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少年風景  作者: 砂臥 たまき
34/45

少年残像


腹立たしいことばかりで

毎日毎日ろくなことねぇわ

とか思いながらも

猫を撫でれば忘れてしまう


不平不満は多いけど

もうあの頃みたいな

鬱屈してやり場のない怒りを

モヤモヤ考えては

眠れなくなることなんて

滅多になくなっちゃった


ああもう僕は大人になって

折り合いをつけることに

すっかり慣れてしまったんだ


あの頃抱いていた僕の怒りを

取るに足らないものに変えてしまったのは

僕自身なんだろう


それは悪いことじゃないよって

誰かは言うけれど


感情が強く動いていたんだ

『僕』が『僕』であろうとしてたんだ


馬鹿みたいなことにいちいちつっかかってるように見えたとしても

そこに譲れない大事なものがあったんだ


もう譲れないほど大事なものが

なんだったかなんてわからないなら

適当に合わせてやり過ごして

それでいいやって思えるのは

本当にいいことなのかな


そんな考えも

どうせ猫を撫でてるうちに

忘れてしまうし


ベッドで横になれば

気付かないうちにまた朝



恥ずかしくてUPしなかったやつ。

考えてみたら、『少年風景』は恥ずかしいのが基本だったっけ……とか思い出したんでUP。


恥ずかしくて読み直せないのばっかりなんですけどね!

恥ずかしくなりたい時に読んでます。(ドM発言)

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― 新着の感想 ―
[一言] このページだけで★10つけたい…… めっちゃ分かる…… 尖ってたあの頃…… 若かったなぁ……(眩)
[一言] メッチャわかる( ˘ω˘ ) 私も二十代前半の頃は滅茶苦茶とんがってたんですが、あの情熱はどこへ行ったのやら……w かと言ってあの頃に戻りたいかと言われたら、答えはNOなのですが……w
[一言] 猫こそが撫でたり、吸ったりできる最強の合法ドラッグだと思います。
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