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【WEB版】不遇職【鑑定士】が実は最強だった〜奈落で鍛えた最強の【神眼】で無双する〜【アニメ配信中!】  作者: 茨木野
8章

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146.鑑定士、第7精霊を仲間にする



 巨神トールを討伐した後。


 俺は隠しダンジョンに潜っていた。


『トールを倒したことで、やつのもっていた莫大な量の闘気オーラを吸収したぞ。それと、おぬしの闘気が、トールのそれと混じり合って、変質したようじゃ』


「前とどう違うんだ?」


 俺は隠しダンジョン内部の敵に襲われている。


 しかしそのすべてが、禁術オーラの鎧にはじかれていた。


『神聖な気を感じる。魔族にとても効果的のようじゃ。さらに神族の攻撃に対する耐性もついたようじゃな』


『すごい、です! アイン、さん! さらにつよくなりました!』


『くくく、我が眷属よ。ならば新しい名前をつけねばならぬな』


 マオが楽しそうにいう。


『神聖なる闘気、略して【神闘気】と命名するのはどうだろうか!』


『さすがじゃなアインよ。神殺しを達成し、新たな力を身につけるとはな』


 ややあって。


 俺は隠しダンジョンの最奥まで、たどり着いた。


 氷でできた扉を開けると、広いホールになっていた。


 奥には光り輝く巨大な樹木、世界樹が生えている。

 

 その根本に、一人の美しい少女がいた。


 長い銀髪をサイドテールにしている。

 黒いゴシックな感じのドレスを着ている。


 肩をむき出しにするデザインであり、彼女の大きく白い胸が覗く。


 爆乳クルシュ巨乳ユーリほどではないが、十二分に大きい。


 その目の色は、月のように黄金に輝いていた。


「【テレジア】姉様!」


 ユーリが隣に顕現。

 銀髪の美少女、テレジアに向かって走っていく。


 テレジアはニコっと笑うと、ユーリに言う。


「【動くな】」


 びたっ! とユーリが立ち止まる。

 その止まり方は、少し変だった。


 ユーリはまるで、走っている途中で、時を止められたように制止する。


「あうん」


 かと思いきや、その場でこてん、とバランスを崩して倒れた。


「時間停止……じゃないか」


 テレジアはほほえみながらユーリのもとへ行く。


 妹を起こしてやるのか? と思ったのだが。


 彼女はスルーし、俺の元までやってきた。


 テレジアは俺に正面から密着する。

 潤んだ目で俺を見上げて、至近距離で尋ねる。


「あなた、お名前は?」

「あ、アイン」


「そう……アイン様。素敵な……お名前ね」


 うっとりとした表情で、俺に抱きつく。

 その大きい乳房が押しつぶされ、ひしゃげていた。


「悪神を倒し……わたくしを救ってくれた。やっと……見つけた。わたくしの……王子様」


 目を閉じてテレジアがぎゅっと俺に抱きつく。


「あ、あの……テレジアさん?」

「アイン様……どうかテレジアと……呼び捨てにしてくださいまし」


「て、テレジア。妹がおまえに会いたがっていてさ、ほら」


「テレジア、姉様!」


 笑顔のユーリが、テレジアに抱きつこうとする。


「【座りなさい】」


 びたっ、とユーリがその場で立ち止まる。

 おとなしく正座をする。


「【しばらく黙ってなさい】」

「むー! むぐー!」


 ユーリが口をもごもごさせる。

 テレジアの言いつけを守っている、って感じではなさそうだ。


「アイン様。これで……邪魔者はいませんわ???」


 テレジアは俺から離れると、するり……と自分のドレスを脱ごうとする。


「ちょ、ちょっと待て。なにするつもりだ?」

「なに……とおっしゃられても、アイン様と……子供を作ろうかと」


 な、なにを言ってるんだこいつは?


「愛しい殿方と出会ったら……その人の子供を産みたいと思うことは……おかしいでしょうか?」


「いやおかしいって! 離れてくれって!」


「離れたら……子作りしてくれますか?」


 ここでノーと言っても話がループするだけな気がした。


「け、検討しよう。だから離れて、ついでにユーリに何かしてるなら解いてやってくれ」


「わかりました……旦那様」

 

 テレジアはパチンと指を鳴らす。


「ぷはぁ……! ね、姉様の力、あいかわらず、すごいです」


 ユーリが立ち上がって、俺たちに近づく。


「さぁ……アイン様。これで子作り……してくださいますか?」


 するするとテレジアが服を脱ごうとする。


 ユーリは俺の前にたち、手を広げる。


「姉様! アインさん、いやがってます!」


 よかったどうにかなりそう。


「まずは、キスしてから、です!」


 おいいいいい。こいつもか!


 ぱぁ……! と俺の左目が輝く。


「やっほーテレジアお姉ちゃん」

「テレちゃんおひさ~」


 ピナとクルシュが顕現する。


「アイン様……あちらの人気のない場所へ行きましょう。ここでは……邪魔者が多いですから」


「邪魔者っておまえ……。姉と妹たちがせっかくきたんだから、再会を喜べよ」


 ちらっとテレジアはユーリたちを一瞥する。


「アイン様」「おう」「子供は……何人くらいがよろしいでしょうか?」「話を聞いてくれ!」


 テレジアは頬を赤らめて、俺に抱きつく。

 離れようとするのだが……。


「【離れるな】」


 突如、俺の体の自由が効かなくなる。

 動かそうとしても、びくともしない。


「アイちゃん、これがテレちゃんの能力【誓約の蛇眼じゃがん】だよん」


「せいやくの、じゃがん?」


「視界に入った生物に強制的に言うことを聞かせる邪眼だよ~ん」


 すさまじい力持っているな、テレジア。


「三女のテレジアお姉ちゃんは、ちょぉっと心病んでてね。愛が深すぎて好きになった人以外興味なくなるの。ヤンデレってやつ☆」


 厄介な性格してるな……。


「旦那様……わたくしの初めて……どうぞもらってくださいまし」


 しゅるしゅるとテレジアが衣服を脱ぐ。

 とんっ、と俺の体を押し、その上にまたがる。


「ちょっと止めてくれって!」

「【全員、動くな】」


 びたっ……!


 精霊たちが微動だにできなくなる。


「命令は人間以外も有効だよ~ん」

「お兄さん大変☆ 貞操の危機だ~☆」


 こいつら楽しんでやがる!


「アイン、さん! だめー!」


 と、そのときだった。


『くくく、なにをしておる、我が眷属よ!』


 青い光が俺と、そして精霊たちを包み込む。


 突如、体の自由が効いた。


 俺はテレジアを押しのけて、距離をとる。


「わが力の前に呪いなど無意味!」


 かっこいいポーズを取るマオ。


「マオ。そうか、浄眼の力で能力を解いたのか」


「え~。マオマオちょっと空気よみなよ~」

「あーあ、マオにはがっかり。あんたほんとKYよね。昔から」


 ちぇー、とクルシュとピナが唇をとがらせる。


「ちょ、なんであたしが悪いみたいな空気になってるのよ!」


「「空気よめし~」」


「うう……」


 俺の元へ、ユーリが駆け寄ってくる。


「テレジア、姉様! アイン、さんは、わたしません!」


 むぎゅーとユーリが俺を抱きしめる。


「そう……わかったわ。アイン様。わたくしも……あなたのそばにおかせてくださいまし」


 テレジアが、金色の精霊核を取り出す。


「悪い虫がつかぬよう……お守りいたしますわ」


 ……かくして、俺は7人目の精霊を仲間にしたのだった。

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― 新着の感想 ―
誓約の蛇眼って字違くないですか? それと浄眼って状態異常無効があったんでしたっけ? それ以前に能力で状態異常無効を持ってたと思いますけど?
[良い点] 姉妹たちはよくこんなのに会いたいと思ったな マオがいなければ最強で、好き勝手し放題じゃないか [気になる点] 1日1更新になったか・・・ 順位も下がってるしモチベが下がるのは仕方ないかな
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