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第25話 前 プライド

私がカイルを好きになったきっかけ? そんなのないよ。しいて言えば、カイルがフィを撫でだ時かなぁ。私の召喚獣を大切にしてくれるんだから。

地味で悪かったねぇ! 物語のヒロインみたいじゃなくて! 気がついたらカイルのことを目で追うようになったのよ! 悪い?


ケイリがいた頃はまだカイルのことを好きになっていないから、別になんとも思わないけど。勝手に居なくなって、今になってまたのうのうと出てきて!


「カイルさん、お疲れ様でしたわ。今回は何匹退治してくれましたか?」

「17匹だよ。ほら、舌17枚、確認してくれ」

「17匹!? 魔力足るんですか? 女神の盾の消費は激しいと聞きましたけれど」

「ケイリが戻ってきたからな。ケイリはいつも僕達が思いもつかない方法を考えるんだ」

「ああ、あなたがぁ」

「え? な、何?」

「あ、失礼しました。自由と正義はメンバー5人もいるのに、いつも4人しか見ないからずっと気になってしまいまして。そうですか。女神の盾を使えるメンバーが二人もいるのですね」

「あ、いや、ケイリは女神の盾使えないけど、正確に蛭の口に矢を打ち込んで、ゴーレムを召喚し、蛭を8匹倒した」

「召喚士なのですね、すごいです」

「召喚士、じゃ…」


またこれだ。本当に召喚士なら召喚獣を出して見せなさいよ! 私はね、私の召喚獣が一番強いと思ってる。だって、召喚士は召喚獣だけを頼ることが多い。私の槍の上級スキルで強化したフィ達はカテゴリー4ところがカテゴリー5の召喚獣にも遅れを取らない。なのに、何故かカイルは見たことのないケイリの召喚獣ばかり期待してる…


「ケイリ、話がある、このあと何か予定でもあるの?」

「ない、よ?」

「ケイリ、お前のゴーレムと勝負したい」

「どう、どうして?」

「自分の価値は自分で証明するものだから」


お互いにね。


「でも、無理」

「逃げるのか?」

「ゴーレムは、魔力で、動くの」

「つまり今は魔力がない、と。それなら簡単だ。メアリーやアシュリー達に魔力を貰うに行くか」

「でも、悪いよ…」

「今回のクエストあんまり消費してないから」


結局、全員分の魔力を集めてゴーレムを召喚させた。全員が観戦しにきた。カイルは別にどっちも応援してなかった。これでいい、カイルはケイリを応援しても、決して私を応援することはないから。でも、私はここで自分の価値を証明する!


そして、私は勝利を収めた。スピードを上げてのろまのゴーレムの攻撃を避けて、関節を凍らせた。やはりフィ達がゴーレムより弱いわけじゃない、ただ蛭との相性が悪かっただけ。


さあ、カイル、お前は私を褒めるのか? それともケイリを慰めるのか?



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