの『男体化』の件も気になりますが、

 今はお兄様の『女体化』の件です。

 皆さん、お兄様が女の子となった姿、見たいですわよね?」


「「「「「「「「「見たいっ!!」」わ♪」です!」な~」ぞ!!」」にゃー!!」のじゃ」

 

「はい、姉妹投票の結果、全会一致で可決されましたので、お兄様、今すぐわたくし達のお姉様になって下さいませ♪」


「俺の意見は通らないんですね…、はいはい、分かったよ…」



 姉妹10人からのラブコールを受けて、ようやく『女体化』する気になってくれたお兄ちゃんは、『女体化』のための詠唱を始めた。

 あ、ちなみに、本来なら人間の肉体で、亜人にしか使えない呪術を使うのは身体にかなりの負担がかかる(この旅の最初の頃に、お兄ちゃんが魔術を使って、その反動で身体がボロボロになってたみたいに)ハズだったが、お兄ちゃんはあたし達とのキスによるパワーアップを続けた結果、ほぼ無反動で呪術や魔術を扱えるようになっている、らしい。



「この世に残留せし呪力よ、我に従いこの身を我の望む姿へとえよ!」



 するとどうでしょう、あたし達の目の前に、世界三大美女にも負けない超絶美少女が姿を現したのです…!



「…これで満足か?」



 その声はまるでことりがさえずっているかのような可憐な声で、思わず女のあたしでもドキッとしてしまった。

 いや、あたしだけじゃない、この場にいる姉妹全員が、お兄ちゃんの『女体化』した姿に一目惚れしていた。



「…えっと、さすがに無反応は困るんだけど……?

 何か言ってくれないと」



 そのお兄ちゃんの一言に、ようやくあたし達は我に返った。



「あ、えっと、これは失礼いたしましたわ…」


「ま、まさか本物の“ハルヒ”お姉ちゃんがこんなに美少女だなんて思いもしなかったから…」


「そんなにか?

 というか、俺は皆の姿を参考にしただけだから、俺が美少女になるのは当然ちゃ当然かもな」


「イッ君には私達がどれだけ美少女に見えてるの?」


「ヨウちゃんにとってはわたし達がこういう風に見えてるってことなんだね…」


「誰が何と言おうと、俺にとっては皆が世界一の美少女だからな」


「はぅっ…!?今の兄さんの声で言われると…!」


「ボク達、おかしな気分になっちゃうよ~…」


「というかアニぃの声…、完全に女の子の声になってるわよね?」


「例えるなら、今までのお兄様の声が内田雄馬さんなら、

 今のお兄様の声は内田彩さんの演じる少年のようにも聞こえるクール系の美少女の声、という感じですわ…」


「イツキの例えが分かる人にしか分からない…!」


「『女体化』は見た目だけじゃなく、身体そのものを変化させる術だからな、今の俺の生物学的性別は完全に雌だ」


「あに様、かわいすぎるぞ!!」


「にゃ~…、おっぱいも大きすぎず小さすぎずで、リンの理想に限りなく近いサイズだにゃ…」


「…ふむ、何気にわらわも初めてお兄ちゃまの『女体化』した姿を見たが、まさかここまでとはのぅ……」


「おいおい、本当に皆大袈裟だって!

 俺からすれば皆の方が遥かに美少女なんだから!」


「お兄ちゃん、一回自分の姿を鏡で見てみて」



 あたしは持っていた手鏡(この時、ハルカちゃんに「へー、カズヒ手鏡なんて持ち歩いてるんだ」と言われたので「乙女のたしなみだからね!」と返すと「カズヒが、乙女…?」と疑問系で返された)でお兄ちゃんの姿を映して見せた。



「…ふむ、確かに美少女だけど、やっぱり皆には劣ると思うけどな~」


「「「「「「「「「「どこが!?」ですか!?」よ!?」なの!?」ですか!?」~!?」だぞ!?」ー!?」だにゃ!?」なのじゃ!?」



 お兄ちゃんの美少女フィルターがシスコン過ぎる!!

 正直な話、あたしは自分がそれなりにカワイイ美少女であるという自覚はある。

 自惚れてると思われても仕方がないが、複数の男子から一年に数回も告白されていれば、さすがに自分がどういう風に男子から見られてるかは分かる。

 そんなあたしから見て、あたしの姉妹達はあたしに負けず劣らずの美少女軍団であると言える、むしろあたしはこの中じゃ地味な方だろう。

 そんな美少女軍団の中にあってさえなお、『女体化』したお兄ちゃんは群を抜いて美少女なのだ。


 女装したお兄ちゃんも大概美少女だったけど、『女体化』したお兄ちゃんはもうそんなもんじゃない!!



「こうなったらお兄ちゃん!

 いや、お姉ちゃん!!」


「うわっ!?いきなり叫んでどうしたカズヒ?」


「お姉ちゃんの下着を買いに行こうっ!!」


「どうしてこの流れでそうなるんだ!?」


「いえ、カズヒさんの言う通りですわっ!!下着を買いに行きましょう!!」


「イツキまでどうした!?」


「お兄様、いえお姉様?

 女の子のおっぱいはとても繊細なのです。

 ですから、その形や大きさを保つためにも、サイズに合わせた下着が必要不可欠なのです」


「イツキねーねの言う通りにゃ!

 にーにー、いやハルヒねーねのおっぱいを守るためにも、ハルヒねーねのためのブラジャーを買いに行くべきなのにゃ!!」


「リンまで何言い出すんだ!?

 あのな、この姿はあくまで一時的なもので、術を解除すれば普通に男の姿に戻るわけなんだから、下着なんて買いに行く必要は、」


『いや、必要になるやもしれんぞ?』



 と、その時唐突にあたし達の前に謎の美少女ヨミちゃんが現れた。



「うわっ!?またいきなり現れたねヨミちゃん!?」


「もう今更そのことには何も言わんが、それより下着が必要になるってどういう意味だ?」


『言葉通りの意味じゃよ。

 何せ、次の世界、つまりは最後の世界でもある“ワールドカシミウラ”では、お前さん達、具体的にはヨウイチとイツキとカズヒには女子高に編入してもらうことになっとるからの』


「俺達が、」


「「女子高に!?」ですの!?」



 ヨミちゃんからとんでもない情報がもたらされた!



『うむ。というのも、最後の一人、ヨウイチにとっては前世における双子の姉じゃった“アカネ・ラングレー”、現世ではツキヒ・トキハという名前じゃが、

 彼女が通っておるのが全寮制の女子高、“国立戦乙女(ヴァルキリー)養成学院”なのじゃよ』


「“国立戦乙女(ヴァルキリー)養成学院”…、今はそんなものが出来ているのか」


『うむ。詳細は省くが、その女子高に編入するに辺り、ヨウイチには常に『女体化』してハルヒとして過ごしてもらう必要があるわけじゃな』


「いや、女子高に編入するなら俺じゃなくてもいいだろ?

 名前まで分かってるなら、イツキ達が直接会って事情を説明して、俺達と一緒に魔王ヤミを倒す手伝いをしてもらうよう説得してくれれば、」


『お前さんでなければ()()()”を説得出来んじゃろう?

 まさか、彼女の性格を忘れたわけではあるまい?』


「…そういや、そうだったな」


「え、何?そのツキヒちゃんって子はメンドクサイ性格なの?」


「いや、面倒くさくはないよ、むしろ普通というか…」


「あら?でしたら何が問題ですの?」



 しばらく言い淀んでいたお兄ちゃん。

 何か言葉を選んでいるようで、ようやく出てきたのが次の一言だった。



「…アカネ姉ちゃんは、非常に独占欲が強いんだ」


「独占欲が強い、ですか?」


「ああ。かつて姉ちゃんのライバルだった【炎帝石ファイアレッド戦乙女ヴァルキリー】のフィオナ、今はクローン姉妹に転生してメイコだが、

 俺と彼女が少し世間話をするだけでも嫉妬してしまうような感じだったな」


「あら、嫉妬くらいならわたくしだってしたことがありますわ。

 ですが、それは昔の話ですし、それに姉妹以外の女性に対してのことですし、

 アカネお姉様、いえ今はツキヒお姉様ですか、その方もきっとわたくし達姉妹のことを好きになってくれると、」


「あの人はハーレム制度というものを毛嫌いしていたんだ。

 ハーレムどころか浮気も許さなくて、男なら責任もって一生涯たった一人の女性を愛しなさい、って…」


「完全に王手飛車取りじゃん…」


「チェックメイトですわね…」


『そういうわけじゃから、ヨウイチ、お主が直接会って話をつけるしかあるまい?』


「……そういうことなら、仕方がないな」


『決まりじゃな。

 では、明日の朝には“ワールドカシミウラ”に着いて、編入手続きなんかを、』


「ちょ、ちょっと待って!!」



 と、それまで黙っていたハルカちゃんが割り込んできた。



『ん?どうしたのじゃ?』


「いや、えっと、その女子高に編入って話だけど、

 なんでアニぃ以外はイツキとカズヒだけなの?アタシ達は?」


『スマンが他の者達は屋敷で留守番じゃ。

 さすがに我の力にも限界があっての、問題なく編入生としての役割を与えられたのが三人だけじゃったのじゃ』


「そ、そうなんだ…」


「まぁまぁハルカちゃん、あたしと離れるのが辛いのは分か」


「そんなんじゃない、バカズヒ」


「相変わらずあたしへの塩対応が神がかってるね、ハルカちゃん…」



 まぁ、こんなハルカちゃんだけど、デレた時のハルカちゃんが反則的にカワイイので、海より広いあたしの心で許してあげます!



『ま、イツキとカズヒを撰んだのは、ちょっとした洒落じゃな。

 ツキヒは漢字で書くと“月一つきひ”じゃそうじゃ』


「あ、なるほど。

 “陽一はるひ”に、“一陽かずひ”に、“一月いつき”に“月一つきひ”ってなるわけね!」



 見事に漢字の並びがひっくり返ってる!

 これ文章とかで漢字で延々と書いてると、どっちがどっちなのか混乱しそうなやつだ。



「えぇ…、そんな漫画みたいなご都合主義ある……?」


『我に言われてもな…、そういう分かりやすい方が良いと運命の神様の采配じゃろ、としか…

 ともかく、そんなわけじゃから、今日の内にヨウイチ、いや、

 ハルヒの下着や着替えなんかを用意しておくのがよいと思うぞ?』



 そう言い残して謎の美少女ヨミちゃんは姿を消した。

 だが、今回はいつもと違って消えたヨミちゃんの代わりに一枚のパンフレットがその場に残されていた。



「あれ?お姉ちゃん、なんかパンフレットが落ちてるよ?」


「カズヒ、お前ナチュラルに俺のことお姉ちゃんって呼べるようになるの早すぎ…

 …えぇっと、何々?『国立戦乙女(ヴァルキリー)養成学院入学のすゝめ』?」



 どうやら、これからあたし達が編入することになるという学校の歴史やカリキュラム、校則などが書かれているものらしい。



「なるほど、これを読んで事前に予習しておけ、ってことか」


「しかし、今回はやたらと事前準備がしっかりとしていますのね」


「確かに!

 最初の頃なんてほぼノーヒントで新しい世界に飛ばされてるだけだったもんねー!」


「だが、それでも運命とやらで巡り合ってきたが、さすがに次の世界は全寮制の女子高にいるとあっては偶然巡り合う可能性は限りなく低いから、

 ヨミもそれなりに力を使って俺達のフォローをしてくれた、ってことなのかね?」


「そのヨミさんの力、というのも謎過ぎますけどね…

 世界に干渉出来る程の力なんて、まるでかつての魔王のような……」


「え、魔王?」



 イツキちゃんの何気無い一言にあたしは一瞬ドキッとした。



「ええ、魔王ヤミの魔力はそれは凄まじいもので、彼女の扱う魔術には彼女にしか使えない複雑なものもあり、例えば世界に多種多様な呪いを振り撒くことや、

 わたくし達の記憶に干渉して、魔王軍の幹部をわたくし達の側近の大臣として昔からいたかのように送り込んできたりして、それは本当に厄介な相手でしたわ」


「ふーん、そうなんだ…」



 世界に多種多様な呪いをもたらしたり、人々の記憶に干渉する魔術…



 ひょっとしたら、お兄ちゃんが何度も何度も色んな世界に転生して、その度にその世界の姉妹と巡り合ってきたのは、その呪いとやらのせい…?

 そして、それはあたし達姉妹にもかけられていて、この時代に全員が転生して揃うように仕掛けられていた?


 でも、何のために?


 魔王ヤミは何のためにそんな呪いをお兄ちゃん達にかけたのか?

 いや、魔王ヤミではない別の誰か、つまりは謎の美少女ヨミちゃんがそういう呪いをかけた?

 それなら、ヨミちゃんがお兄ちゃんや姉妹達のことに詳しいのも納得がいく。


 だが、それなら、


 ヨミちゃんは魔王と同等の力を持った存在、ということになる…?


 実際、ヨミちゃんはあたし達の世界に干渉して、本来使えないハズのスマホ(世界が違えば当然回線などの問題が出てくるから、単純に文明レベルが同じだから同じように使えるというわけにはいかない)や、あたし達姉妹の部屋のテレビではそれぞれの世界のテレビ番組が見られるようにしたり、そして今回はあたし達を“ワールドカシミウラ”の女子高に編入させられたり…


 ますますヨミちゃんの正体が分からなくなってきた……



「……ヒさん?カズヒさん!!」


「うぉっと!?どうしたのイツキちゃん?」


「どうしたのじゃありませんわ。

 ボーッとされて、何か考え事ですか?それとも体調が優れませんか?」



 おっと、ガラにもなく難しいこと考えてたせいでイツキちゃんに心配されてしまった。



「これからお姉様の下着やパジャマなどを買いに行くのですが、体調が優れないのでしたら、」


「ううん、大丈夫、大丈夫!

 お姉ちゃんの下着選びなら任せてっ!!

 飛びっきりエロくてセクシーなやつ選ぶんだから!!」


「ええ、そうこなくては。

 では、参りましょうか」



 そんなこんなであたし達はハルヒお姉ちゃんと共に町に繰り出し、お姉ちゃんのための下着やパジャマなどを一通り揃えるのでした。

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