第一話
「スーースーーーー」
こんな風に居眠りしているのは、私の幼馴染み 御影 遥翔。
「早く起きなさい!」
あっ、申し遅れました。私の名前は福宮 凛。運動も勉強もできる現役JK
「いってーちょっと寝るくらい良いじゃん」
「何言ってんの寝てばっかいたら赤点とるよ」
「だってこんな《終わりの歴史》なんてむず過ぎてわかんねーよ」
私達は【国家異能管理局】の隊員になるために【鳳王学園高等学校】に通っている準隊員
私はもう課題なんて終わらせてるから余裕なんだけど、遥翔はまだ格闘中。
一見こんな普通の生活だけど、そんな普通が続くはずもなく――
《警報! 警報! 虚獣発生 虚獣発生 隊員は直ちに処理せよ》
「はぁ…せっかく勉強はかどってたのに~」
「あんたは寝てただけでしょ」
ヤレヤレ
ーーーーー
俺の名前は御影遥翔。この世界には【虚獣】と呼ばれる怪獣がいる。
そいつらと戦うため、人は【異能】と呼ばれる力を使う。
「いたぞ!」
グオオオアァァ
「この魔力反応…B級ね」凛が呟く。
「任せとけ!異能解放――!」
【漆黒】
黒い霧の羽を展開し、虚獣を切り裂く。
「私も――異能解放 冷却開始...」
【雪女】 《氷槍》
雪女の氷の魔槍が虚獣の足元を切り裂き、足止めをする。
凛が冷静に指示を出す。
「遥翔、斜め後ろから回り込んでこっちに誘導して」
「了解!」
その直後黒い羽が展開され低く滑空する。虚獣の注意を引きつけながら、攻撃のチャンスを窺う。
虚獣は唸り声をあげ、地面を叩きつけて反撃してくる。砂埃と瓦礫が舞い上がり、私の視界を一瞬遮る。
「くっ!大丈夫か凛?」
「大丈夫!虚獣は冷気でしっかり固定してるからたのんだよ」
遥翔は少し息を整え、黒い霧の翼を広げる。
《漆黒の弾丸 》
「グルアァァァァァァァァ」
《漆黒の弾丸》
異能【漆黒】の権能で闇を増幅させ八つの弾丸として打ち込む技
一つ一つの弾丸には絶大な魔力が込められている
「やった........倒したか?」
「うん、B級だから想定内ね。遥翔も危なげなかったし」
遥翔は少し汗をかきながらも、ほっとした顔を見せる。
「てか《亡者の残影》回収しなくちゃ」
《亡者の残影》とは虚獣の魔力源であり虚獣を破壊することで回収出来る《亡者の残影》は主に武器などに使われる
「オケ、回収完了!」
「今日も任務完了ってそういや勉強中だった!」
「私は疲れたしもう帰るよ~」
「え?待ってよ明日テストだよ!?」
「もう3時間もしたのよ!」
「しかもずっと寝てばっかだし~」
「待って~凛ちゃーん!」
「凛ちゃんいうな!」
..........明日のテストどうしよ




