表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【WEB版】不遇職【鑑定士】が実は最強だった〜奈落で鍛えた最強の【神眼】で無双する〜【アニメ放送中!】  作者: 茨木野
後日談

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

220/245

220.鑑定士、因縁の敵と再会する



 聖杯の欠片を回収するため、俺は極黒大陸へとやってきた。


 島の過酷な環境をものともせず、聖杯の欠片を持つ、四神の待つ神殿へとたどり着いた。


 神殿内部の、封印されていた扉を切り開き、中へと侵入する。


 奥へ延びる廊下があった。

 周囲は暗いのに、地面だけは不思議と輝いている。


『この先に四神様が待ち受けておるようじゃな』


 賢者ウルスラの声だけが響く。


「…………」


 俺は立ち止まる。


『どうした、アインよ?』

「隠れてないで、出てこいよ」


 俺は振り返って言う。


『誰もおらぬぞ?』

「いや、いる。いくら気配を消そうと、俺の……いや、俺たちの神眼の前では無意味だ」


 左目が青く輝く。

 精霊姉妹、マオの持つ能力【浄眼】。


 この目の前では、隠蔽術は意味をなさない。

 また隠れているものを暴き出す力がある。

 極黒大陸内でのみ、俺は封印した力を解放している。


 強烈な浄化の光が周囲を照らすと、マントをかぶった人物が現れた。


『なっ!? なんと! 現れよった! 全く気配に気づかなかったのじゃ……』


 賢者の目をごまかすほどの、高度な隠蔽を行っていたのだろう。


『それを見抜くとは、さすがはアインじゃ!』


「誰だ? 俺に何かようか?」

「…………」


 マントの人物が動かない。

 だが次の瞬間……フッ……! と消える。

 ガキィイイイイイイイイイイイイン!


 俺は剣を取り出して、マントの人物背後からの一撃を、受け止めていた。


 バッ……! と離れると、今度は目にもとまらない連撃を放つ。


 キンキンキンキンキン!


 俺はその場から一歩も動かず、そのすべてを剣でさばく。


『見事な剣の冴え! 早すぎて腕が千本あるようじゃ! 見事じゃアインよ!』


 フッ……と消えて、また死角をついた一撃を放ってくる。


 俺は【攻撃反射パリィ】を使って、敵の一撃を弾く。


 パリィイイイイイイイイイイイン!


 凄まじい勢いで吹き飛んでいく、だが相手は空中で体勢を整えると、綺麗に着地した。


『今ので倒れぬか。敵もなかなかのようじゃな。しかし……誰じゃ? 新手か?』


「いや、違う。見当はついてるよ」


『誠であるか!』


「ああ、剣を通して伝わってきたよ。懐かしい、おまえの力がな」


 フードの人物は動かない。


「くく……あはははっ! バレちゃあしかたないね!」


 バッ……! とマントを取る。

 そこにいたのは、小柄な魔族だ。


「【イオアナ】……」


 かつて何度も、俺と剣を交えてきた因縁の相手だ。


「そう! このイオアナ、君と再び戦うため、地獄の底から這い上がってきたんだよ!」


 にぃ……とヤツが邪悪に笑う。


『信じられぬ……ミクトランの力を受け継いだ、アインの一撃を受けて、貴様は存在ごと消し飛んだはずじゃろうが!』


「誰かが復活させたんだな?」


『へぇ、なんでそう思うの?』


「俺の目は、おまえが以前とは全く異質な存在になっていることを見抜いている。誰が、そうさせたんだ?」


 フッ……とイオアナは笑う。


「悪いけど、それは口に出さない約束でね」

「……そうか」


 俺たちの視線が交わる。

 だがにぃ、とヤツは笑った。


「じゃ、ボクはこれで」

「なんだ、やらないのか?」


「今日はライバルの君に挨拶に来ただけさ」


 ひらひら、と手を振って、イオアナはきびすを返す。


「君との再戦、楽しみにしているよ。そのために生き返ったんだからさ」


 実に嬉しそうに笑うと、イオアナはその場から音もなく消えたのだった。


「あいつ……生きてたのか」

『アイン、さん。うれし、そー』


「え、そうか?」

『はいっ!』


 ユーリの言う通りかも知れない。

 なんだかんだ言って、何度も剣を交えたあいつとは、奇妙な縁ができていた。


 ただの魔族だったあいつが、徐々に力をつけていき、最終的にはすごい力を手に入れてたからな。


「俺も楽しみかもしれん。あいつとまたやりあうのを」


『ふむ……強敵の復活を喜ぶとは。その余裕、さすがはアイン。強きものの特権じゃな!』


 踵を返して、俺は先へと進む。

 その先には玄武のとこで見たのと同じ、大きな扉があった。


「よし、行くか」



【※お知らせ】


新連載、始めました!


「騎士団長は最強に生まれ変わった~腑抜けたおっさんと蔑まれてきた俺、ダンジョン奥地で部下に裏切られ全てを失ったが、賢者の元で修業し最強となって自由に生きる」



【作品URL】


https://ncode.syosetu.com/n1466gm/


頑張って書いたので、よろしければぜひご覧ください!


また、広告の下に作品のリンクも貼ってあります!

タイトルを押せば飛べるようになってるので、ぜひ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 一気読みするなら耐えられるけど更新待ちになるとなんで読んでたんだろうって気になった。
[一言] おや?なんだろビックリなチョコのロココさんとマリアさんみたいにこの二人最終的には恋愛に発展しそうな予感がしてきたぞ?
[良い点] お帰りなさい、イオアナちゃん。アインさんに斬りかかってバイバイキーンにならなかったなんて成長したねw
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ