第四話:再び!!そして…
4人でファミレスに飯を食いに行ってから、数日が経った。
俺は、あれから特に変わったこともなく日々仕事に励んでいた。
「あき〜仕事お疲れ」
仕事が終わり、着替え、タイムカードを押して車に乗ろうとしたら、幸に声を掛けられた。
「おぉ〜。幸もお疲れさん」
「ホント疲れたよ…(笑)ねぇねぇ!これからご飯食べに行かない??」
「いいけど、誰と食いに行くんだ??」
俺はタバコに火を付けながら幸に聞いた。
「それは秘密!行ってからのお楽しみってことで。」
「?…まぁいいか。」
というわけで、幸の車に案内されながら俺はレストランに向かった。
「…ここは…」
付いたレストランは前、俺と浩一と春樹と凛花で飯を食ったファミレスだった。。。
「どうかしたの??」
幸が首を傾げながら聞いた。
「いや…別になんでもない」
隠す必要はなかったがとっさの反応(?)で言わなかった。
「?。それじゃはいろっか!」
幸の話によると、もう一緒に食べる子はファミレスに来ているらしい。
レストランに入り、幸の後ろに付いていく。
「おまたせぇ〜。」
どうやら、幸の言っていた友達の席に付いたらしい。
しかし、俺は席に座っていた2人の女子の内の一人に見覚えがあった。。。
「あれぇ??旭君!!」
「あ…。どうもです。」
そこに座っていたのはまぎれもなく凛花だった。
「あれぇ??2人とも知り合い??」
幸が興味津々に聞いてきた。。。
「あぁ…ちょっとね…」
「なにそれぇ??」
「2人だけの秘密かな(笑)」
凛花ちゃんが笑いながら言った。
(やっぱ可愛いなぁ〜)
とか思っていた。
「ていうか私は放置ですか??」
凛花の隣に座っていた子が冗談半分で言った。
「ごめん!!紹介するね。私の親友の前田綾ちゃん」
「はじまして。前田綾です。」
前田綾。メガネを掛けていて髪はパーマをかけている。
見た目はとても『優等生』って感じの子ってのが前田綾の第一印象だった。
「どうもです!宍戸 旭っす!」
…とまぁ挨拶は軽く終わらせ俺達は飯を食った。
しかし、男は俺1人、他3人女って言うのは正直緊張もんだ。
しかも、3人とも美人だ。(まぁ、幸は美人かは謎だが(笑))
その後は、また前と一緒で3時間ぐらいファミレスで話をしていた。
話の中で俺は、
「……ていうか幸と凛花さんはどこで知り合ったの??」
俺が一番気になっていたことを聞いた。
「それは、秘密!!(笑)」
3人は笑いながら言った。
(かなり気になるんですけど…)
ホントに何処で知り合ったのか謎だ。
幸と凛花さんは住んでいるところも、中学も高校も違う。
まったくといって接点がない。
しかしながら女の子はスゴイと感じる。どこに知り合いがいるのか分からない。
まったく恐ろしい限りだ。
そして、ファミレスを出て帰るとき、
「ねぇ。旭くん??メアド教えてよ!」
凛花に言われた。俺が聞こうと思っていたのに向こうから聞いてくるなんて、
俺は一瞬フリーズしたが、平然を装い、
「いいよ!!交換しよまい!」
そして、交換!!(やったぁ〜!!!!!)心のなかで叫んだ。
その後に綾さんとも交換。
めっちゃ嬉しかった。
「それじゃぁまたね!!」
別れの挨拶をして俺は家に帰った。
家に帰って、携帯を見てみる。メールが2通届いていた。
1通目は綾さん。
「今日はありがとね〜。(以下省略)」←簡単言えば食事のお礼。
綾さんには悪いが簡単にメール送って、2通目を見てみる。と、凛花だった。
「凛花です。この前と今日はありがとうございました。旭君と話せて楽しかったです。(笑)
また暇な時にメールして下さい。それではお休みなさい。」
みたいな感じのメールだった。俺は一人部屋で「よっしゃぁ〜!!!」と叫んでいた。
その後は、凛花とメールをしている間にまたいつの間にか眠ってしまっていた…。。。
ーーー君からの初めてのメールは今はもう残っていないよ。
君とは数え切れないほどのメールをしたね。
君があんな事になるなら君とのやり取りのメールを残しておけば良かったと今後悔して いるよ。あの時初めて君からメールが来た時ホントに嬉しかったよ。
君は僕のメールを見てどう思った??どう感じた??教えてくれ……。。。