修行①
「とぉっ」
「グァ!?」
この世界に来てから約2時間。やっと地面が割れなくなりました。いやぁ、手加減って難しい。今倒したオークっぽい生き物がファルニアというモンスター。何故だか知らんが分かる。多分INT999だからだろう。マジぱねぇ。あと解体にも慣れてきた。ちゃちゃっとやればなんてことはないんです。…さて、斧を振るのも銃をぶっ放すのも飽きてきた頃合い。魔術を始めちゃいます。
「【火】」
掌の上に握り拳ほどの炎が現れる。これは攻撃魔法ではなく実用魔法で調理や火起こしの際に使われる初級魔法。そして呪文も説明もスッと出来たのはINT999のおかげですありがとうございます。お次は中級魔法行ってみよう。
「【火球】」
これは投げつけるタイプの魔法。そこら辺にヒュン、と投げつける。
(ドガッ!!)
「…あれ?」
木が燃える予定だったのに、まず木が2本ほど折れてから燃え始めた。投げつける力強すぎワロえない…じゃなくて!やばい火事になるってこれ!
「【水球----!!!】」
同じく投げつけるタイプの水の塊。優しく優しく下から投げるように炎目がけてアタック。見事一発で消火。他の魔法練習しよ…。
「だぁぁー……つっかれたぁ……」
気が付くともう真っ暗。絶妙な加減で魔法を使うのは集中力がいる…。よって疲れた。もう無理。
「【照明】」
【照明】、周りを照らす際に使われる実用魔法。これも最初は目がやられるかと思った。
「……どうなるんだろうな、俺。」
一旦切ります><