表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/28

初めての戦闘

「………ん?」


落ち着け俺、一旦頭の中を整理しようか。それがいい。

えっとまず、決定ボタンを押した。目の前が真っ白に光り輝いた。あまりの眩しさに目を閉じた。そのまま意識を失った。目を覚ますとここどこだ。そうかここは森だ。


「……だめだ、科学の限界を超越してる…」


…もしかして、もしかすると。ここって異世界?最初の質問にYesと答えたからここまできたのか?

俺は自分の服装を確認する。ここに来るまでは上下ジャージだった。でも今は…体が漆黒の布に覆われている。靴は履いてなかったはずなのに動きやすいブーツが。頭から首元まで服と同じような色のターバンが巻かれてある。なんじゃこりゃ。極めつけがいつもと目線の高さが違う。


「……【ウィンドウ表示】」


ブォンと淡い水色のウィンドウが出てくる。【ステータス確認】の欄を開くと表示されているのは俺が設定したそのまんまのスキルだった。


「…よっしゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」


え?本当に異世界に来れたの!?やべぇ超嬉しい!!しかも初期から無双?最高じゃねぇかオイ!!

……んんっ。ふぅ、取り乱した。でもすごくねこれ?


「……(プルンプルン)」


「……お?」


…さっきの叫び声でスライムが。何だ結構可愛いじゃないか。プルプルしてる。


「(体当たり)」


「うお、あぶね。」


どうやらスライムは怒っている。まぁいきなり真っ黒な男が奇声上げたら威嚇ぐらいするわな。

俺も死にたくはないので御陀仏っ!俺は拳を振り上げ勢いのままスライムに落とす。


(パァァァン!)


「……あれ?」


…スライムが、吹っ飛ぶかと思ったら、潰れた。跡形もなくなった。あれ、何この力。手加減も必要ってことか?そりゃチートですから。


「キィィ!」


お、今度はゴブリン?こいつは素手で無理そうだな、闇斧ダークアックスでいくか。


「よっ」


「ギ!?」


(ズサァァァァァ)


…ゴブリンは真っ二つになった。そこまではいい。そうなるようにしたんだし。問題はゴブリンを斬りかかった後だ。注意を払い弱めに振ったつもりなのだが…後ろ20Mほどの木が薙ぎ倒れ地面はパックリと割れている。


「…これはないわぁ。」


思わず声に出してしまう。しばらくはこの森で修行しますか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ