【番外編】
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
鑑定士アインが世界を救った、その後――
アインの師であり、ユーリの母のような存在でもある守り手・ウルスラはというと……
王都の街にある、とあるカフェで、人と待ち合わせをしていた。
「ウルスラちゃーん♡」
「黒ちゃん、こっちじゃ」
ウルスラが手を挙げる。
そこへ、和服をまとった美女――黒姫が歩み寄ってきた。
ピナの守り手である彼女。
そう、彼女たちは“守り手”。
本来なら、世界樹のそばを離れられない存在のはずだった。
「朱ちゃんたちは、ちょっと遅れるって」
「さようか」
二人は席に着き、しばしティータイムを楽しむ。
「最近どう?」
黒姫が気軽にウルスラへと尋ねる。
「最近は、あちこち旅をしておるよ。黒ちゃんは?」
「んー、育ての親に会いに行ってきたかなぁ。久しぶりにね」
「ふむ? 育ての親とな。それは初耳じゃな」
「うん。私たち四神の娘たちを育ててくれた女性がいるのよ。今は遠くにいて、なかなか会えないんだけどね」
「そうだったのか……」
今、黒姫もウルスラも――
それぞれの“好きなように”過ごしている。
「あーくんのおかげね」
「まったくじゃ」
守り手たちが、こうして世界樹から離れて動けるのは、アインの存在あってこそ。
あの時、彼は言ったのだ。
――“世界樹は、争いの種になる”
そして、提案した。
――“ならば、世界樹ごと月に運んでしまえばいい”
「あーくんの力で、世界樹すべてを機能そのままに取り出して……それを月へ運ぶとは……」
「改めて思うが、とんでもない発想じゃな」
ウルスラたちは、“護るため”に神に選ばれた存在。
一方、アインは――“護り方そのもの”を変えてみせた。
護ることしか知らなかった彼女たち。
護る方法を提示し、実行した彼。
「あやつこそ、真なる守り手じゃな」
「まったくね。さすがじゃ、あーくん、ね♡」
黒姫がくすりと笑いながら言うと、ウルスラは照れくさそうに頬をかきながらも、小さくうなずくのだった。
【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】
新作の短編投稿しました!
タイトルは、
『現代最弱の退魔士、異世界を行き来できるようになり、最強唯一の魔法使いとなって無双する〜霊力のない無能は要らぬと実家を追放された俺、異世界で魔法を習得し現代に戻る。今更土下座されても戻りません』
広告下↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!
リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。
https://ncode.syosetu.com/n1358kw/




