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パンク・ロック
流行りの歌に馴染めなくて
皆の輪からそっと外れる
僕が大好きなパンク・ロック
皆には好きだと言えない
僕の『かっこいい』を
誰かに馬鹿にされたくはないんだ
馬鹿にされたって構わないだろって
きっとかっこいい彼等は言う
僕はパンク・ロックが好きだけど
皆には好きだと言えない
僕は『かっこ悪い』から
誰かに馬鹿にされたくはないんだ
教室から出て少しだけ時間つぶし
いてもいなくても大差ないけど
話が変わったあたりで僕は
皆の輪の中にこっそり戻る
ナイフのような尖った心
そんなものがもし僕にあったとしても
僕のナイフはずっとこれからも
ケースにしまいっぱなしのまま
いつか知らぬ間に錆び付いて
きっと忘れてしまうんだ