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彼女 ―桜は光の粒のように― 〜同じ記憶を持つ彼女が、二人いる世界で〜  作者: 雷火
第1章 彼女は少しおかしい

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第9話 初めてのゲームセンター

店の中は音で満ちていた。


彼女は入口で立ち止まる。


「すごい……」


視線が動く。


速い。


一周する。


クレーンゲーム。


田中がやる。


失敗。


笑い。


「やってみる?」


彼女にコインを渡す。


うなずく。


迷いがない。


レバーに触れる。


動かす。


止める。


正確だった。


アームが下りる。


掴む。


――ズレる。


普通なら落ちる。


でも。


彼女の指が、ほんのわずかに動く。


タイミングが早すぎる。


そのまま、


持ち上がる。


落ちない。


「え?」


佐藤の声。


景品が落ちる。


彼女はぬいぐるみを見る。


「取れた」


少し笑う。


そのとき。


一瞬だけ。


彼女の視線が、


景品じゃなく、


“機械の内部”に向いていた。


本日分、ここまで読んでいただきありがとうございます。

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