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第39話 後 距離

ケイリって、本当バカだよな。私なら知らない人のために好きな人に嫌われるようなことなんて絶対にしないわ。これはまたケイリが抜けそうだ。

ケイリは何というか、頭はいいのに要領が悪い。いい方法を思い付けるのに、失敗ばっかりする。けど、ケイリがまたパーティーから居なくなっても別に悪いことではない。なぜかと言うと、メイもカイルのことが好きだからよ。恋愛禁止なパーティーもいるほどパーティー内の恋愛は問題になってる。

「ケイリ、ごめん、僕…」

「いいの…」

距離離れすぎ…。

「少しだけ時間くれないか」

「…分かった」

カイルはトラウマを克服するつもりね。

「というわけでアシュリー、治せるのか」

「私が治せるのは体の傷だけ」

「メアリー、何とか出来ないのか」

私に聞かれても…。

「あれだ、時間がすべてを解決するって言うじゃない?」

「そんなのダメだ」

「じゃあ克服しかなくない? 男でしょ!」

「…ごもっともだ」

本当、ケイリもメイも、どうしてこんなのがいいのか。

「ケイリ、僕は克服したいんだ、手伝ってくれないか」

 だから距離離れ過ぎだってば…。

「カイル、あんた離れすぎ! それじゃ意味ないでしょうが!」

アシュリーもやっぱりそう思うのか。焦れたいわ。

「うるさい! 関係ない者は黙ってろ!」

カイルが怒鳴るところ初めてみた。ケイリの薬効き過ぎじゃないの? そもそも、ケイリの薬って、魔獣に使う薬じゃなかった? 人間に使っていいわけ?

「やめろ! 刺すな! ケイリーっ!」

「刺さない、もう二度と刺さないからぁ!」

流石にかわいそうと思ってきた…。

「やめろ!」

「カイル兄さんっ!」

「来るな!」

「アシュリー、やめさせた方がいいよ、絶対」

「あたしもそう思う」

カイルのトラウマはそう簡単には治せないかも。

夜、ケイリは1人で晩御飯を食べることにした。

「私はケイリと一緒に食べる」

「すまん、アシュリー、頼んだ」

アシュリー、いい人だ。

「カイル、これからどうする?」

「まずギルドに行って助けを求めてる…」

「そうじゃないでしょ!」

「分かってるよ。ケイリのことだろう」

「どうする? 4人チームに戻りたい?」

「それはない」

「メアリー、そんなにカイルを責めないでよ。先のカイル見たでしょ」

「メイ、アンタね…」

「何よ! 私は別に…」

「まあ、カイルの好きなようにすれば?」

カイル、私を失望させないでね。


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