一等星を見つめて。
星になりたい。あの広い場所でぽつんと太陽の手を借りながら光るあの星のように。1番輝いているのが一等星って言うんだっけ。あの星になればみんなから綺麗って言われるのだ。そしたら生きたことが最期の最期良かったって思えるだろう?星は死者だから。どんな人がどんな風に亡くなったかなんてわかんない。分かろうともしてあげられないんだ。でも最期の最期まで必死に輝いているってことはそれほど誰かに生きていたよってことを伝えたいのだろうって思うんだ。こんな残酷な世界で必死にもがいて生きてきた人達。今もがいている人。みんなあぁやって最期は光り輝くんだ。忘れられないように。光ればみんなが見てくれる。生きた価値がないと思っていても最期に必ず生まれるんだ。そうなら僕は今すぐにでも星になりたい。実際この世界は残酷という言葉でまとめられないほどのものだと思う。どうやって足掻いてもみんな見て見ぬふりなんだ。誰かが他人が他人を助けようとする。でも最後は離れていってしまうんだ。大切な人でさえ自ら命を絶ってしまうこの世界で生きる意味はあるのかと問いたい時がある。食があるだけで住むところがあるだけで幸せだ。と人は言う。けどそれは大間違いだ。いや多少は正しい。けど違うのはそれがあったとしても苦しい人は苦しい。なかったとしても幸せな人もいるって事だ。だから食があるだけで住むところがあるだけで。なんて言葉はなくなって欲しい。誰もが一人一人違う悩みがあって違う価値観があって違う人生だ。だから一人一人間違いが生まれるなんて当然のことで、それを他人が全て全員がという理由で大きく否定するのは間違っている。と僕は思う。一人一人違うのだからそれに上手く柔軟に合わせなければならない。でもそんなの人間が蟻と会話をしろって言ってるもんで結構難しいのだ。だから何が言いたいかって言うと自分が苦手な人とは無理に繋がろうとしなくていい。自分が大切にできる人だけと繋がればいい。僕はみんなが幸せになればそれで良いのだよ。でもそんなのは綺麗事だと言われてしまう。でもこれが僕の考えなのだ。僕が不幸になってもいい。僕はどうなってもいいから。僕以外の人達が平等にとは行かないかもしれない。でも少しくらい今日を生きててよかったって思って貰えるような日々にしてあげたい。文で人を救えると僕は思う。だから僕は生き続ける限り文を書く。下手でも全然意味のわからない話でも、誰かが生きる理由になれたらなって思って僕は書き続けるよ。まだ星にはなれない。だから夜のように星のように意識されなくても傍で寄り添える小説を書きたい。夜のようにそっと落ち着く場所を作りたい。僕は今日も星になれないのを悔やんででも、誰かの居場所になれるように小説を書きます。今日も誰かの夜空になれるようにー。