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ラムラ川岸に居る無敵の英雄王サラディン
ラムラの地にある河岸、湿地帯でもある処
「川を渡るのも難儀だな、あちらでは食料を積んだ荷馬車達が渡れずにいるか」
軍団の騎兵達、補給の兵站を積んだ多数の馬車が川、湿地帯を渡るのを眺めて
無敗の英雄イスラムの王サラーフ・アッデイン
サラデインが呟いた。
湿地帯でもある河岸で多数の騎兵の馬、馬車が足を取られている。
まだ火力武器の時代の前
サラデインの軍団、騎兵達が主力であり
何より、その戦力が当時としても
とても大きい
「はい、サラデイン様」
「騎兵でさえあの有様ですから
重い荷物を積んだ荷馬車ともなりますと難儀してございます」
「ふむ、仕方あるまい、たが急がねばな」
そんな時だった
まだ16歳の少年王、しかも重い病の御飾りと思っていた王達の僅かな数の軍勢が
攻めて来たのだった!
「な、何だと!」「まさか!」




