表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/70

第21話


なぜ?本当になぜ?

人通りが少ない道を選んだのがダメだったのか?



「謎を知りたいですか?」


目の前に謎の男がいた。

身長は前の俺より少し高い…180くらいだろうか。

全身をスーツに包み、髪をオールバックにしている。

顔は…特に特徴がない。会社や学校の後輩キャラっぽい顔つきだ。

手を後ろに隠す、後ろ手の姿勢でこちらを見ている。


うん。怪しい人決定!


怪しい人はさっきからそれしか言ってこない。しかも満面の笑みで。

うん。かれこれ五分はずっとそうしてる。お前さぁ……勘弁してくれ…


「はぁ……謎ってなんですか?」


「その疑問の答えは貴方が既に知っていますよ」


うぜぇ…コイツマジでさ……

俺もう三回は、謎ってなんですかって質問したよ。

…ん?他には何を訊いたって?

そりゃ始めの少しの間は

「誰ですか?」とか

「私になんの用ですか?」とか

「貴様!何がしたいんだ!」とか

真面目に疑問を解消しようとしてたよ?



でもさ、コイツ殆どの質問に対して

「謎を知りたいですか?」しか言わねえんだよ!

頭お菓子なるで!良いのか俺の頭駄菓子なっても!


その上スルーしようとしたら俺の行く手を阻みやがる!

真後ろに前走前進だ☆しても追いかけてくるしさ!


テメーそんな黒のスーツ着てんのに俺より速く走るんじゃねえよ!

お前は逃走者を捕まえる某ハンターかよ!


いやね?流石の俺も危機感を感じて何回も逃げようと試みてはいるんだよ?

でもさぁ!こいつ俺より走り速いし、もうお手上げっつー状態なんよ!


しかも俺に一切危害を与えようとはしないっていうね…もうさ、君何がしたいん?

ただただ俺の行く手を阻んで危害は加えず口を開けば謎知りたい?と

聞いて欲しいのかと言わんばかりに言ってくる。


もう俺はある種の恐怖すら感じてくるぜ?

これが世に聞く“世にも奇妙な冒険”か……あれ?なんか違う?




そうして状況が変わる10分後

見てくれてありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ