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第50話 後 推理

どうすれば……地面からの攻撃は防げないし。メイ、メアリー、アシュリーは無事なのか?ダメ!追いつかれる!このままじゃ二人とも死ぬ!

 地面が突然灰色になった。幻覚?振り返って見たら鎖に縛られてる女性がいた。地面から伸びてくるあの魔物の根が鎖に絡まれて、灰色になって、塵になっていく。ど、どういうことだ?何か起こった?

 「お父さん!お母さん!ごめん!ごめんーっ!……っ!」

 え?ケイリ?

 「ケイリ、どうした?」

 「う……っ。ご、めん、お父さん……お、かあ、うっ」

 幼児退行したのか?無理もない。それより、攻撃が止んだ。もう安全なのか?逃げる力はもう残ってないんだけど。

 「ケイリ、もう大丈夫だ」

 「……っ」

 泣いてる。

 「よくわかんないんけどあの魔物はもう死んだんだ」

 多分。皆を探さないと。いや、一旦街に戻ろう。ケイリを背負って他の仲間を探すのは無理だし、ここにケイリを置いていくわけにもいかないし。

 幸い全員無事だった。皆ギルドで集合できた。ケイリだけが、ずっと泣いていた。

 「カイル、もう放っておこう」

 「ケイリ、怖かったね。でももう大丈夫だよ。だから泣かないで、ね」

 「お父さんとお母さんがぁーっ!」

 「おじさんとおばさんがどうかした?」

 「う……っ」

 「はっきり言いなさいよ!」

 「メイ!はぁ、みんな今日はこれで解散だ。ゆっくり休もう。ケイリ、部屋に戻ろう」

 立つ気力さえなかったケイリを部屋まで運んた。

 「ケイリ、あの魔物が灰になったところを目撃した冒険者がいるんだ。あの魔物はもう死んだ」

 一体どうしたと言うのだ。先からお父さんとお母さんしか言ってない。

 「カイル兄さん!お父さんとお母さんがーっ!!」

 「うん、聞いてるよ。一体何が起こった?」

 「あっ」

 「どうしたの?」

 あっ、あれか?ケイリがずっと秘密にしてたあのことか。ケイリが秘密にしてたこと。そうだ。そういえばこの前、左手で食事してたな。それもケイリの秘密と関係してるはず。左手……右手が使えないと言うことだろうか?傷負ってないのに動けなくなった右手、突如現れた鎖に縛られてる女性、ケイリがずっと隠してた秘密、ケイリの両親、あとは、ケイリの秘密といえば、ケイリの召喚獣。全てが繋がった。あくまでも僕の推測なんだが、あの鎖に縛られてる女性はケイリの召喚獣。召喚獣を召喚するにはなんらかの代償を払う必要がある。前回は右手で今回は両親。泣き出すタイミングもあってる。

 「ケイリ、もしかして、両親を生贄にして召喚獣を召喚したの?」

 「えっ?どうしてそれを?」


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