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会話能力
「お前、急に言葉が……」
「わたし、会話。機能、ない。ほとんど・戦闘」
「……」
「わたし、喋る。必要・ない。わたし・必要・戦闘…だけ」
「あー、だからかそんな悲しそうな顔してるのって」
「そんな。はず」
明らかに焦りの感情を滲みだしている。
室式聖華は明らかにびっくりした顔をして、こちらを凝視していた。
「お前って、ただ辛かっただけだろ?」
「なに。が」
「ホントは、朋華や神上エリナみたいにすらすらと、自分の言いたかった事喋りたかっただけなんだろ? それなのに自分にはそれが出来なくって。その辛さから逃げる為にお前は……」
「違う……」
「本当にか? 自信持って言えるか?」
「違う…わたし、必要。闘う。違う…、チガウ…ちがう、違う違うちがうチガウ…!! ちがぁぁぁああああぁぁぁぁあぁぁあああぅ」
「!」
目を見開いて息を切らしながら、肩を抱き小さく震えながら自分に起きていることを理解しようとしているのか、その感情に対する物をリセットさせようとしているのか。兎に角、暫くそのばに彼女はひれ伏していた。