特訓
(inファミレス的な何か)
「(もぐもぐもぐもぐ……)」
「(……ハムスターみたい…)」
腹が減ったのでリースと共に店に入った。2人ともハンバーグもどきを注文。リースは泣き止んだ。扱いやすいなこいつ…。
「(もぐもぐ)これからどうするんですか?」
「とりあえず口内にあるものを飲み込んでから話そうか。」
「……(ゴクン)どうするんですか?」
「そんなのお前の強化に決まってるだろ。」
「ごふっ……」
「だから飲み込めって言ったのに……」
リースは女性らしからぬ呻き声を上げながら水を飲み干す。おいコラ汚ねぇ。
「ケホッ…何ですか強化って!私の了承を得ずに決定っておかしいでしょう!」
「パーティーだから当たり前だろ。」
「え、有無を言わさず私下の立場なんですか!?」
「当たり前だ。」
「うえぇ……」
リースはがっくりと項垂れているが俺は気にせずハンバーグもどきを食い進める。うむ、美味い。
「早く食え。置いて行くぞ。」
「……(もぐもぐ)」
(in草原)
「よし……じゃあ初級魔法から。」
「いやいや出来ませんって!!」
「MPはあるんだから出来るっての。」
とりあえずリースには初級魔法を覚えさせることに。しきりに無理です無理ですと言っているがこの場合は無視。
「何回やっても出来なかったんですよ…?」
「うるせぇ、黙れ。」
「全否定!?」
とにかく何でもやってみないと分かんないだろうが。さっさとやる!
「……初級魔法火属性【火】」
俺の手の中に火の玉が現れる。魔術師なら出来てもらわないと困るぐらいの魔法。リースは炎を見て目を輝かせている。
「おぉ……」
「はい、これをやる。」
「なんとなく予想はしてましたけど、無理ですよ?」
「いいからやる。」
「うぅ……初級魔法火属性【火】……」
小さく呪文を唱える。火は見当たらない。…これは奥の手を使うしかないようだな。
「やっぱり出来ないですよ…」
「これから失敗するたびお前の服を一枚づつ脱がしていく。」
「初級魔法火属性【火ぁぁぁぁぁ!!!!】」
リースの手には俺よりも2回り大きい火の玉が浮かんでいる。おぉ、成功したか。これからスランプに陥ったらこの手を使うとするか。
「!!やった!アスカさんできましたぁぁ!!」
「うん、おめでとう。」
「これでやっと魔法が使えるように……!」
「次は【水】いくから。」
「」




