3撃目 先輩をボコる
昼休みに入って購買に行くと、そこでは悲惨な状況になっていた
何故なら、バットや鉄パイプをかざしながら、並んでいるやつらを根こそぎぶった切る、3年がいるからだ
たしか、あいつ3のCでアタマやってる近藤だったけな
「おらおら、邪魔くせーよゴミクズども!」
近藤がバットで並んでいる生徒達をふっとばしていた
そして、全てを薙ぎ払い、パンを買った近藤に・・・
ドッゴーン
俺はドロップキックをおみまいした!
「ありがと!おかげで買う手間が省けた」
そう言って、地面に転がっている近藤のパンを奪い、再び屋上に向かう
えっ、他の奴らはって?
もちろん片付けたよ
だから、お札がたーくさん!
俺は軽い足どりで屋上へ行き、新治と戦利品を半分にして食べた
そのパンは勝利の味がした
「さすがに午後の授業はでないと単位がヤバイな・・・」
さすがの俺も留年はしたくないからな
「じゃあ、だるいけどそろそろ行くか」
俺たちは教室に戻ることにした
そして、教室に入ると浅田が今朝と同じ攻撃を仕掛けてきて、同じ要領であしらう
(こいつ、バカなんだな)
俺は床で寝ている浅田を踏みつけながら思うのであった
午後の授業が始まった
俺はというと・・・
「ぐー、ぐーー」
爆睡してます・・・
「おい、椎名!この問題を解け」
「ほぇ!」
「教科書52ページの問3だ」
「俺に命令しないで下さい」
反抗してみた
「いうじゃねーか、そんな事言うならな・・・」
「くー、」
「って、寝てんじゃねー!」
俺は耳元でセンコウに怒鳴られた
「うわっ!」
俺は思わず体か反り返ってしまった
「起きたようだな、
この問題とけなかっ・・・」
「Cn=1+(n−1)d+2rn−1です」
「えっ・・・、」
センコウは教科書をめくった
「・・・正解」
俺は正解を聞く前にまた、夢の中へとはいっていった
キンコーンカンカンコーーーン
ツッコミ所満載のチャイムが鳴り、目を覚ました俺は辺りを見回すと、コワーイお兄さんに囲まれていた・・・
「いやー、俺ってモテモテだねー」
「んなこと、言っる場合か!3年が復讐にきたぞ!」
新治にいわれて、状況がつかめた。そう、俺の周りには10人は越えている3年が群がっているのだ!
俺、ピーンチ!
ってわけでもないんだけど・・・
「おい、ぼくちゃーん!3年生を敵に回すと、どうなるかわかってるよねー?」
なんか、グラサンかけたおっさんがヤニ臭い口で声かけてきたので・・・
「くせーよ」
ばごん
俺は口に正拳突きをねじ込んでやった
「フガ、フガ!」
どうやら、顎が外れたらしい
「岡村さーん!」
おっ!こいつがリーダーだったんだ、
ラッキー!
俺はそのまま、イスを持って3人まとて殴り飛ばす
残るは6、7人
殴ったイスをぶん投げた!
雑魚Eの顔面にクリティカルヒット!
雑魚Eはくたばった
(注 RPG風)
雑魚F、G、Hの攻撃!
三人まとめて殴ってきた
俺はしゃがんでかわす
カウンター発動!
足払い!
三人はこけた!
俺のトドメの攻撃!
ギロチンドロップ!
三人は動かない、ただの屍のようだ
のこるは4人だが、トドメをさしている間に後頭部をイスで殴られてしまった!
しかし、俺はそれしきのことではくたばらない!
めっちゃ痛いけど・・・
奥義発動!
「大暴走!」
俺が暴れたことにより、教室は地獄と化し、残った4人も見るも無惨な姿になっていた
「テッテテー!」
砕児は経験値50と36000円をゲットした!
「いやー、今日は大収穫だった!」
「お前、ほんと怖いもの知らずだな・・・」
新治が皮肉をいってきたが、気にしない
「3年なんかには負けねえよ」
「ほう、なら天堂さん倒さなきゃな!」
「天丼?なんか、うまそうだな」
「ちげーよ、てか、そんな事言ってっと殺されるぞ!」
「ヘッヘッヘッ、聞いたぞ!天丼さんにチクッてやる!」
「うるせー、まだいたのか?でて行きやがれ」
俺は哀れな三年のケツを蹴飛ばす
「つーか、てめーも天丼とか言ってんじゃねーか!?」
新治も蹴飛ばす
「いててっ、クソー覚えてろよー!」
なんか、定番の捨てゼリフを残して去っていった
「ハァ、だるい」
新治がだるそうに、机にこしかけた
「お前はなにもしてないだろ!」
たしかに、新治はただ見てただけだった
「よくゆーぜ、
「俺の獲物をとるな!」って言うのはお前だろ?」
「むっ!だって新治弱いんだもん・・・」
「ハッキリ言うな!しかも、お前が強すぎるだけだ!」
「そうか?俺が普通じゃね?」
「それ何処の基準ですか?K-1の選手ですか?」
「いや、俺、K-1選手より強いぞ!?」
「んなのが、そこら辺歩いてたら怖えーよ!」
たしかに、そうかも・・・
俺って強いのか?
自分の強さを分かってない砕児だった