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少年風景  作者: 砂臥 たまき
8/45

真夜中のラブレター

あの子への想いを綴った

真夜中のラブレター


興奮して 寝付けなくて

寝坊して 机に置き去り


思い出して走って家に帰る

部屋はいつもと同じ様に散らかっていて

僕はホッとしたけれど


読み直して あまりの恥ずかしい文面に

即座にそれをビリビリに破り

ベッドでのたうち回った


そのあときっかけを失ったまま

なにも伝えることはなく


あの子の隣には違うクラスの男


もしあの時まかり間違って

ウッカリ勢いで出していたとして


あの子の隣には僕がいたのかな とか


そりゃあホンの少しくらいは

考えない訳ではないけれど


とりあえず今思うことはひとつ


ラブレターを書くとしても

真夜中はオススメしない



ちなみに彼は気付いていませんが、お母さんはしっかりと読んでいるのです。

いつも掃除機をかけたあと、散らかした状態に戻して部屋を出ているのです。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 夜中の勢いって、暫くたってから見返してみると、とんでもないことになってたりしますねw 直近だと筋肉フェス用に書いている作品がまさにそれでwうん、真夜中のテンションのまま行く予定ですw(無…
[良い点]  あいたたた……  そして、何時しか真実を知った時、窓から飛び降りたくなるのですね…… (本当には飛び降りない)
[良い点] 後書きでおもくそワロタ。www お母さん凶悪。www [一言] 7話と8話の父母の流れが素晴らしいです。www
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