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暇がてら救済

「あぁー、暇だぁ……」


この世界に召喚されて一週間。そろそろ修行もすることが無くなってきた。ていうか無くなった。すっごい暇。こうも暇だと暇疲れしてくるなぁ…あぁ、空めっちゃ綺麗。


(ガタガタガタッ!!)


「あぁん!?」


何この音。結構近いし。耳をすますと馬の嘶き声も聞こえてくる。恐らく馬車だな…こんなところで馬車とかマジキチだろ。暇つぶしがてら、もとい馬を救うべく音のする方へ行ってみる。





(ガタガタガタガタッ!!!)


ものの2分で発見。見つからないよう上のほうの木を走り渡りながら観察する。転送魔法使えばいいのに、馬が可哀想じゃねぇか。こんな凸凹道を全力疾走させられてさ。しかも結構でかい馬車じゃん。それを2匹で走らすとか許せん。


「おい!もっと早く走れないのか!!」


馬車の中から鎧に身を包んだ若い男が顔を出す。性根腐ってんのかこいつ。


「これが限界でございます!!!」


大声で馬の従者が答えた。その間にも馬に鞭を振るっている。限界って分かってんなら鞭下ろせ!俺の動物愛護精神がオーバーヒート。絶対に許せん。馬の気持ちにもなってみろ。我慢できなくなり馬車の前に飛び出そうとすると……


(ヒュンッ)


「ん?」


後ろから矢が飛んできた。その矢は馬車の屋根に突き刺さり中は慌ただしい悲鳴を上げている。矢が飛んできた方向を見ると、複数の盗賊たちが馬に乗って襲い掛かろうとしていた。


「なるほどねぇ……」


なんとなく状況を理解。あらかた金目の物を盗もうとしてるんだな。そこを逃げている。何というテンプレ展開。私がお助け致しましょう!

一旦切ります><

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