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*世界観

【メラザイブ】

大国アスマーリから二百年前に独立、勢力を伸ばしている砂漠の王国。広大な砂漠と河川、緑地を持つ王国。高い山に囲まれ、海はない。狩猟で暮らす遊牧民、食物を栽培し売る農耕民の部族、商業を行ったり王宮・神殿に仕える都市民が、砂漠、山や河の緑地、都市で暮らしている。


もっぱら武力と信仰で他部族を制圧し領土を拡大してきたが、貿易にも力を入れている。


王家の始祖は奴隷であり、神子と水の神と契約することによって、オアシスを賜ったという伝説がある。そのため信仰が厚く、かつ信仰を説く神官の権力が強い。

しかし近年、神官貴族と軍人貴族の2種類の貴族の対立が深まると共に、それぞれ軍人貴族、神官貴族に支えられた王家の勢力が殺し合いを行っている。


【王都ジャーハ・ルーク】

メラザイブの首都、交易で栄える都市。メラザイブの王宮や大神殿がある。


【メラザイブの政争】

神官の権力に否定的だった、第一王子サトールの暗殺を皮切に、神官貴族と軍人貴族それぞれに支えられた勢力が王家の中で対立。結果として、サトールの遺志を継ぐ第一王女バハールが勝利。


【神官貴族と軍人貴族】

神殿に仕え、祈りや施しを行う神官貴族と、王家に仕え、戦場で戦う軍人貴族の2種類の貴族がいる。神官貴族も軍人貴族も世襲。神官貴族の王宮内での増長や免税などの特権の拡大、神殿の腐敗を背景に、神官貴族と軍人貴族の対立が深まっている。また、神官貴族と違い、軍人貴族には遊牧民部族の出身者が多いことも背景にある。


【神子】

メラザイブの始祖は、不思議な力を持ち、水の神と対話が出来たという少女に助けられ、オアシスに国を建てた。この神の加護を受けた少女の生まれ変わりが神子とされる。

前の神子が死んでから10年以内に、次の神子が現れると信じられており、神官達は国中から生まれ変わりを探し出す。


伝説に残る少女の外見に応じて、虹色の瞳を持つ子供が神子に選ばれる。

神子の性別は問われない。


【神官の政治】

神殿は神官貴族によって運営され、神子である神官長が神官の頂点に立ち、命令を出す。しかし神子は幼いことが多いため、実際には、副神官長などの高位の神官が実権を握っている。


本来、神官たちの使命はあくまで神の力を借りてメラザイブに仕えることであり、王家を支える立場にある。しかし、国王の信仰心や神殿の財力を利用し、神官たちは政治的な発言権を得て、王家の政治に影響を及ぼしている。


神官貴族や神殿の一部は、王家に反乱を企てているという噂もある。


【メラザイブの神殿】

メラザイブには各地に神殿があり、教会、病院、学校、場合によっては役所などのように、行政機関の一つとして機能している。


神殿の本来の役目は貧民や病人を救い、民に信仰を説くことだが、賄賂の横行や売春宿のようになっていると批判される。


【大神殿】

メラザイブの王宮内にある大神殿。王家や王都の市民が祈りを捧げる場所であると共に、メラザイブ各地の神殿を統括する行政機関。また、貴族や平民に対して学校を開いてもいる。


神子や高位の神官は、大神殿の中に住居を持つ。



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