表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
電子少女でも恋がしたい  作者: 古河 聖
2030年6月25日(火)
100/318

第100話「ありがとうございます」

 いよいよ大台に突入する時がやってきました。祝・第100話! ここまで続けてこられたのも、こんな私たちの何でもない日常のお話を毎週読んでくださる皆さんの支えがあってこそです。ありがとうございます。100話を超えた今後も変わらずのんびりとした私たちの日常を楽しんで頂ければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 それにしても、あっという間に3桁突入ですね。100週(正確には99週)というと、年に直せば約2年は経過しているはずなのですが、不思議とそんなに時間が経ったようには感じないんですよね。……え? 作中時間がまだ5日しか進んでいないせい? いやいや、それとこれとは関係ないでしょう。確かに作中時間の進みはめちゃくちゃ遅いですが、総文字数自体は既に20万字を超えていて、文庫本で言えば2巻分くらいにはなります。毎週2000字程度の積み重ねでここまで来ているわけですから、やはりそれなりの時間は経っているはずなのです。決して短くはないわけです。ですが、改めて振り返るとこの100話まではあっという間だったな、という感覚なのです。やはり南川様との思い出を語るのが楽しいからでしょうかね。……え? 話の半分くらいは本編と関係ない小話だろうがって? な、なんのことだかユリちゃんちょっとわからないですね。

 ちなみに、第100話の次の大きな節目と言うとなんでしょう。150や200、300話も当然節目にはなると思いますが……やはり桁がもう一つ変わる1000話でしょうか。現在のペースでざっくり計算すると1000話に到達するのは2039年ということになりますね。私たちの時代よりも更に9年後という、近未来の話をしていたはずがいつの間にか過去の話になってしまうわけです。そうなった時にどんなお話になるのか、私自身も興味がありますね。まあ、そもそもそんな頃まで連載を続けているのかと言われると正直疑問ですが。けど、出来る限り長く続けていきたいとは思います。皆さん、1000話目指してこれからも私たちを応援してくださいね。

 では、スタート。



 コンビニを出て駅まで歩き、無事にいつもの電車に乗り込んだ後。南川様は先程購入したプリペイドカードに書かれた数字を読み込み、入金を済ませます。ただ、そこからすぐにガチャを引きに行くのかと思えばそうでもなく、座席に座ったまましばらく悩むような素振りを続けます。

『……どうかしたのですか。引かないのですか』

 そのための課金なのですから、特に躊躇う理由もないとは思いますが。

「いやさ。なんか、課金してすぐ引いて何にも出ないと、凄く虚しくなるじゃん? だから、ちょっとすぐ引くか迷ってるというか」

『あー』

 確かに、気持ちはわからないでもないですね。その場合、自分のお金が一瞬で消えていくことになるわけですからね。虚しくならない人はいないでしょう。

『とはいえ、時間をかけてみたところで結果は変わらないと思いますが』

 すぐ引こうがちょっと時間を空けてから引こうが、目当てのキャラが出なければそれは結局自分のお金が無駄に消えたということですからね。別に辛辣な言い方をしているわけではありません、単なる事実です。

「いやでもさ、時間帯とかタイミングによって出やすい出にくいとかあるって迷信もあったりするじゃん? 朝の時間ってなんだか当たりにくかった気がして。実際当たった記憶もあんまりないし」

『以前どこかで申し上げた気もしますが、それは母数が違うからですよ。時間帯によってガチャの排出確率が変わるなんてことはありません』

 朝の時間というのは夕方や夜に比べれば遊んでいるユーザー数は比較的少ないので、当然ガチャを引く人自体も少なく、南川様もそんなに引いた記憶がないので、当たっている印象もないのでしょう。少なくとも時間帯によって確率が操作されているなんてことはありません。……いえまあ、私も別に内部の人間ではありませんので断言はできませんが。十中八九そのようなことはないかと。そんなプログラムを組むの、面倒くさくて仕方ありませんよ。

「そういうもんなのかなぁ。でも他にもさ、ガチャでドブったテンションのまま仕事するのも嫌じゃん?」

『それも確かに仕事の効率が落ちそうではありますが。ではその場合、終業まで待つのですか。それだとわざわざ朝のコンビニでプリペイドカードを購入した意味は薄くなりますが』

 別に買うのは帰り際でも良かったのでは、とはなりますけどね。まあ、帰宅時のコンビニの混雑具合もまあまあなので朝の方がスムーズに購入できるという意味では、全くの無駄と言うわけではないかもしれませんが。

「うーん、それも確かに。そのためにわざわざ家を早く出てはいるしね」

『それと、先程から思考がドブった時のことばかりですよ。逆に今引いてころねちゃんが当たってしまえば、最高の気分で仕事に臨めるのではないですか』

 そうなれば仕事の効率も爆上がりでしょう。……まあ、確率で言えば0.5%とかなので、死ぬ程分の悪い賭けなんですけどね。

「……それは確かに。よし、引くか」

 しかし、南川様は引く気になってくれたようです。私の話術もまあまあですね。いや別に、南川様にどうしても今ガチャを引かせたかったとかでは全然ないのですが。これもしかして、ドブって仕事効率が落ちたら私のせいでしょうか。…………。頼むから当たってください、ころねちゃん!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ