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参観?


 よく出来るよね、授業参観。

 そんな風に考えて、本日何度目かの溜息。授業参観が憂鬱なんじゃなくて――勿論それもあるけど――テスト前によく出来るよね、って意味でもある。

 授業参観、当日である。

「……最悪……」

 お父さんは忙しいからどうせ来ないと思うけど、他の人から見られるのがあまり得意ではない私にとって、このイベントは迷惑以外の何物でもない。教室にいるのだって数ヶ月でやっと慣れたんだから。 それに、作文なんて、迷惑で、最悪。

 嗚呼、暗くなる。

「どした、顔色悪いよ?」

 なんて、言われるくらい。

「授業参観が憂鬱なだけ」

 と答えると、「だよね、マジやだー」と合わせている。本心かもしれないけれど。

 私は後ろの席から眼を凝らして時計を見る。そしてこれからも散々つくであろう溜息をついた。

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