二人の昼食
中庭に着き隅にある、こげ茶色ベンチに座る。
紅葉の季節、少し肌寒いが風はあまり吹いていなく丁度良い気温。
膝の上で弁当を開け、話をしながら食べる。
「ここの学校はどう?」
普通だけど楽しいでしょ、と言うと。
哲夫の方を見ながら答える。
「そうだね、楽しいよ。
クラスの人達も親切に話してくれたり、分からない事は教えてくれるしね。」
潤の事だからそこまで心配はしてなかったけど、クラスに馴染めれてて良かった。
おしゃべりをしながら昼食を取っていたらいつの間にか時間がたっていて午後の授業の鐘が鳴る。
その為二人はお互いのクラスに戻り授業を再開する。
昔の事を思い出しながら授業を受けていたら、時間はあっという間に過ぎいつの間にか授業の終わる鐘が鳴ろうとしていた。
授業が終わり教室の掃除をし、帰りの支度をする。
一緒に帰ろうと潤のクラスに行くが、潤の姿が見えない。
クラスの人に聞くと、掃除が終わったら職員室に行った、と教えてくれたので職員室に向かい近くで待つこととした。
待っていると職員室から潤也が出てきたので、声を掛けた。
潤也は何か手に紙や本を持っていた。
よく見ると、部活動入部届と教科書で、これらを受け取るために職員室に呼ばれたらしい。
「何の部活に入りたいの?」
少し考えながら答えた。
「そうだな~、今の所部活動はいいかな。てっちゃんは何か部活入ってる?」
「俺は今どこの部活にも入ってないよ。」
帰宅部だよ、と話すと。
じゃあ俺も帰宅部にする、入りたい部活もないし。
と言いながら、そのまま二人でげた箱まで行き帰ることとする。
げた箱には、潤也のクラスメイトが一人立っていた。
俺たちを待っていたかのように、こちらに気づくと近づいてきた。
部活動に入ってた方がいいかな、、、
とも思ったんですけど、哲夫の入りそうな部活が思いつかなかったっす。
悩んだのよ。
主は元バスケットボール部なんですけど、部活の内容はバスケしか書けなくて、、、
でも、哲夫はバスケのイメージなかったので帰宅部にしました。
すんません。
ここまで読んで下さって有難うございました。
次回も是非読んでください。