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修行②

「んぅ……だるい…」


テントの中で目覚めた俺。まぁ当たり前か。昨日は疲れてそのまま寝てしまったので色々片づけを。

まず最初に【洗浄ウォッシュ】で体を清潔にしましょう。あぁー、マジ便利。…スッキリしたところでテントをそのままアイテムBOXへ。出すときすっごい楽なんだよねコレ。…色々つってももう終わり。まぁ気にしない。朝食は作る気がしないのでパンと水。おぉ、パン単体でも美味い…。


「今日は何するべきか……。」


魔法を練習してもいいけど絶対事故起きるよね。主に火事。魔法よりも消火の方が難しいってどうよ。

そもそも修行とか勝手に言い出したけど何するか全然決まってないんだよな…。


「よし、適当でいいや。」


残りのパンを口の中に押し込み水で流し込む。今度は口の中を【洗浄ウォッシュ】。俺歯磨きしないと気になるタイプなのさ。それはさておき腰からアサシンライフルを一丁取り出す。軽いな。軽くテンションが上がるも乱射などせず森の中を慎重に歩いて行く。


「……。」


「ギィィ!」


「うわぁビックリした!!」


おなじみゴブリンが今日一匹目の相手。他の武器だったら秒殺なんだが…銃なんか生まれてこの方触ったこともないから緊張で手が震える。


(パンッ!)


「……っ、?」


「(頭撃ち抜かれ死亡)」


…目を閉じて撃ったのに、見事脳天一発で仕留めれた。……スキルマジで恐るべし。体が勝手に反応とか人間じゃない気が…。


「すごいな、これ。」


俺が褒めたのはこの銃の軽さと振動の無さだ。もう一丁腰に常備しているんだがつけている感じがしない。なんなら三丁つけてもいいくらいだ。そして振動の無さ。撃った後俺みたいな素人は手が痺れるはずなんだが全くそんなものは感じない。銃の性能かスキルのおかげかは知らん。


「(プルプル)」


「……。」


(パンッ!)


「」


「おぉ……(輝目)」


これはいい。他の武器や魔法と違って手加減に苦戦することは無い。最高じゃないか、悩みの種が一つ解決された。ライフル様々!







(1時間後)





(バババババババッ!)


「……よしっ!」


周りにはモンスターの死骸が山になっているがそんなものは目に入らない。むしろ入れたくないのが本音だが。もう乱射しても大丈夫だぜ!!と、いうわけで飽きた。気乗りしないけども魔法の練習の続きやりますか。風属性魔法だったら安心か?


「【突風ストーム】」


(ゴォォォォォ!!!)


……木々が薙ぎ倒れました。初級魔法だぞこれ。やっぱ難しいわ……。


「【再生リジェネラート】」


読んで字の如く再生させました。…やっぱ対象を一つに絞った魔法の方がいいのか?そしたら被害も一つですむし…。俺は中級魔法の【風球ストームボール】を想像しながら意識を遠くの大木へ集中させる。イメージが固まったところで掌をスッと大木の方向へ翳し…


(ドカァァァァァン……)


「……え?」


…中級魔法で森が大破しそうになった。

え、待って。ちょっとタイム。俺何も唱えてないよね?無詠唱OKなの?端折ったらダメなの?加減しなかったからこうなったの?もうヤバイじゃん俺。

今度はきちんと唱える。イメージは極力弱く。階級と属性もしっかりと。


「中級風属性魔法、【風球ストームボール】」


(ヒュンッ!)


お、普通に飛んでいった…?いや、10本は倒したけど。でも無詠唱と比べると倒れた数が格段に少なくなっている。とりあえず【再生リジェネラート】。うん、戻った戻った。さっきのを呪文だけに端折って唱えてみるか。階級とか属性とか無しで。


「【風球ストームボール】」


(ドォン!!)


…威力が上がっている。さっきは10本、今回ので30本はいったな。しつこいですけど【再生リジェネラート】。はい、失敬。


まぁ、今の見てからの仮説は…言葉を少なくすればするほど威力が上がる?なのか?普通は逆なんだけどな…。言い換えれば言葉を多くすればするほど加減、威力の調整が出来るってことか。

……これからは階級言おう。属性も言おう。不安になってきたよオイ。何で中級魔法で森が一つ消えなければならんのだよ。もういい、今日はやる気失せた。ごろごろして寝る!また明日!

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