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第41話 後 また髪の話してる

「カイル兄さん、おはよう」

「あ、ケイリ、おはよう。え?ケイリ!?ケイリが怖くない!ケイリが怖くないぞ!」

成功したみたい。

「ケイリ、その髪どうしたの?」

「あ、あの、ちょっと、切ってみた。に、似合う?」

「今も悪くないけど、正直長い髪の方がおお姫様っぽくて好き。あ、無理に伸ばさなくていいよ。長い髪だと色々大変だろうし」

「う、うん」

もう、伸ばせないの。

「ケイリ、ありがとう。そして、ごめん。ケイリに嫌な思いさせちゃった」

「カイル兄さんが、謝ることじゃ、ないわ。私こそ、もっといい方法を、思い付ければ、こんなことには、ならなかったのに」

「そんなことないよ。ケイリは本当によくやってくれた」

「…う」

「泣くなよ。あ、いや、泣いていいよ。辛かったもんな」

「カイル兄さんに、う、嫌われたら、うう、私…」

その後、私は泣き疲れて寝てしまった。

「ケイリ髪切った?」

「う、うん」

「どうして切ったの。カイルのやつ、よくケイリの髪を見てたよ」

「メアリー、お前!そんなことないよ」

「何よ!私の髪だって短くないんだから」

「いや、ケイリみたいに虫も殺せなさそうな顔して、何故か冒険者をやっているのかが分かんない子こそ長い髪が似合うのよ」

あれ?私、褒められてる?それとも、貶されてる?

「メイはむしろショットにすべきよ。きっと女の子にモテるよ」

「同性にモテるのが嫌だから髪伸ばしてるの」

「えっ、女の子にモテたの?マジで?」

髪の話はまだ続く。そこで、私はあることを気付いた。もしかしたら、召喚獣さんはカイル兄さんが私の髪型を気に入ってることを知ってて…。

『そんなことないわよ、我が主人よ。私はただ生活に支障が出ないように髪にしただけよ。感謝しろ、とは言うまいが責められる筋合いはないと思う』

 ご、ごめん。そうだったのか。ありがとう。ところで、召喚獣さんの名前、教えてもらえない?

『良いであろう。我が名は大アク、ではなく、アーク召喚獣、ミセリアである』

これからもよろしくね、ミセリア。

『よろしくお願いするよ、我が主人よ』

「これからどうする?」

「新首都に戻ってクエストを報告しないとね。その後、隣国行って見たいな」

隣国か、冒険者っぽい。新しい冒険ちょっと楽しみ。召喚獣の力があるから、私も皆の役に立てるかもしれない。


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