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第19話 後 接近戦

なんということでしょう! あんなに冷たかった魔法は、今や微風!


とはいえ、効果時間もそんなに長くないし。ダンジョン主が魔法を打ている今がチャンスだ。


この一年間、私は魔法言語を勉強しながら魔法の弓を調整した。打ち出す魔法の矢は以前と比べて短くなってるし、鏃も鋭さと抜きにくさを保ちながら軽量化した。魔力はなんと、昔の三割くらいしか消費しない。連射性能も少しだけ向上させた。


ハリネズミにしてあげるよ。


走ってきた…よし、魔法は効かないと気ついてくれた。でも、ただ魔力が切れたかもしれないし。いずれにしても、これ以上魔法を使ってこないからもう魔法対策はいらない。


一対一で距離を詰め来る相手にはやはり粘着ボールが一番…のはずだったが…ダンジョン主は足の皮をちぎりながら強引に進んでる…痛覚がない…ば…化け物だ。


私より走るのは速い。仕方ない、近接戦の準備をしよう。先ずは、閃光弾で時間を稼ぐ、あとは、ジャンジャン! これは反応速度を上がる薬だ。副作用としては、明日の朝は二日酔いに似たような頭痛がすると、店主さんが言った。これは、防御力を上げる薬だけど、もちろん副作用はある。肌が荒れてしまうという女の子なら絶対に飲みたくない薬だ。でも、今仕方ない。


すこい! 皮膚がすごく硬くなってる。この薬さえあれば防具なんか必要ないかも。


追いつかられた、でも、無駄よ、今の私はナイフで刺しても傷一つけない体になってるから。そんなボロ杖で…私は手でダンジョン主の攻撃をブロックし…あ、あれ? 私の腕が、変な方向に曲がってない?


「い、いー? キャアーっ! 腕が! 腕がーっ!」


え、右手が折れた? 痛い…死ぬ死ぬ死ぬ! バカか? これ、皮膚だけ硬化して、骨は全然硬化しないのか…逃げよう! もう無理! 弓も引きないし、もう無理だ! 人生が辛い! いっそここで死のうか。


でもまあ…でもまあ、何? でも…でもまあ何かは考えつかないけど! おばあちゃんがでもまあを教えてくれだから! ポジティブな考えをしなくちゃ…


ここはもう一度閃光弾で怯えらせよう! よし、怯んだ。この距離なら直接に粘着ボールを足背に投げられる! 待てよ、足背ならまた皮を剥けば…足裏の皮はすてに剥いてる。地面に投げよう。でも、一度喰らってるから避けるんじゃ…


もう見えるの…閃光弾慣れたか? しかも、地面の粘着ボールも避けた。いや、部屋に出たら追って来ない! お願い! 間に合って! 走ると折れた腕も痛む! でも、走らなきゃ!


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