【番外編】
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
チュンチュン……。
窓から差し込む朝日と、小鳥のさえずりで目が覚めた。
ピナはのそりと布団から這い出し、大きな欠伸をする。
「ふわぁ……。よく寝たぁ……」
「おはよー、ママ。……って、あれ?」
隣の布団を見るが、そこはもぬけの殻だった。
綺麗に畳まれた布団だけが、ちょこんと置かれている。
「ママ? トイレ?」
ピナは目をこすりながらリビングへと向かう。
しかし、そこにも黒姫の姿はなかった。
その代わり、テーブルの上に一枚のメモ用紙が置かれていた。
『ピナへ。
寝顔が可愛かったから、起こさずに行くわね。
今日はウルスラちゃんと王都観光の約束があるから、先に帰ります。
朝ごはん作っておいたから、ちゃんと食べて仕事に行くこと。
――母より』
「えええええええっ!?」
ピナの叫び声が部屋に響いた。
「も、もう帰っちゃったの!? 昨日の今日だよ!? もっとこう、朝ご飯食べながら『昨日は楽しかったわね』とか、『また来るわね』とか、名残惜しむ時間があってもいいじゃん!」
ピナは頬を膨らませて、メモ用紙をペシペシと叩く。
久しぶりの再会だったのに、あまりにもあっさりしすぎている。
まるで、ちょっと近所に買い物に来たついでのような軽さだ。
「……でも」
ふと、ピナの手が止まる。
もし、今のピナが頼りなくて、心配でたまらなかったら、ママはきっとこんな風には帰らない。
もっと口うるさく言ったり、いつまでも世話を焼こうとしたりするはずだ。
何も言わずに、書き置き一つで去った。
それはつまり――。
「『もう大丈夫』って、思ってくれたのかな」
過保護なママが、ピナを一人の大人として、信頼してくれた証拠かもしれない。
そう思うと、寂しさよりも、じわじわと温かいものが胸に広がっていく。
「……しょうがないなぁ、もう」
ピナは少し照れくさそうに笑うと、テーブルに置かれた朝食に目を向けた。
ラップのかかったお皿には、俵型のおにぎりと、鍋には温め直すだけの味噌汁。
シンプルだけど、一番元気が出るメニューだ。
「いっただきまーす!」
大きなおにぎりを頬張る。
塩加減が絶妙で、やっぱり美味しい。
モグモグと噛みしめるたびに、体の底からエネルギーが湧いてくる気がした。
完食し、食器を洗う。
鏡の前で制服の襟を正し、自分の頬をパンッ! と叩いた。
「よし! 今日も一日、がんばるぞー!」
ピナは元気よく玄関のドアを開け、朝の光の中へと飛び出していった。
【おしらせ】
※2/2(月)
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