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少年風景  作者: 砂臥 たまき
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生きている


走っていくのは

電車

風景


走っていくのは

時間


走っているのは


動いている

僕の足 僕の腕


息が切れて

心臓が破れそうに強く 胸を叩く


走っていることに

意味なんてない


走って着いた先は

結局いつもの部屋で


どこにも着いちゃいない


倒れ込んだ先に見えたもの

いつもの部屋の壁と天井


心臓が破れそうに強く 胸を叩く



走っていくのは

時間


僕が走っていても

止まっていても



だけど走っていた僕の心臓は

破れそうなくらい強く 胸を叩く


内側から強く 胸を叩く





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