表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少年風景  作者: 砂臥 たまき
2/45

その衝動を

ぐちゃぐちゃに塗り潰して捨てた

あの日描いた風景を

今更のように思い出して

僕は自転車を漕いだんだ


馬鹿みたいにボリュームを上げた

イヤホンから聴こえてくる

大好きな歌が言う


『ただ倒れてないだけ』

『きっと忘れてしまう』

『約束なんてない』


イヤホンから聴こえてくる

大好きな歌が言う


『それでも、進め』



辿り着いた先に然したるものはなくて

ただただ疲れてしまっても


ぐちゃぐちゃに塗りつぶして捨てた

あの日描いた風景を

今更のように思い出して

僕が自転車を漕いだこと


もしもいつか思い出すなら

今更のように思い出すなら


そのときの僕はきっと


馬鹿みたいにボリュームを上げて



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] アオハルかよ( ˘ω˘ ) 思春期乙女兄さんの二つ名を持つ私としては、ギュンギュンに思春期ハートを刺激されて堪んないっすね!!! 続きも待ってます♪
[良い点] 綺麗です。 思いと言いますか、情熱と言いますか それらが上手に言葉に昇華されている感があります。 [一言] 砂臥様に早く中二パワーが充填されますように(-人ー)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ