表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/165

第43話 前 人質 

「こんなの、溶かしてやる」

メアリーさんの範囲魔法。流石だね。

「ダメだ、一撃で仕留めきれない」

そんな、体の半分以上溶かされてもまだ動ける…。

「ダメだ。全員参戦するんだ。勇者様は人を殺せないはずだ」

え?そんな卑怯な…。村人を巻き込むから範囲魔法は使えない。魔法生命体もしぶといし。このままだとジリ貧になる…。打開策、考えないと。って危ない。冷静に策を考える状況じゃない。とりあえず弓で村人の武器を撃ち落とそう。この弓は自動照準出来るから簡単に出来る。

 ダメだ。撃ち落としてもまた拾えばいいのだから。と、魔法生命体の一体が光って消えた。何が起きたの?

 「アシュリー、でかした。皆アシュリーを守るんだ。魔法生命体は神聖魔法に弱いんだ。メイ、防陣を張って地面も凍らせるんだ。メアリー、村人達の武器を溶かせ。ケイリは頭を回すんだ」

 「う、うん」

 無駄だ…。一体ずつ浄化しても召喚のスピードに追いつけない。そうだ! 狙うべきのは村人の武器ではなく、魔法生命体を出す魔道具だ。

 直接魔道具を狙ったら、村人に狙われるし、身を挺して庇えそう。こうしよう。空に向かって矢を放つ。

 よし!空から矢が降ってくるなんて誰も思わなかった。でも壊していいのかな。村人達困るんでしょうね。いや、壊した方がいいかも。これで冒険者を騙せなくなるから。

 「なんてことを!」

 「ケイリ、よくやった!皆耐えろう!ここが正念場だ」

 魔法生命体はアシュリーに任せて、私は村人をなんとかしないと。メイの氷はの妨害効果あんまり高くない。マキビシでも使うべきか?でも、人に使いたくない…。粘着ボールは?ダメだ。靴脱げばいいのだから。閃光弾なら…ダメだ。味方を巻き込む。目を閉じって、なんて叫んだら村人達も目を閉じるし。ゴーレム…ダメ、登録してない村人をぺちゃんこにしてしまう。

 皆が頑張ってる中、私だけ何も出来ずただ立ってるだけ。また、私だけ…。

 

 「村長、これで終わりだ。返らせてもらう」

 「待って、この子どうなってもいいのか」

 自分の村の子供を人質にするなんて…。村人を傷付けず戦ったのが仇になったか。

 「村長、正気か」

 「ああ。勇者様がこうさせた。この子が死んだら、勇者様のせいだ」

 「どんな理屈だよ」

 「カイル、もう行こう」

 「ケイリ、あのナイフ、矢で折れる?」

「何コソコソ話してるんだ?」

「僕が村長の気を逸らす、その隙に」

「う、うん」

「村長、後ろを見てみよ。この子の母親の顔を見てみるんだ」

振向いだ。えい!

 よし!ナイルに当てた。って、あの男の子、落ちた刃を自分の喉に当てた。

 「勇者様、ごめん」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ