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乗っかれる波には乗っかりたい! ゆえにランキング1位のたかあきらさん「出版契約の締結とその行方」のソウ マチ版を書いてみます! それから作品タイトルは100字以内らしいですので、100字のタイトルを付

作者: ソウ マチ

タイトルは100字以内なので、100字にしたらどんなビジュアルになるか試してみました。もしどなたかにご迷惑な場合はすぐ短くします。


本を出してもらう前に、一気に20作品応募しました。自分の実力がどれくらいなのか試してみたかったのです。結果18本は選外、1本は佳作、1本が大賞となり作家デビューしました。この数字からわかることは、ありません。ww いまだに自分の実力がわかりません。


余談ですけれど大した経験もないのにデビューしたら、2巻で病みます。2巻はほんとうにキツかったです! かなり病みました! 1巻は勢いで書いたから「書けたのはただのまぐれだったんじゃないか?」そう疑心暗鬼になりまくりの凹みまくりでした! 「2巻なんて書けないんじゃないか? そんな実力、持ってないんじゃないか? 書けなかったらどうしよう! 書けたとしても面白くなかったらどうしよう!?」毎日まいにち悩んでいました! 


プロットを提出しても「それってドラゴンボールですよね?」「それってドクタースランプ アラレちゃんですよね?」「それってらんま二分の一ですよね?」など担当様から言われる! 売れっ子漫画家ってすごい発想力だと思います! アイデアがすごい! そこを何とか切り抜けてプロットにOKをもらい、オタオタヨゴヨゴしながら書きあげました! ちょうどその頃からエッセイを毎日書き始めたので、結果的に書く力は持っていると判明。2巻が完成したときの「わたし、やればできる子だったんだ!」という喜びと発見は貴重な経験でございました!


ですから何作も応募してデビューされる方たちは、ご自身に自信を持っていいと思います! 書き続けるだけの力がおありですし、発想力もある! それって凄いことです! 自信を持ってください!!


では本題。たかあきらさんの尻馬に乗っかりたいと思います。ご本人に許可は得てありませんけれど、怒られはしない……と……思います。たぶん。


ご感想欄を見るかぎり、たかあきらさんとご感想を書かれた皆さまは、お話の経緯をご存じらしい。わたしはまったく知らないので、誰が誰だかわかりません。そして書きたいのは私個人の経験なので、たかあきらさんのお話とちがうお話になります。


20作品を応募したのは、3ヶ月くらいの間だったと思います。毎日16時間パソコンに向かっていました。いま思えばヘンなスイッチが入っていた。書きまくってあらゆる賞に応募した後、結果を待っているときにアレ?と思う出来事がありました。


知らない会社がエッセイを募集していました。賞金は50万円くらいだったかな? そして賞に選ばれたらライターとしてネットで記事を書かせてもらえるという話でした。これはチャンス! 賞金も魅力的! わたしは一所懸命にエッセイを書いて送りました。

送った後でその会社をネットで調べてみたら、アレ? この会社の所在地って、レンタルオフィスなんですけど? それも一時間いくらで借りられるオフィス。こんな所に会社があるってヘンじゃない? ヘンだと思うけれど、ヘンじゃないのかなぁ? でもヘンだなぁ……。


結局、その賞の結果発表はありませんでした。あったのかもしれないけれど、わたしは見つけることができなかった。とくに連絡はなかったので、わたしは選外だったのでしょう。その会社のライターさんたちを見ると、医師や経営者などセレブな方たちが所属していました。そうか。社会的にステイタスの高い人たちがライターさんか。それならわたしは引っかからんな。


そう思っていた矢先、その会社からメールが届いた! え!? もしかして受賞した!?

メールはその会社が主催するセミナーの案内でした。お金を払ってお話の書き方を教えてもらうらしい。

う~ん……。わたしはその会社のライターさんたちが書いた記事をネットで見ていたので、首をひねりました。あの程度の文章しか書けない方たちに、教えを乞う? 有料で? いや、いらんわ。


賞で作家になりたい人たちの名前や住所やメアドを手に入れるのが目的だったのか……。世知辛い世の中やなぁ~! でもこの時点ではまだ納得できる経過でした。その後、わたしはさらに首をひねるようになります。経営者向けのセミナーや起業したい方向けのセミナーの案内がメールで届くようになった。いやいや、おかしいやろ? わたしは経営者でもないし、起業したいとも思ってない。完全にニーズがズレてる。しかもこの営業メール、とんでもない時間に送信されるのです。朝5時とか。お偉い経営者や起業したい方は早起きなのでしょう。だからそういう方がメールを見る時間に送信しているのでしょう。でもナマケモノマヌケのわたしは寝てますから! 迷惑だ! 着信拒否!!


とある大手出版社がエッセイを公募していました。いつかその会社で本を出すのが夢なので、わたしは喜び勇んでエッセイを書きました! 結果は選外。 ちぇっ! ダメだったか(涙)。

ところがある日、電話がかかってきた! 「〇〇〇社です」って言われたときは、期待に胸をふくらませました!!


編集:〇〇〇社の〇〇と申します。ソウさんのエッセイを拝読しました! すごく面白かったです!

ソウ:ありがとうございます!(ドキドキドキドキ……!)

編集:つきましてはソウさん、自費出版はいかがでしょうか?

ソウ:え?

編集:弊社で自費出版をなさったら、全国の書店さまでの商品展開をお約束します! 普通、自費出版を書店さまに置くことはできません! またとないチャンスですよ!


おっしゃることは、わかる。かなり大手の出版社なので、書店展開はウソじゃないと思う。でもわたしは自費出版するお金を持ってないし、自費出版をしたいとも思っていない。自費出版をしたい方はすればいいと思うけれど、わたしは考えてない。ガッカリしながら丁重にお断りしました。


後で調べてみたらその賞の名前は、大手出版社の自費出版部門の会社名でした。その会社名が自費出版の会社だと知っている方にしたら、一目でわかるでしょう。でもわたしは知らなかった。だから応募したのに営業をかけられて、騙されたような気分になった。それに応募した時に書いた個人情報は、賞に応募するためのものだ。営業に使われるとは思ってもいなかったし、たとえ規約に書いていたとしてもそれはアンフェアだと思う。勝手に営業に使うなよ……(怒)。まあ、これも社会勉強か! 仕方ないか!


その後もこの営業の方からメールが届いていました。いい勉強をさせてもらったと考えて、メールはスル~していた。そしたらある日、この方の後任だと言う営業さんから別のメアドで営業メールが届いた! それはアカンやろう! なんで勝手に他のヤツにメアド渡してんねん!? 許可してないぞ! これはおそらく非難が殺到したと思います。ずっと続いていた営業メールがパタリと止まりました。たぶん激怒した誰かが怒鳴りこんだな……。


そんなこんなで最後の1本が大賞になり、作家デビューとなりました! わたしは嬉しくて母親に電話で報告しました! 母は話がデカすぎて理解できなかったようですけれど、何度も説明してやっと小学館から本を出してもらえるとわかったようです。そうだよね。アホな娘が作家デビューなんて想定外だよね。やっと話を理解した母は言いました。


母:わたしも協力するばい! できることがあれば、なんでも言いなさい! とりあえず、本を出してもらうには幾ら払ったらいいの!? お母さんが払ってあげるばい!!

ソウ:ちがう! お金はいらないの! どちらかと言えばわたしがお金をいただけるの!

母:なんで?

ソウ:作家になるっていうのは、そういうことなの! お話を書いてお金をいただくの!

母:? でもマチちゃんの本を出してもらうんやろ? それなら小学館さんにお金を払わんと……。


母、まったく理解していませんでした(涙)。実際に本が出たときも「この本を出してもらうのに、マチちゃんは幾ら払ったと?」って聞かれました。アホな娘が書いたアホなお話に、報酬が発生するということが理解できないらしい(涙)。ってかわたし、出版するには費用が必要だと母を騙してお金をもらえばよかった? ある意味、オレオレ詐欺?? チャンスを逃がした??


小学館さんなので大手なので、契約の心配はしていませんでした。口頭で「本になります」「お願いします」そう言い合ってから本を作る作業にかかった。作業は1年くらいかかりました。その間ずっと、契約の話は一切なかった。だからわたしは発行部数も印税の金額も知らないままでした。いま思えば、聞いても良かったと思います。わたしは仕事として作家になったのだから、お金の話は大事です。聞けば担当さまも教えてくださったと思います。聞いたらイヤがられるかな? そう思って遠慮してしまった。


実際の契約を交わしたのは、本が出る直前? 直後? でした。 直後だったかなぁ? どうしてそんな時に!?と思ってネットで調べた(担当さまに聞けよ!)ら、お話が完成していない状態で契約してしまうと、作家が違約金を払わないといけないリスクが生じる……らしい……。

お話を商品として考えてみてください。たとえばタワシ。


わたしはタワシを作って小学館に売ります。「〇〇日までにタワシを〇〇個納品します」と契約を交わした。約束どおり納品したら「このタワシ、ヘニョヘニョして使えないんですけど」とクレームが来た!

この場合のヘニョヘニョは品質を指します。書いたお話がヘニョヘニョ(おもんない)で出版できる品質じゃなかった場合、わたしは契約違反をしたことになってしまう……らしい……。


そういうトラブルを避けるために、お話が完成して印刷してあとは全国へ配本するだけ! という状態になってから契約をする……らしい……です。

ちなみに契約は、本が出るたびに交わします。1巻のときは1巻の契約、2巻が出たら2巻の契約をします。契約書の内容は似たりよったりですけれど、契約は毎回します。


いらぬお節介ですけれど、印税や経費が振り込まれているかは、チェックしたほうがいいと思います! 担当様は激務なので、手続きをうっかり忘れている場合があります! あなた様が忘れていると、永遠に忘れ去られてしまいますからご注意を!!


そういうわけで、たかあきらさんのエッセイとは似ても似つかぬエッセイになりました。いつかあなた様のお役に立てれば嬉しいです♪♪


どうぞ良い一日を~☆

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[良い点] タイトルが100字に収まっていない所 [気になる点] 20作品応募⁉ 賞だから、それぞれ規定の文字数を書いた上でですよね? 何というパワー [一言] 私の場合は、編集会議で刊行が決定したタ…
[一言] 出版、難しすぎる。 『あとは配本するだけ』の段階で契約っておかしいですよね……。 作家が守られていない気がする。 出版て色々考えなきゃいけないんだな〜と勉強になりました!
[良い点] 私の名前がタイトルになっている点 [一言] 出版物として完成していないと、契約自体の前提が成り立たない。それは事実。だけどWeb小説を対象とした出版物の場合、その理屈は通用しません。 そ…
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