始めに ~「自分」は、本当に幸福と言えるのか?~
天地です。
本業で溜め込んでいるストレスの結果、療養生活に入らざるを得なくなってしまった男のエッセイとなります。
これからを生きていく為に、スランプに陥りそうな時の日記代わりにでもコツコツ書いていきたいと思いますので、どうか見届けて下さい。
まだまだマイナーですらない「物書きになりたい男」、それが自分だ。
しかし、今の自分は自分自身に対して常々思う。
「今の自分は、本当に幸福なのか?」と。
自分は、僕は、アニメが好きだ。漫画が好きだ。小説が好きだ。ゲームが好きだ。プラモデルなどの造形物が好きだ。
その為には、お金を働いて稼がないといけない。
今、自分は所謂、医療福祉系の仕事が表向きの仕事だ。
ここの仕事は「やりがいがある」と言えば聞こえはいいが、現実問題、色んな課題を抱え込んでおり、自分が勤めている職場でもその限りではない。
正直な話、仕事で抱え込む心身のストレスは半端無いものだ。
そういった生活が自分を知らない内に締め付けてしまったのかもしれない。
2024年3月真ん中頃、職場での翌日の昼食がカレーライスであることを知り、喜んでいた束の間。
ーーー病院にて、「二文字で現わせる、告知されたら物凄く怖い病気」であることを知らされた。
地元からわざわざやってきてくれた家族には本当に申し訳が無かった。
「こんな病気になってしまってごめん」
「迷惑をかけてしまって、本当にごめん」と、どれだけ心で詫びたことか。
辛うじて幸福だったのは、精密検査にて、切除手術さえしてしまえば転移も防げるだろうと言われたことだ。
だが、手術後は機能がどこまで戻るかは本人次第とも先生から言われた。
正直、怖い。
とっても怖い。
誰かに、その恐怖を何度も言いたかった。
普段、抜けているところが多いせいでよく家族から叱られることも多いが、そんな中でもこの恐怖は抜けることなく僕の中にある。
療養生活に入り、これを書いている今は、手術を受ける為の入院準備を進めている最中だ。
その中で体力をつける為のトレーニングを繰り返し、最悪の事態を少しでも和らげるために鍛え続け、「白猫プロジェクト」などのスマホゲームでメンタル面のリラックスをしていっている。
今となっては、後悔しかないと言っても過言ではないが、今の病気になってしまった原因は何となく自覚している。
ーーー自分自身が、とんでもなく短気だったからだ、とーーー
この話は、日記や回想的に書いていくエッセイとして機能させていく予定です。
今の世の中、誰がどんな病気になってもおかしくありません。
これからを生きていく為に執念を燃やす男の話が、同じ病気にかかっている方の原動力に少しでもなってくれれば……と、願っております。