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少年風景  作者: 砂臥 たまき
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仮想エネミー


安全装置は解除した

弾丸、フル装填

人差し指に力を込めろ


ターゲットから目を離すな


信じられるのは

この一瞬


信じねばならぬ

その判断


不意に襲う不安が

なにより恐ろしい敵


怯むな、戦え

殺れるのはお前だけだ


そう自分に言い聞かせる




安全な場所は既に無く

脳内、フル回転

人差し指に力を込めろ


ターゲットから目を離すな


月明かりの中

ひたすら、進め


暗闇の中

這いつくばって


誰かが聞く『不安か?』

それには耳を貸さない


怯むな、戦え

殺れるのはお前だけだ


そう自分に言い聞かせる




安全装置は解除した

弾丸、フル装填

人差し指に力を込めろ


ターゲットから目を離すな


信じられるのは

この一瞬


信じねばならぬ

その判断


不意に襲う不安が

なにより恐ろしい敵








ゾンビ映画を観ていてその気になった少年の妄想詩のつもりだったけど、暗殺者モノに変更したいと思いました。(雑)

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― 新着の感想 ―
[良い点] かっちょいい……! てか戦争モノだと思った。戦争に駆り出され、敵を倒して平和を得るのだという、人間の矛盾。それを描くことで反戦をテーマにしていると勝手に解釈。 ゾンビとは思わなんだw
[一言] かっこいいです。 アニメの挿入歌にできそう。
[一言] これもわかるなあw 私も学生の頃は、教室に突然侵入してきたテロリストを一人で撃退する妄想ばっかりしてましたねw
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