【番外編】
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
魔物の首が宙を舞い、地面にドサリと落ちる。
呆然と座り込むメイの前に立っていたのは、見慣れた頼もしい背中だった。
「ジャスパー様っ!」
「遅くなってすまない! ここは俺が引き受ける、メイは下がっていろ!」
ジャスパーは鋭い剣さばきで、次々と群がる魔物を斬り伏せていく。
飛沫を上げる血と、獣たちの断末魔。
メイは安全な後方から、ただ震えながらその光景を見つめることしかできなかった。
(また……また、めいは守られてるだけなのです……)
不甲斐なさに、ギリッと唇を噛み締める。
大好きだったアインお兄ちゃんが一緒にいた頃と、何一つ変わっていない。
いざという時には誰かの背中に隠れ、助けてもらうのを待つだけの無力な自分。
(いやなのです。めいだって……めいだって!)
戦うジャスパーの背中と、怯える集落の人々の姿が視界に焼き付く。
メイは地面の土をギュッと強く握りしめ、魂の底から叫んだ。
(めいも……誰かを守れるくらい、強くなりたいのですっ!!)
カッ……!
その切実な願いが限界を突破した瞬間、メイの体から神々しいほどの翠緑の光が爆発的に溢れ出した。
「な、なんだ!?」
魔物を薙ぎ払っていたジャスパーが、あまりの眩しさに腕で顔を庇う。
光の奔流の中で、メイの体に急激な変化が訪れていた。
幼かった手足がすらりと伸び、背丈が急激に高くなる。丸みを帯びていた輪郭は大人びたものへと変わり、着ていた服が窮屈に悲鳴を上げた。
やがて淡い光が収まった後、そこに立っていたのは――愛らしい幼女の姿ではなく、十五歳ほどの美しく可憐な少女へと急成長を遂げたメイだった。
「……力が、あふれてくるのです」
メイは自分の少し大きくなった両手を見つめ、ピンと立った耳を力強く揺らした。
先ほどまでの疲労は嘘のように消え去り、体の奥底から底知れぬ魔力が泉のように湧き上がってくる。
今の自分なら、どんな脅威からでも大切な人たちを守り抜ける。そんな確かな自信が全身を巡っていた。
「これなら……絶対にみんなを守れるのです!」
覚醒したメイは、決意に満ちた瞳で魔物の大群を真っ直ぐに見据えるのだった。
【お知らせ】
※3/4(水)
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