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5、ミドリ+となり

「・・・ねぇ、みど・・・河合君は家の方向こっちなの?」

「・・・・・・なんで?」

ホントに意外な質問だったのか、碧は少し驚いているように見える。

「だって朝、別の方向から来たじゃない」

だからぶつかったのに、と翠は少しぶすくれて言った。

「ああ、そのこと。あれは朝、早く出過ぎて遠回りをしてたんだよ」

「・・・へぇ」

心底どうでも良いというような碧に翠は少しムッとしたが、そこはひとまず置いておいた。


もうすぐ家に着く。

良かった、やっとこの緊迫した空気から逃れられる。

「あ、私ここで良いから」

翠は碧に早々と告げるとそそくさと家へと足を向けた。

「・・・家、ここなのか・・・?」

碧が意外そうな声を出した。

「・・・うん」

それがどうしたというのだろうか。

翠の家は普通の二階立ての一軒家。

さして驚く理由など無いはずだが・・・。

「・・・いや、いい。じゃ」

そう言って碧は背を向けて帰って行ってしまった。

「・・・何だというのよ・・・」

翠はぶつくさと文句を言いながら家へと入っていった。



翠の親は共働きで、帰ってくるのが深夜になることもある。

翠は、一人で夕飯を済ませ部屋に籠もっていた。

「ヒマだなぁ」

寝ようかな。と電気を消すと、窓から光が射し込んできた。

「・・・なんだろ」

カーテンを開けると隣の家の窓からの光だと言うことがわかった。

隣、誰かいるんだ・・・。

隣の窓はスリガラスのうえにカーテンがかかっているので中は見えない。

引っ越してきた日。親たちは近所に挨拶をしに行っていたが、自分は行ってないので誰がいるのかわからない。

いつかわかるだろうと思って、カーテンを閉めようとカーテンに手をかけたとき、向こうの窓の方から小さな音がしたかと思うと、いきなり向かいの窓が開いた。

「「・・・・・・!?」」

窓から顔を出したのは、さっき別れたばかりの河合 碧だった。



先は長い・・・。どこに向かおうとしてるんだろう・・・?

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