表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ナナシの使い(仮)  作者: りふれいん
第二章 王都を乱す男
48/97

第44話 振り返り、刺客の主

今回より文字数が少なくなります。1ページ当たりの文字数が多すぎるため読みにくいと指摘がありました。

第44話以前は変わらずですが、今回より文字数を減らさせていただきます、ご了承ください。

 1人白い世界に残されたナナシはミコトに蘇生されてからの数日間を振り返っていた。


 気づけばミコトが目の前にいる真っ白な世界。周りは火の玉のような形をした魂が漂っていた。

 ミコトの力により生前そのままの見た目の身体を貰い、新しい生活に困らないようにと能力を貰う。

 数値や上限が測定不能、更にミコトも知らない特殊スキルも所持していた。


 そして送り出された世界で最初に出会ったのはゴブリン。

『なぜ喋っているのか?』という問いに対して『賢人』と名乗ったスキルが答えた。

 今ではその『賢人』というスキルはナナシの好みの見た目の女性になり、相馬沙羅(サラ・ソウマ)と名乗っている。


 ゴブリン討伐後、3人の冒険者と出会う。婚約者となったエレンとシルビィ、そして今では冒険者ギルドの初心者指南役となったドルフ。

 最初は警戒され敵対心を持たれていたものの、実力差を見せつけることにより戦意を奪うことに成功。

 そして森から現れた3頭のキマイラを瞬殺、窮地を救った。

 シルビィは『ナナシクン』、エレンは『ナナシ』と呼ぶ。


 3人と行動を共にする最中、【色欲】の名前を持つ最上位悪魔『アスモデウス』を召喚。

 見事契約を成立させるも、『旦那様』と呼ばれるほど彼女に惚れこまれる。

 途中、シルビィによる夜這いやエレンの裸で水浴びをしている姿を目撃してしまい、一時嫌われる。


 3人の案内で『ファスター』と呼ばれる町へたどり着く。そこで冒険者登録をするのだが、絡んできたチンピラを無傷で追い返した状況をギルド所長グリーグ・ベルモンドに見られてしまう。

 そして決闘を挑まれるも、開始の合図と共に決着をつける。本来Bランク冒険者となるはずだったのだが、グリーグの指示によりアスモとともにSランク冒険者へと登録される。


 冒険者ギルド直轄の宿屋に部屋を借り、エレンとシルビィの2人を呼び出す。

『正式にパーティを組んでほしい』と伝え、共に行動することを了承。

 この時まで4人だけのパーティだった。


 翌日、町案内の為に冒険者ギルドの受付担当だったエル・ベルモンドと合流、『勇者』などの話を聞く。

 その後、ナナシは一目惚れしていたエルに対しプロポーズする。見事了承され、婚約者となった。

 Cランク冒険者としての実績もあるエルなので、エレンとシルビィに紹介し晴れてパーティの一員に。

『ナナシさん』と丁寧な呼び方をエルは好む。


 その夜、夢の中でミコトと再会。『半人半神』となっている事実を伝えられ、不老の身体となったようだ。

 その時に新たな特殊スキル『スキル生成』を送られ、そのスキルを使用し『思念融合』というスキルを生み出す。

『思念融合』スキルによってナナシは『賢人』であるスキルを外の世界へと召喚する。

 その時に相馬沙羅、という名前を付けた。呼び方は『マスター』である。


 サラも同じく冒険者登録するも、グリーグによりSランク冒険者となる。

 その正午過ぎ、アスモ対エレン・シルビィペアの決闘が野外で行われた。

 実力差がありすぎるため、多大なハンディキャップをアスモに背負わせた状態である。

 そんな厳しい状態でアスモは善戦するも敗北。

 決闘の報酬は『2人を嫁として迎え入れること』であった。

 アスモは薄々感づいていたようで、わざと負けたのではないかと疑われている。





 ナナシはここまで思い出したところである気配が近づいてくるのを感じた。

 ミコトの気配に似ているが、どこか仄暗い雰囲気を纏っていた。

 だがそれは紛れもなくミコト本人であったのだ。だがその表情は厳しく、どこか憎悪のような者を感じる。



「ただいま、ナナシ君。ボクの思った通りの神が手を出していたんだ。

 ごめん、ちょっと驚かせちゃったかな?その神はボクが神として作られた後に神になった『勇者』なんだ」


(ゆ…『勇者』だと!?なんでそんな人物が神になるんだよ!おかしいだろ!?)


「人族によって神として崇め続けられたことがきっかけで神と同類になってしまったんだ。

 君も聞いているだろう?『勇者』が私利私欲にまみれた薄汚い性格ばかりの存在だと。

 実はそのほとんどが彼…君に死神を送り付けた『元勇者』が蘇生させた人物なんだ。

 自分が神である国に定期的に新しい『勇者』を送り出すことによって、神としての存在意義を保っているんだ」


(その神は自分が神であり続けるために『勇者』を量産しているのか…神の中でもクズなんだな。

 私利私欲にまみれた穢れた邪神ってところか)


「はは、その通りだね。彼は邪神認定されたよ。もちろん『創造神』によってね」



 ナナシに刺客として送り付けられた死神の正体は、太古に存在した『元勇者』が神となった存在が送り付けたモノだった。

 邪神と認定されたその『元勇者』は、ナナシのその未知数の実力が邪魔になると思い始末することにしたのだ。

 だがそれはミコトの力によって失敗に終わるも、その邪神はナナシを葬れたと喜んでいたらしい。



(はっ、邪神に成り下がった程度の奴なんかに殺されてたまるかってんだ。

 その件に関しては礼を言わせてもらうな、ありがとよミコト)


「へぇ、君でも素直にお礼が言えるなんてね…普段は素直じゃないんだねナナシ君は」



 仄暗い感情を持ちつつも笑顔で笑いかけるミコトだが、その心中は穏やかではなかった。

毎朝10時に投稿しております。1日1話確実に投稿しております、楽しく読んでいただければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ