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期末テスト

今回は学校行事です

「・・・というわけで来週からテスト期間なわけなんだが・・・

 率直に聞こう・・・やばい奴は手を挙げろ」

純也は来週からあるテストについて大丈夫じゃない奴は誰なのか

部員を集めて確認する

するとゆっくりと手を挙げる者が三人いた

「・・・ものの見事に一学年に一人づつ別れたな・・・」

手を挙げたのは匠真と錦次そして大翔の三人だった

「匠真以外の二人に確認するが・・・どのくらいやばいんだ?」

純也は成績を知っている匠真以外の二人にどれくらいやばいのか聞く

「俺は数学と理科だけなんで教えてもらえば何とかなりそうです!」

大翔は二教科だけで他は大丈夫と宣言する

しかしもう一人の男は未だに黙ったままだった

「・・・すいません・・・今どこを勉強してるのかすらわかってないっす・・・」

そしてようやく口を開いたと思えば

なんと錦次は自分の学年がどこを勉強しているのかすらわかっていなかった

「・・・お前・・・何でウチに入学できたんだ?」

思わず純也はそう聞かざるえなかった

「しょうがないじゃないっすか?!入学試験ですらギリギリだったのに

 入学してからめちゃくちゃ勉強の難易度が上がって

 ぶっちゃけもう付いていけないんですよぉぉぉぉぉ!!」

そう言っていた錦次の顔は出せるもの全て出している状況だった

「はぁ・・・まぁ人のこと言えない奴が俺の学年にもいるし

 大丈夫といえば大丈夫なんだが・・・さすがに赤点はまずいよな・・・」

大会までそんなに時間がないので

今の時点で赤点をとって補修を受けるのは非常にまずい

「とりあえず今回は時間もないしな・・・匠真は俺と道成が教えるとして・・・

 錦次は白石と橋本に教えてもらえ!」

純也はとりあえず自分と道成が匠真を教え

錦次には宗孝と真樹が教えれば大丈夫と思いそう告げると



「嫌だぁぁぁぁぁ!!」



「おいおい・・・何が嫌なんだよ・・・」

純也は何をそんなに嫌がっているのか謎だった

「目つきの悪い宗孝はまだいいですけど!!

 イケメンの橋本に教えてもらうのは嫌っす!!

 だからどうかお情けをぉぉぉぉぉ!!」

どうやら錦次は真樹に教わるのが嫌らしくそれでこんなに拒否しているらしい

「・・・なぁ・・・これはどうすればいいと思う?」

さりげなくディスられた宗孝は拳を構えてフルフルと震えていた

「えっと・・・とりあえず暴力沙汰だけはダメだよ?」

部で一番まともな瑛はその拳をとりあえず下げるように言った

「・・・別に俺は教えなくてもいいんだが・・・宗孝は大丈夫なのか?」

肝心の真樹は別に教えなくても大丈夫だと言って

宗孝の負担とか大丈夫なのかどうか確認する

「正直な話俺は相手校の資料とかも見たいからそんなに時間とかはないな・・・」

宗孝はテストが明けたら待っている大会の対策などもあるので

そこまで構っている時間はないと告げる

「そうなるとやっぱり橋本に勉強を教えてもらうしかないな」

純也はやはりそこにたどり着くのだと思っていた

「嫌だぁぁぁぁぁ!!絶対に嫌だぁぁぁぁぁ!!」

しかしそれでも錦次は諦めずまだ駄々を捏ねていた

「はぁ・・・そういえば大翔はどうするんだ?

 誰かに教えてもらうって言ってけど?」

純也はとりあえず錦次のことは放っておいて

最後の一人である大翔にテスト対策をどうするのか確認する

「そうですね・・・とりあえずは友達に聞くつもりです

 それでダメなら最後の頼みにかけますよ」



「最後の頼み?」



「・・・で友達に頼んだけどダメだったんだね・・・」

あれから一日が経ち座っている桃の目の前には机に突っ伏した大翔がいた

「まさかみんな塾とかあるとは思ってなかったよ・・・」

クラスのみんなは塾などがあるので

放課後に勉強を教えてくれる人はいなかったらしい

「まぁウチ進学校だがらね〜・・・塾の一つや二つ通ってるよ・・・」

桃もそれに関しては予想通りと思っていた

「それでお願いなんだけど・・・俺に勉強を教えてください!!」

大翔は望みをのせて桃に勉強を教えてもらおうと

違うクラスからわざわざ来たらしい

「えっと・・・実は私もあまり自信がないんだ・・・特に数学は・・・」

しかし肝心の桃も人に教えるだけの自信はないらしく無理だと言う

「あ〜・・・まじか〜・・・

 こうなるといよいよ最後の頼みに賭けるしかないか〜・・・」

断られた大翔はいよいよ最後の望みに賭けるしかないと立ち上がった

「最後の望みって・・・誰か頼れる人いるの?」

桃は他に頼れるような人がいるのか疑問に思って確認する

「うん・・・まぁ本人は絶対に嫌がるだろうけど・・・」



「?」



「そんなわけで俺に勉強を教えてくれ!!」

そう言って今大翔が頭を下げているのは図書室で本を読んでいた蓮だった

「・・・理由はわかったが・・・なんで喜乃夢までいるんだ?」

しかもなぜかそこにはもう一人・・・桃もいたのだ

「えっと・・・実は私も今回数学自信がないから教えて欲しくて・・・」

どうやら桃も蓮に教えてもらうためにここにお願いしに来たようである

「はぁ・・・わかった・・・教えてやるよ」

さすがの蓮も女子にお願いされたのでは断りようがなく

放課後はここで三人の勉強会をすることになった

「今日はとりあえずどこがわからないのか確認するぞ」

蓮はまず二人がどの程度勉強ができるのか確認することにした

「えっと・・・私は数学がちょっと自信がないです・・・」

桃は数学だけが自信がないと言い

「俺は数学と理科です・・・」

大翔は二教科もあることを縮こまりながら言った

「喜乃夢は別にいいとしても・・・お前は二教科かよ・・・」

蓮は二教科もまずいとかどんだけだよと思っていた

「すいません・・・マジすいません・・・」

大翔は何も言い返すことができるただただ謝っていた

「はぁ・・・それじゃあ今日やったところの復習だけしてお開きにするぞ」

蓮はとりあえず今日授業で出たところの復習をして今回はお開きにすると言った

二人は鞄の中から教科書とノートを取り出し今日習ったところの復習をする

そんな二人の横で蓮は先ほど読んでいた本の続きを読む

「・・・っておかしくね?お前は勉強しないの?」

すると大翔は当たり前の疑問を投げかけた

「俺はとっくに一年生の範囲は終わらせてる」



「・・・マジかよ・・・」



「さて・・・今日はお前等のわからない場所を重点的にやっていくぞ」

次の日になり蓮は二人のわからない場所を重点的に埋めていくことにした

「・・・行町くんここ教えてもらっていいかな?」

しばらく復習していくと桃が教えて欲しいと蓮に言う

「・・・なんか言い難いそうだから蓮でいいぞ・・・それで?どの部分だ?」

蓮は桃の呼び方に違和感を感じたのか

名前呼びでいいと言ってわからない場所を教える

するとそれを隣でニヤニヤと見ている大翔がいた

「・・・何か言いたいことでもあるのか?」

蓮はその視線が鬱陶しく思い何が言いたいのか聞く

「いやぁ〜?蓮が女子と会話してるとか新鮮でさ〜

 中学の時なんて全力で接しないようにしてたし

 女子もあんまり関わろうとしてなかったしな〜」

大翔の話ではどうやら蓮はこうやって女子と関わることがなかったらしく

ましてやこうやって勉強を教えているのは大変珍しいと言っていた

「へぇ〜不思議だね?蓮くんモテそうな外見してるのに?」

それに対して桃はなんで蓮が女子に避けられていたのか疑問に思っていた

「はいはいフォローありがとさん・・・それよりも無駄口叩いてないで勉強しろ」

蓮はとりあえず感謝の言葉だけは言って大翔に勉強をしろと注意する

(別に本心なんだけどな〜・・・)



「はぁ〜・・・終わった・・・」

そして時間が経ち今日の勉強会は終わった

「まぁそれなりには進んだな・・・このままやれば赤点も回避できんだろ」

蓮は今日の成果を見てこの分だと赤点も回避できると思っていた

「まぁ・・・喜乃夢の場合は別に赤点の心配なんてなかったけどな」

しかも桃に関しては別に赤点の心配はなかったので

もうこれで大丈夫だと思っていた

「あはは・・・でもまだ来ていいんでしょ?」

桃はそれでもこの勉強会には参加したいと言った

「別にいいが・・・特に教えるものはないぞ?」

特に断る理由もないので蓮は大丈夫だと言う

「ここまできたら高得点を狙います!」

桃はそう言って敬礼する

「いや・・・二人にそんな高得点出されたら

 この勉強会に参加してる俺の立場がないんだけど・・・」

すると大翔はそんなに高得点を出されたら自分の立場がないと言っていた

「え?お前にそんな立場とかあったのか?」

蓮はそれを聞いて真顔で驚く

「ちょっと?!さすがの俺でもそれは傷つくよ?!」



「・・・ぷっ!あははははは!」



「喜乃夢さん?!そこそんなに笑うとこ?!」

二人のそんなやり取りがツボってしまったのか

桃はお腹を抱えて笑っていた

「すいません・・・!でも・・・!おかしくって・・・!」

桃もそれを聞いて謝ろうとしているが全然笑いが治る気配はなかった

「別に笑いたければ笑えばいいだろ・・・謝る必要はない・・・

 特にこいつにはな」

すると蓮は別に笑いたければ笑えばいいと言った

「いやそれお前が言う台詞じゃないよね?!」

しかしそれは大翔が言う台詞であって蓮が言う台詞ではなかった

「じゃあ自分で言うか?」

蓮はなら自分で言ってみればと告げる

「いやなんですでに言われた台詞を言わなくちゃいけないの?!」

だがすでにその台詞は蓮に言われてしまっていたので

さすがの大翔も同じ台詞を言う勇気はなかった

「・・・皆さん・・・楽しいのは良い事ですけど・・・

 ここは図書室なのでお静かにね?」

するとそこへ図書委員の先生が来て静かにしようと注意されてしまった

「・・・また三人で勉強会しようね!」

最後に桃が静かにまた三人で勉強会をしようと言っていた



こうして楽しいテスト勉強会は幕を閉じた




ちなみにテストの結果は一人だけ赤点が出てしまった

「チクショォォォォォ!!やっぱりイケメンなんて嫌いだぁぁぁぁぁ!!」

最後の赤点は誰なのか・・・皆様のご想像にお任せします・・・

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