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姉シビーユ王女
「体調はどうなの?大丈夫なの?」
弟であり、国王であるボードワン四世を見舞う姉、シビーユ王女
「ええ、今日は体調も良く、政務もはかどります」沢山のクッション、大きなソファで休みなく、書類の山に羽ペンを走らせる若き王
「また、無理をしてるわね」
「いえ、休憩はしてますよ、姉上、間もなく、騎士達との面談も有りますから」
「そうなのね」
「ええ、姉上、姉上は何か御話があったのでは?」
視線をずらし、問いかけに答える姉の王女シビーユ王女
「わかっているでしょう、ギィの事よ」
「姉上…」「私は彼の事を愛しているわ」
「姉上は次の国主、女王になられる
王配、結婚相手は慎重に」
「異母妹のイザベルもいる、皆がどうする気かしらね」
「異母妹のイザベル姫、仲良くしてあげて下さい」ボードワン四世の仮面から覗く瞳が微かに微笑しているようだった。




