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2章 11話 コクハク

 えいっ!!


 私は図書館の本棚の高い所にある本を聖樹の蔦を使ってとりだした。

 うんうん。便利だよね。聖樹の種ちゃん。

 聖樹の種ちゃんにお願いすると蔦をだしてくれるんだ。

 蔦ならファルネ様に頼まなくても高いところにある本が取れるの。

 私はあれから。コクハクについて調べることにした。

 ファルネ様もラーズ様も居ない時を見計らって図書館に忍び込んだんだ。

 神殿の本館にいくのは護衛の人がいるけれど、私はこっそり抜け出す方法を知ってるの。

 聖女の力を使えばいけるんだよ。

 これはファルネ様にも内緒の力。カルディアナ様に秘密だよって教えてもらったの。

 気配を隠す不思議な魔法。

 カルディアナ様に時々遊びにきてねって言われてるからこっそり遊びに行くんだ。

 ファルネ様達に話して行くと、必ず神官達が付いてきておーぎょーな儀式になって面倒で嫌なんだって。

 スリスリもぎゅーもできないから嫌っていってた。

 カルディアナ様もリベルと一緒。お顔をスリスリするのとギューが好きなんだ。

 リベルもすりすりギューが大好き。私も好きだよ。

 だから前、ファルネ様にスリスリしたら、お年頃だからダメって言われちゃった。

 神官の人はお年頃があるから大変だよね。

 私も聖女様だから人前でしないように気をつけなきゃ。

 私は蔦でとった本をとって椅子に腰かけて読む。

 神殿の図書館は入り口に人はいるけれど、中には人はいないんだ。

 ここは聖女様専用の図書館なんだって。


 図書館で告白について調べるの。


 私はパラリと辞書をめくる。

 辞書は好き。

 難しい言葉がいっぱい書いてあって、知りたい言葉が何でもわかる。

 私にとっては魔法の本。

 ファルネ様に頼めばすぐに辞書は貸してもらえるけれど、告白について調べてるのは知られちゃダメ。

 振られちゃうかもしれないもん。


 私はずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとファルネ様と一緒なの。

 ふられてバイバイするのは嫌。


 だからこっそり調べるんだ。


 もう私も文字を読めるようになったんだから一人でも平気だよ。

 いっぱいいっぱい勉強頑張ったから神殿で暮らすようになって上手に文字を書けるようにもなったよ。

 文字も書けるようになってシリル達に手紙を書いたんだけど、シリルもリベルも文字が読めなかったの。だから文通はできなかったんだ。

 人間は国や時代によって文字がかわるからわからないって言われちゃった。

 シリルがわかるのは古代文字なんだって。


 文字も時代によって違う。文化っていうらしいよ。

 文化はいっぱいあって大変。


 いろいろ難しいね。


 私は本をパラパラめくってコクハクのページにたどり着く。


 あった!あったよ!書いてあった!


「好き」などの想いを伝える事だって。


 好き?


 ………好き?


 どうしよう。どうしよう。どうしよう。

 もう何回もファルネ様に好きって言っちゃった。

 でもまだ振られてないから大丈夫だよね?大丈夫なはず!!!

 これからはコクハクしないように好きって言わないようにしなきゃ。

 私はパタンと本を閉じて元の場所に戻すのだった。




ポイント&ブクマ&誤字脱字報告ありがとうございました!!感謝です!!

後日確認させていただきます!!

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