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【WEB版】不遇職【鑑定士】が実は最強だった〜奈落で鍛えた最強の【神眼】で無双する〜【アニメ配信中!】  作者: 茨木野
番外編

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【番外編】



 そして夜になった。

 ギルドでの仕事を終え、ピナは自宅へと向かっていた。


「もー……ママ何しに来たんだよぅ~……いつの間にかいなくなってるし~……」


 ピナは頬を膨らませ、夜道をトボトボと歩く。

 張り切って仕事をこなしていたのだが、その頑張りを母が見ることは一度もなかった。


 ピナが必死で「仕事してますよーアピール」をしている間、母は他の冒険者と談笑したり、どこかへ行ったりしていた。

 で、挙句、そのままどこぞへ消えてしまったのである。


「まじ分からん……はーあ……疲れた~……☆ もう腹ペコ~……」


 ピナがガックリと項垂れると、お腹がグゥ~と可愛らしい音を立てた。

 彼女が帰ってきたのは、ギルド【天与の原石】の寮だ。

 このギルドには、職員ならばタダで利用できる寮があるのである。

 そこにピナは部屋を借りて、一人暮らしをしていたのだ。


「ご飯作るのだるー……って、ん? 何この良い匂い……」


 部屋の扉を開けた瞬間、鼻腔をくすぐる香りにピナは足を止めた。

 醤油と出汁の混じり合った、食欲をそそる芳醇な香り。

 不思議と懐かしい、実家の匂いだ。


 見れば、部屋の明かりがついているではないか。

 不思議に思って、ピナは靴を脱ぎ捨てて部屋の奥へと進む。

 すると。


「ママ!?」


「あら、おかえり、ピナ♡」


 そこには、家庭的な割烹着を着た母・黒姫が、おたまを持って台所に立っていたのである。


【お知らせ】

※1/12(月)


好評につき、連載版、投稿しました!



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