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私が食事をとる理由

作者: 真浦塚真也

私が食事をとる理由。

それを私が決めるのならば、『生きるため』と答えるでしょう。それでも私が答える『生きる』とは皆のそれとは違うのです。私が言った『生きる』とは、どちらかと言えば『活きる』なのです。


私が食事をとる理由。

それを私が決めるのならば、きっと『へるから』と答えるでしょう。それでも私が答える『へる』とは皆のそれとは違うのです。私が言った『へる』とは、何がと言えば『心が』なのです。


私が食事をとり過ぎる理由。

それを私が決めるのならば、きっと『足りないから』と答えるでしょう。それでも私が答える『足りないから』は皆のそれとは違うのです。私が言った『足りないから』は、量ではなくて感じ方。


私が食事をとり過ぎる理由。

それを私が決めるのならば、きっと『欲しいから』と答えるでしょう。それでも私が答える『欲しいから』は皆のそれとは違うのです。私が言った『欲しいから』は、食事ではないのです、本当です。


私が食後にトイレに向かう理由。

それを私が決めるのならば、きっと『出すため』と答えるでしょう。それでも私が答える『出すため』は皆のそれとは違うのです。私が言った『出すため』は、お尻じゃなくて口からです。


私がトイレで出す理由。

それを私が決めるのならば、きっと『気持ち悪いから』と答えるでしょう。それでも私が答える『気持ち悪いから』は皆のそれとは違うのです。私が言った『気持ち悪いから』はお腹がではなくて心がなのです。


私がこんなことする本当の理由。

それを私が決めるのならば、『分からない』と答えるでしょう。それでも私が答える『分からない』は皆のそれとは違うのでしょうか。私が言った『分からない』は、真実なのです。本当です。


私がこの生活を続ける理由。

それを私が決めるのならば、答えは何になるのでしょう。


私がこの生活を辞める方法。

それを貴方が決めるのならば、答えになんと言ってくれるのでしょう。


私がこんな生活を続ける理由。

それを神様が決めたのならば、私はどうすりゃいいのでしょう。

御覧頂き有り難うございます。評価・感想等頂けると嬉しいです。

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